老化を最初に自覚できるのは視力の衰え
国民の4人に1人が65歳以上という、少子高齢化時代を迎えている日本。
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運転免許の保有者数で見てみると、平成28年末の運転免許保有者数は、約8,221万人で、そのうち75歳以上の免許保有者数は約513万人=6.24%という割合だ(75歳以上の人口の約3人に1人)。
この割合は、今後毎年7%前後増加する見込みとなっている。こうした時代に、加齢に伴う高齢者の身体的特性はどう変わっていくのかを知っておくことは非常に重要といえる。
内閣府の交通安全白書によると、「高齢者は加齢により、動体視力の低下や複数の情報を同時に処理することが苦手になったり、瞬時に判断する力が低下したりするなどの身体機能の変化により、ハンドルやブレーキ操作に遅れが出ることがあるなどの特性が見られる」とその特徴が書かれている。
これらに対し、具体的にどう向き合えばいいのかを考えてみよう。まず、老化による影響が最初に自覚できるのが視力の衰え。中高年になると、暗くなったときにモノが見えづらくなったと思う人が多いはず。
これは水晶体の濁り(白内障)の影響もあるが、眼鏡が合わなくなってきている可能性も高い。65歳以上のドライバーは、年に1度、できれば半年に1度は眼科医で検診を受け、運転専用の眼鏡を作ることが肝要だ。
近場でもカーナビを使うことが安全に繋がる!
また視力だけでなく、老化と共に視野も狭まり、見落としが増えたり動いているものが見えにくくなってくるので、それを補うために、安全確認をするときは、頭を左右に振って周囲を見ることを習慣にしたい。
さらにできれば、できるだけ夜間のドライブを避けることも、事故を防ぐのに有効な対策となる。判断が遅れる、反応が鈍いということに関しては、近場でもカーナビを使うのもひとつの手。カーナビの音声案内を利用することで、「あっ、ここだった」といった判断の遅れをフォローが期待できる。あとはできるだけ慣れた道を走り、交通量が多い時間は避けたほうが、余裕を持って運転できるのでおすすめ。
車両感覚が鈍くなったという人は、コーナーセンサーやバックモニターなどの運転支援装置を頼るのがベスト。できれば、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)やペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライト(オートライト)が備わった、「サポカーS」(安全運転サポート車)に乗り換えると安心度が増す。
あとは基本的なことだが、ドライビングポジションを見直すことも肝心。老化に従い体型も変わるし、背も縮む。にもかかわらず、乗降性を優先して、ハンドルやペダルまでの位置が遠く、シートポジションを高くして、目線が非常に近くなっている高齢者が多いので、よりリラックスできて、操作しやすく、目線が遠くになるようなポジションに手直しするのも、安全運転に必要なこと。
高齢運転者標識(シルバーマーク、高齢者マーク)をクルマの前後に貼って走るのも、自衛につながる。もうひとつ、できるだけ単独ドライブではなく、家族などの同乗者がいると、見落としや判断の遅れをフォローしてもらえるので、リスクの軽減にもつながるだろう。そして、家族から「あなたの運転は危ない」といわれだしたら、免許の返納も真剣に考える時期かもしれない……。
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みんなのコメント
シルバーマークを貼って運転しているガンさんが想像できない。