心臓部は高回転型のRB26改2.7L+T88-33Dタービン仕様!
純正然としたスタイリングに600馬力の強心臓を換装
「見た目はノーマル風のZ31だけど・・・本気オーラは隠せてません!」直線番長を狙って600馬力オーバーのフルチューンRB26を搭載!
ドラッグレースを中心に、ハイパワーチューンにかけては無類の強さを誇るブラックライン。このZ31は、そんな同社が手がけたドラッグ&ストリート仕様となる。
Z31は日本がバブルに向かう1983年にデビューしたこともあり、豪華装備に加えてモデル設定は非常に多い。エンジンだけを見ても、前期・後期を通してVG20ET、VG30ET、VG30DE、RB20DETというラインナップを誇った。今回取材したZ31のベースは、前期のナローボディでRB20DET搭載モデルだ。
エンジンは、HKS製の鍛造ピストンとライジング製のH断面コンロッドで強化したRB26改2.7Lへと換装。高回転での伸びが鈍るストロークアップを嫌い、あえて87φピストンでのボアアップという方向性を選んでいるのがいかにもドラッグ仕様らしい。
タービンはトラストのT88-33Dで、最大ブースト1.5キロ時に600psオーバーを発揮。インタークーラーはGT-Rサイズを組み込んで過給時の加熱を取り除く。
エキゾースト環境はブラックラインによるワンオフ品を装備。ドラッグ仕様ではあるが、実用域でのトルク確保と抜けの良さも追求して製作したという。
足回りは、ストリート仕様でありながらもセットアップはかなりドラッグに傾倒したものとなる。トラクションのかかりにくいリヤのセミトレーディング式サスは、セットアップ幅を広げるためトラストのショックアブソーバーを流用し、コイルオーバー式へと変更。スプリングレートはフロント5kg/mm、リヤ3kg/mm。加速に合わせて荷重がリヤへと瞬時に移動し、トラクションを高める仕様だ。
室内のミラー位置にはブラックラインで製作されているミラーメーターホルダーを設置。視認性に優れ、ファッション性も非常に高いことから人気となっているメニューだ。製作や対応車種に関しては要問い合わせとのこと。
快適装備はしっかりと残し、LSDもアクセルオフ時には引きずりの少ないクスコのRSを採用するなど、十分なコンフォート性を持たせたZ31。外観は至ってノーマル風だが、只者ではないオーラを隠しきれていないその佇まいは、まさにリアルチューンドのそれだ。
●問い合わせ:ブラックライン 埼玉県川越市下広谷690-1 TEL:049-239-6667
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みんなのコメント
もしもグレード名を付けるとしたら
これは260ZRになるのかな?