横浜ゴムは、北海道旭川市のタイヤテストコース「北海道タイヤテストセンター(TTCH)」の屋内氷盤試験場に、国内最大級の全長約100メートルの冷媒装置を備えた試験路面を設置したと発表した。氷の表面温度はマイナス10度から0度まで制御できる。冬用タイヤや、スタッドレスタイヤの開発に必要な0度付近の高温域から低温域までさまざまな氷上路面で安定した試験をできるようにした。
新たな冷媒装置は、初冬の外気温の影響を受けずに氷盤路面を作ることができる。これにより、氷上制動試験の開始時期を早めるなど開発期間の自由度を向上させる。スタッドレスタイヤからスタッドタイヤ、オールシーズンタイヤまで、さまざまなカテゴリーに対応した冬タイヤの開発を効率化する。
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