■新型NXはボディサイズ・エクステリア・インテリア・機能などどう変わった?
2021年10月7日、レクサスは2代目となる新型「NX」を発表しました。日本での発売は同年11月以降を予定しているといいます。
すべてが新しくなった新型NXですが、初代NXと比べてどのような進化を遂げたのでしょうか。
【画像】イケメンSUV「NX」 新旧で変わった部分を写真で見る!(53枚)
初代NXは、2014年7月に発売されました。コンセプトは「Premium Urban Sports Gear」とし、都会を機敏に駆け抜ける高い走行性能と、SUVらしい力強さを兼ね備えているのが特徴でした。
一方で2代目となった新型NXは、生命的な躍動感(Vital)と先進技術(Tech)を融合したスポーツギア「Vital x Tech Gear」を開発コンセプトとし、走り、デザイン、先進技術を全面刷新した次世代レクサスの幕開けを象徴する第1弾モデルとなります。
初代NXのエクステリアは、一目でレクサスとわかるスピンドルグリル、人が乗るキャビンの前後を大胆に絞り込んだ菱形のボディ、力強く張り出したホイールフレアを融合させることでタイヤの存在を強調することでSUVらしさを表現。
新型NXのエクステリアは、スピンドルグリルを起点に大きく張り出しながらリアフェンダーに向かう立体でスピンドルアーキテクチャーを深化させ、リニアな走りを表現しています。
加えて、フロントフェンダーからキャビンに駆け上がる立体がリアフェンダーに向かう立体と交差し融合する造形とすることで、レクサスの独自性を追求しました。
とくに、見た目の変更として、初代NXではヘッドライトとウインカーが分割されていましたが、新型では一体化。リアでは、初代NXのリアコンビネーションランプは左右分割式でしたが、新型NXでは中央に配置した一文字ランプと左右L字型ランプを採用することで新型NX独自の個性を追求しました。
ボディサイズ(先代比)では、全長4660(+20)mm×全幅1865(+20)mm×全高1660(+15)mm、ホイールベース2690(+30)mmと新型NXは全体的に拡大しています。
インテリアにおいて、初代NXは「Premium Urban Sports Gear」を感じさせる構造美と素材感を、センタークラスターのフレームなど金属質感のダイナミックな骨格と革調素材の構成で具現化。
そのほか、タッチパッドを用いた新型リモートタッチ、レクサス初のワイヤレス充電「おくだけ充電」、および運転に必要な情報をウインドシールドガラスの視野内に投影するカラーヘッドアップディスプレイなどの利便性を高める機能を備えていました。
新型NXのインテリアは、2019年に発表したコンセプトカー「LF-30 Electrified」で発表した新たなコックピットデザイン「Tazuna Concept」に基づいています。
人が馬を操る際に使う「手綱」に着想を得て、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビゲーションやオーディオ、ドライブモードセレクトなど、各種機能の制御が可能な空間を実現しています。
また、新型NXでは大型のタッチディスプレイを採用し、多くの機能をディスプレイ内のソフトスイッチに集約。
さらに、ヘッドアップディスプレイとステアリングのタッチセンサースイッチを組み合わせた新たな操作方法「タッチトレーサーオペレーション」を採用しました。
運転支援面では、初代NXに「全車速追従機能付レーダークルーズコントロール」と「アイドリングストップ」との連携機能をレクサスに初採用しました。
これはレーダークルーズコントロール作動時に停車した場合、前車の発進を感知してエンジンが自動で再始動し、ドライバーによる発進操作をサポートするなど、利便性と環境性能を両立しています。
さらに、レクサス初導入の左右確認サポート付パノラミックビューモニターや夜間にコーナーの先を広く照らすLEDコーナリングランプなどがドライバーの安全運転をサポートするなど、当時のレクサス初の技術が投入されました。
新型NXでは、進化した「Lexus Safety System +」を採用。ミリ波レーダーおよび単眼カメラの検知範囲拡大により、各機能の性能向上や一般道での支援をおこなう新機能を追加。ウインカー操作に応じた予備加速・減速も可能としています。
さらに、ドアの開閉を電子制御でおこなう「e-ラッチシステム」と「ブラインドスポットモニターセンサー」を連動させた安心降車アシスト(ドアオープン制御付)が、安全/安心な降車をサポート。
また、交差点での支援を拡大し、交差する車両や、右折時に前方からくる対向直進車、右左折時に前方から接近する横断歩行者/自転車運転者との衝突回避を支援する「交差点衝突回避支援(出合頭車両)」をレクサス初採用しました。
■モデル末期といいつつも、まだまだ商品力は健在か?
ラインナップおよびパワートレインでは、初代NXにターボエンジンを搭載した「NX200t(マイナーチェンジでNX300に変更)」と、ハイブリッドシステム搭載の「NX300h」を設定することで、アクティブな走りと優れた環境性能を両立していました。
ターボ車は、2リッターターボエンジンに最適な燃焼効率を実現するD-4STを採用することで、低回転域から強大なトルクを発生させ、滑らかで爽快な加速フィーリングを生み出しています。
ハイブリッド車は、熱効率を追求した2.5リッターアトキンソンサイクルエンジンと高トルクモーターを内蔵したハイブリッドトランスミッションを組み合わせ、当時のクラストップレベルの低燃費となる21.0km/L(JC08モード)を実現。
新型NXでは、2.5リッター直列4気筒プラグインハイブリッドシステムを搭載する「NX450h+」、2.5リッター直列4気筒ハイブリッドシステムを搭載する「NX350h」、2.4リッター直列4気筒ターボを搭載する「NX350」、2.5リッター 直列4気筒自然吸気を搭載する「NX250」をラインナップ。なお、ハイブリッド車の燃費(WLTCモード)は、19.9/Lから22.2km/Lを実現しています。
とくにNX450h+は、レクサス初のPHEVとして大容量・高出力リチウムイオンバッテリー、フロント・リヤモーターを搭載。
リチウムイオンバッテリーは高い総電力量18.1kWhを備え、クラストップレベルのEV走行可能距離約90kmと十分なパワーを両立しています。
また、PHEVやHVでは、アクセサリーコンセントを使用した非常時給電システムで、クルマから外部に給電が可能です。
加えてPHEVでは、ヴィークルパワーコネクターを使用したAC外部給電システム(EV給電モード/HV給電モード)でクルマから外部に給電できます。
※ ※ ※
それぞれの価格は、2014年当時の初代NXは「NX200t」が442万円から518万円、「NX300h」が492万円から582万円。
新型NXでは、「NX250」が455万円から570万円、「NX350」が599万円、「NX350h」が520万円から635万円、「NX450h+」が714万円から738万円です。
なお、新型NXの納車時期に関してホームページ上では「新型NXにつきまして、これからご購入をいただく場合は、半年以上の期間お待ちいただく状況です」とアナウンスしています。
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