現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【スーパーカー年代記 002】ランボルギーニ ミウラの歴代モデルを振り返る

ここから本文です

【スーパーカー年代記 002】ランボルギーニ ミウラの歴代モデルを振り返る

掲載 更新
【スーパーカー年代記 002】ランボルギーニ ミウラの歴代モデルを振り返る

クルマ好きなら一度は憧れたことのあるスーパーカー。その黎明期から現代までをたどる連載企画。第2回目となる今回は、前回に引き続き「ランボルギーニ ミウラ」の歴代モデルを紹介する。

ランボルギーニ ミウラ(1967~1975年)
前回紹介したミウラ 400SVは、いわばミウラの集大成的モデルであったが、それ以前や以降にもミウラのバリエーションは存在する。その中から、代表的なモデルをいくつか紹介しておこう。

【くるま問答】アイドリングストップ機能はよいことばかりではない。OFFスイッチはいつ使う?

ミウラ P400
ミウラのお披露目から1年後の1967年、初の市販モデルとなったのがP400。ダラーラが開発したシャシにガンディーニがデザインしたボディを架装したものだが、スタイルの美しさは別格で、FRが当たり前だった時代に新風を吹き込んだと絶賛された。4LのV12をミッドに横置きするレイアウトはFFのMINIから着想したと言われる。

エンジンはウエーバー製の3チョークキャブレター×4基で350psを発生。車重は1075kgで最高速度は290km/hに達した。ただ、前42:後58の重量配分、前後同サイズのタイヤなどがハンドリングを阻害し、リアがブレイクすると制御困難に陥ったとも言われる。それでもアウトストラーダ(太陽道路)で250km/h巡航を楽にこなす実力は、元祖スーパーカーの名に恥じないものだった

ミウラ P400S
車名の末尾に付けられたSは、スピント=チューニングを表す。1969年に登場したミウラ 400Sは、エンジンは燃焼室形状の改良による圧縮比アップ、インテークマニフォールド径の拡大といったチューニングにより最高出力は370psまでパワーアップしている。

また居住性にも配慮したのがSの特徴で、パワーウインドーを標準装備するほかエアコンも装着可能となった。オーバーヘッドコンソールが装備されたのも、このP400Sからだ。P400SVに移行するまでに約140台が生産された。

ミウラ SVR
ミウラをベースに作られた実験車両が「J(イオタ)」というのはスーパーカー好きには有名な話。P400をベースにイオタ・レプリカのSVJに改装し、レカロ製シート、BBS製ホイール、ウルフ仕様カウンタックのリアウイングなどを装着したワンオフモデルがミウラ SVRだ。

本物のイオタはエンジンをドライサンプ化し、圧縮比とカムを変えて、パワースペックは440ps/8800rpmまでチューンされていたというが、このSVRの詳細に関しては不明だ。それにしてもワイドタイヤを履かせるためのリアの超ワイドフェンダーや、2m近い全幅の迫力ある姿はただ者ではない。

[ アルバム : ランボルギーニ ミウラの歴代モデル はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

いすゞとUDトラックス、ジャパントラックショー2024に共同で出展へ
いすゞとUDトラックス、ジャパントラックショー2024に共同で出展へ
レスポンス
新型ヴェゼルがビッグマイナー! 新グレードも!
新型ヴェゼルがビッグマイナー! 新グレードも!
グーネット
やっぱりダイハツ不正の影響は大きい! 2023年度の新車販売台数ランキング「盤石のクルマ」と「急落したクルマ」
やっぱりダイハツ不正の影響は大きい! 2023年度の新車販売台数ランキング「盤石のクルマ」と「急落したクルマ」
WEB CARTOP
レッドブルF1、注目集まる2025年ドライバーラインアップ決定は”シーズン終盤”に「我々は今のペアで満足」
レッドブルF1、注目集まる2025年ドライバーラインアップ決定は”シーズン終盤”に「我々は今のペアで満足」
motorsport.com 日本版
ダイハツの「軽バン」は何に使える? 「車中泊好き」オジサンにピッタリ!? フラットフロアできる「アトレー」とは
ダイハツの「軽バン」は何に使える? 「車中泊好き」オジサンにピッタリ!? フラットフロアできる「アトレー」とは
くるまのニュース
ロイヤルエンフィールド「INT650」 ブラックアウトされたエンジンを採用したDarkグレードを追加し発売
ロイヤルエンフィールド「INT650」 ブラックアウトされたエンジンを採用したDarkグレードを追加し発売
バイクのニュース
最高に便利なアイデア! 大事なギアを保護して、スッキリ収納にも役立つ b/c 「CRUMM CR」【車に積みたいアウトドアアイテム】
最高に便利なアイデア! 大事なギアを保護して、スッキリ収納にも役立つ b/c 「CRUMM CR」【車に積みたいアウトドアアイテム】
月刊自家用車WEB
佐藤琢磨が日本人初のインディカーウイナーとして殿堂入り。初優勝の地ロングビーチに記念板が埋め込まれる
佐藤琢磨が日本人初のインディカーウイナーとして殿堂入り。初優勝の地ロングビーチに記念板が埋め込まれる
AUTOSPORT web
ボルボ EX30【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
ボルボ EX30【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【お出かけ情報】GWは“もてぎ”が熱い!!「働くクルマ大集合‼」など家族で一日楽しめるイベントが盛り沢山!
【お出かけ情報】GWは“もてぎ”が熱い!!「働くクルマ大集合‼」など家族で一日楽しめるイベントが盛り沢山!
carview!
ヤマハ「XSR900」もマルボロ(っぽい)カラーに! ブラックも新色でXSR900 GPと同時発売
ヤマハ「XSR900」もマルボロ(っぽい)カラーに! ブラックも新色でXSR900 GPと同時発売
WEBヤングマシン
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年4月20日時点
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年4月20日時点
カー・アンド・ドライバー
ホンダが「新型SUV」発表!  トヨタ「ハリアー」サイズの「“クーペ”ボディ」採用! 斬新デザインがカッコイイ「e:NS2」中国で予約受付開始へ
ホンダが「新型SUV」発表! トヨタ「ハリアー」サイズの「“クーペ”ボディ」採用! 斬新デザインがカッコイイ「e:NS2」中国で予約受付開始へ
くるまのニュース
ホンダの“原付二種”スポーツネイキッド「CB125R」に2024年モデル登場! 新設計メーターは視認性抜群!! 新色のブルーがさわやかです
ホンダの“原付二種”スポーツネイキッド「CB125R」に2024年モデル登場! 新設計メーターは視認性抜群!! 新色のブルーがさわやかです
VAGUE
「マジでカッコいい!」トヨタの大型SUV「新型フォーランナー」に高評価の声! 超タフな「次期型ハイラックスサーフ」のデザインに寄せられた反響とは
「マジでカッコいい!」トヨタの大型SUV「新型フォーランナー」に高評価の声! 超タフな「次期型ハイラックスサーフ」のデザインに寄せられた反響とは
くるまのニュース
サーキットはもちろん、日常のアシとしても魅力的! 「ヒョンデ・IONIC 5 N」試乗インプレッション
サーキットはもちろん、日常のアシとしても魅力的! 「ヒョンデ・IONIC 5 N」試乗インプレッション
月刊自家用車WEB
スズキ「バーグマンストリート125EX」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
スズキ「バーグマンストリート125EX」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
どうせ乗るなら、悪路に強くてカッコいい車がいい! アウトドアカーの代名詞的な三菱 デリカD:5がベースのキャンパー
どうせ乗るなら、悪路に強くてカッコいい車がいい! アウトドアカーの代名詞的な三菱 デリカD:5がベースのキャンパー
月刊自家用車WEB

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村