トヨタから205馬力のヴィッツ！ 2030年を見据えたコンセプトカーも

トヨタ自動車は3月7日にスイスで開幕するジュネーブモーターショーに、2017年モデル「ヤリス」（日本名ヴィッツ）や、そのスポーツ性能を高めた「ヤリス GRMN」、新型コンセプトカー「i-TRAILコンセプト」などを出展すると明らかにした。

今回披露される欧州版ヴィッツことヤリスは、現行モデルに大掛かりな改良が施された改良版。内外装のデザイン変更によりダイナミックなエクステリアと質感の高いインテリアが追求されているとのこと。

スポーティ仕様のヤリスGRMNは、今年WRC（世界ラリー選手権）に参戦中の新型マシン「ヤリスWRC」に通じる特徴が盛り込まれるとのこと。エンジンは1.8リッターのスーパーチャージドユニットが搭載され、205hpを発生する。コンパクトなボディに強力なエンジン。どんな刺激的なクルマになるのか楽しみだ。

クルマの未来を提案するコンセプトカーのi-TRAILは、トヨタ モーター ヨーロッパとトヨタの欧州のデザインスタジオED2が共同で仕上げた1台。パワートレインに未来型の電動駆動システムを搭載し、室内は1人乗りを中心に最大3名が乗れる1+2レイアウトを採用。車体を傾けて曲がっていく“アクティブリーン”技術を盛り込むなど走行面にも革新がみられる。未来のコンパクトカーがどう進化していくか。トヨタのひとつの回答が示される。

このほかにもモータースポーツに参戦するトヨタガズーレーシングのレーシングカーが勢ぞろいする予定だ。ジュネーブモーターショーは規模の大きい見本市とあって、トヨタのやる気が詰まった見応えのある展示となりそうだ。