Sクラスマイバッハの6割は中国へ コンセプトAクラス初披露の様子も

メルセデス・ベンツは、「コンセプトAセダン」のワールドプレミアなどを行なった上海モーターショーの記者会見の模様を映像で公開した。

記者会見では最初にメルセデス・ベンツ中国のニコラス·スピークスCEOが登壇し、中国においてメルセデス・ベンツの販売が好調であることをアピールした。2017年第一四半期には前年比37％アップとなる15万台を販売したとのことで、メルセデスブランドの好調ぶりを印象付けた。

そして、上海モーターショーの目玉となった「コンセプトAセダン」のワールドプレミアでは、ディーター・ツェッチェ会長がカメラに向かって紹介を行った。「メルセデス・ベンツにとってコンパクトモデルの重要性はますます高まっている」と説明し、「中国市場においてもそれは同じである」と上海モーターショーをワールドプレミアの舞台に選んだ背景について述べた。

一方で、ツェッチェ会長は「Sクラス」にとっても中国市場は“お得意さま”であることを明らかにした。
中国市場は現在、メルセデス・ベンツのグローバル販売の1/4を占めているとのこと。さらに「Sクラスについては中国市場が販売の3割を占め、Sクラスマイバッハに至っては6割が中国で売れている」と述べた。

コンパクトカーからSクラスまでがよく売れており、しかも今なお市場が拡大している中国市場。メルセデスが「重要な市場」と強調するのは当然だろう。