アウディは2017年4月18日、上海モーターショーにおいて電気自動車のコンセプトカー「Audi e-tron Sportback concept」を発表した。このデザインスタディモデルはクーペスタイルに320kWの電気駆動システムを搭載した4ドアグランツーリスモとなっていて、2019年には生産バージョンを市場に投入する予定となっている。
グランツーリスモとしてのパッケージは実用性も高いサイドミラーは廃止され、カメラが装備されているコンセプトカーといいつつ、インテリアは市販モデルに近いものとなっているこのe-tronスポーツバックコンセプトは、フロントアクスルにひとつ、リヤアクスルにふたつの電気モーターを設置して4輪を駆動するというシステムを採用している。320kWというパワー(ブーストモードでは370kW)のパワーは、0−100km/hを4.5秒という俊足ぶりを発揮。バッテリーの容量は95kWhで、これは500kmを超える航続距離を実現するものだ。
またそのリチウムイオンバッテリーは水冷式で、前後アクスルの中間床下に配置されている。そのため前後重量配分は52:48となり、それが優れた運動性能と走行安全性を実現。充電はコンバインドチャージングシステムによって、交流/直流の両方で可能ということだ。
ボディサイズは全長4.9m、全幅1.98m、全高1.53m。ホイールベースは2.93mと長く、これが居住性の向上を実現。ホイールサイズは23インチを採用している。
——AUDI AGセールス&マーケティング担当取締役ディエトマー フォッゲンライター氏「ここ上海でAudi e-tron Sportback conceptを初公開したことには意味があります。なぜなら中国は、電気自動車に関して世界をリードする市場であるからです。それは販売面はもちろんのこと、インフラ整備や行政による補助の面でも当てはまります。この国にはすでに約15万の充電ステーションが存在し、2017年末までにはさらに10万か所が増設される予定です。そうした急激な成長に我々も対応しようとしており、今後5年以内に中国で、e-tronモデルを5機種発売する方針です。そのなかにはAudi e-tron Sportback conceptのような、500kmを超える航続を可能にした純粋なバッテリー式電気自動車も含まれています」
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