現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「これが働く軽トラの未来なのか!?」メーカーが本気で作ったアクティトラック改がヤバすぎる!

ここから本文です

「これが働く軽トラの未来なのか!?」メーカーが本気で作ったアクティトラック改がヤバすぎる!

掲載 更新 122
「これが働く軽トラの未来なのか!?」メーカーが本気で作ったアクティトラック改がヤバすぎる!

キュートなルックスとは裏腹に走行性能はまさしくスポーツトラック!

ホンダアクセスの社員たちが製作した魔改造トラックに試乗してみた

「これが働く軽トラの未来なのか!?」メーカーが本気で作ったアクティトラック改がヤバすぎる!

東京オートサロン2017において、業界内での評判が異様に高かった出展車両が、このHA9型アクティベースの変わり種カスタム『T880』。製作したのは、ホンダ純正のアクセサリーメーカーとして知られる“ホンダアクセス”の社員(有志)達によって構成される『N lab.』だ。

「仕事はカッコ良く」をコンセプトに手が入れられたエクステリアは、ボディカスタムの複合技で大変身! チョップドルーフ化やワイドフェンダー加工、スムージングなど、あらゆる技が盛り込まれている。

ベースとなるアクティはミッドシップの軽トラック。荷台の下に搭載されたエンジンは、アクティ純正(E07Z)のシリンダーブロックにバモスターボの腰下パーツやヘッド、タービンまで流用。ECUの配線加工をはじめ、作業はワンオフの連続となり、エンジン始動までの道のりは当初の想定より険しかったそうだ。

室内も凄まじい。ダッシュボードはアクティトラックをベースに、追加メーター埋め込み&パネル化で大胆にイメチェン。このパネルは3Dプリンターで出力することで、手軽にイメージを形に落とし込んでいる。ステアリングもスポーティな角度に変更。ミッションはアクティ純正だとギヤ比が合わず、すぐに吹けきってしまうためビートの純正5速MTに換装されている。

ルーフを150mm切り下げ加工してFRPで製作しているため、キャビンにはロールケージを組んで剛性を確保。足回りにも補強バーが追加され、ボディはスポーツカー並みの強靭さを誇る。

シートには腰をサポートする形状で作られたクッションも用意。想像以上にホールド性が高く、腰痛持ちにも優しいとか!? キャビン背面のセンターに設けられた溝は荷台にバイクを積載する際のタイヤ受けだ。

荷台部分も拘り満載だ。荷物の載せ降ろしが楽になるよう、テールゲートは縦開きと観音開きの2パターンで開閉可能。バイクも積載できるようにキャビン後部にはタイヤが収まるスペースを設けているのも実用スペックのひとつだ。センター出しのマフラーは、250ccバイク用の廃材をベースにワンオフしたものだという。

フェンダーをワイド化した上で、14インチのRSワタナベに引っ張りタイヤを履かせてインストール。サスペンションは市販のダウンスプリングと、専用セッティングされたショックの組み合わせ。フロントブレーキはウィルウッド製キャリパーに変更、リヤも他車種流用によってディスク化されている。


この魔改造Kトラに試乗したOPTIONグループ総帥のDaiこと稲田大二郎は「ソフトな足なのにすごく安定する。ワイドトレッド化が奏功しているのだろう。そして速い! 室内は多連メーターやステアリング位置の関係でスポーツライクなんだけど、シフトレバーが長くてトラックを運転している気分も味わえる。本当に色々なアイディアがミックスしていて面白いし楽しい! もう傑作だね。ホンダもこういうの市販してくれれば、若者は乗るんじゃないの?」と絶賛。


見れば見るほど実用面まで考え抜かれたメイキングに圧倒されるが、こうした本気の遊び心を自動車メーカーやその関連企業が示してくれるのは非常に嬉しいこと。いつの日か…と期待せずにはいられない。

●取材協力:ホンダアクセス 埼玉県新座市野火止8-18-4 TEL:0120-663521

こんな記事も読まれています

日産 "武士の甲冑" デザインの新SUV公開 「キャシュカイ」改良新型、欧州で今夏発売へ
日産 "武士の甲冑" デザインの新SUV公開 「キャシュカイ」改良新型、欧州で今夏発売へ
AUTOCAR JAPAN
スズキ「カプチーノ」や「アルトワークス」が激走! 軽自動車だけで争う200分の戦い「東北660耐久レース」が開幕
スズキ「カプチーノ」や「アルトワークス」が激走! 軽自動車だけで争う200分の戦い「東北660耐久レース」が開幕
Auto Messe Web
「ガンディーニ追悼」に初の「アメリカンヘリテージ」の企画など大人が楽しむ「オートモビルカウンシル2024」閉幕。過去最高の3万9807人が来場しました
「ガンディーニ追悼」に初の「アメリカンヘリテージ」の企画など大人が楽しむ「オートモビルカウンシル2024」閉幕。過去最高の3万9807人が来場しました
Auto Messe Web
【殺人チャイルドシート】 違法チャイルドシート買った人に返金はある? アマゾンと楽天の対応は?
【殺人チャイルドシート】 違法チャイルドシート買った人に返金はある? アマゾンと楽天の対応は?
AUTOCAR JAPAN
高速SA・PAのNo.1「ハイウェイめし」決定! 「高級志向にしたくない」担当者の思い  1位のメニューは“ごはんノンストップ”!?
高速SA・PAのNo.1「ハイウェイめし」決定! 「高級志向にしたくない」担当者の思い 1位のメニューは“ごはんノンストップ”!?
乗りものニュース
海外ライターF1コラム:24戦の理不尽なカレンダーが招く問題。人材不足が深刻化、“根無し草感”で疲弊するドライバー
海外ライターF1コラム:24戦の理不尽なカレンダーが招く問題。人材不足が深刻化、“根無し草感”で疲弊するドライバー
AUTOSPORT web
スズキが「謎のクルマ」実車公開! めちゃゴツい“骨組み”に「Sマーク」装着! “強靭な構造”で未来を支える「新型ユニット」に期待!
スズキが「謎のクルマ」実車公開! めちゃゴツい“骨組み”に「Sマーク」装着! “強靭な構造”で未来を支える「新型ユニット」に期待!
くるまのニュース
マツダ、2024年スーパー耐久シリーズに3台で参戦
マツダ、2024年スーパー耐久シリーズに3台で参戦
レスポンス
マイチェンしたいすゞ・ギガが2024年問題の救世主に! 低床3軸でドライバーの負担も軽い
マイチェンしたいすゞ・ギガが2024年問題の救世主に! 低床3軸でドライバーの負担も軽い
WEB CARTOP
ポルシェ963最新ファクトリーの利点を語るロッテラー「ピット作業のスピードと精度が上がった」
ポルシェ963最新ファクトリーの利点を語るロッテラー「ピット作業のスピードと精度が上がった」
AUTOSPORT web
SPKがシミュレーター機材の研究施設「シミュレーターラボ」を開設 企業や行政、eスポーツイベントに場所提供も
SPKがシミュレーター機材の研究施設「シミュレーターラボ」を開設 企業や行政、eスポーツイベントに場所提供も
くるまのニュース
トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
レスポンス
なんで芝生が燃え広がったんだ?? FIA、F1中国GPの火災再発防止のため詳細な調査を実施へ
なんで芝生が燃え広がったんだ?? FIA、F1中国GPの火災再発防止のため詳細な調査を実施へ
motorsport.com 日本版
レクサスが考えるアウトドアライフは上質だった──新型NX350“OVERTRAIL”試乗記
レクサスが考えるアウトドアライフは上質だった──新型NX350“OVERTRAIL”試乗記
GQ JAPAN
スプリント予選4番手は「妥当な位置」とフェルスタッペン。雨でタイヤ熱入れに苦しむ|F1中国GP
スプリント予選4番手は「妥当な位置」とフェルスタッペン。雨でタイヤ熱入れに苦しむ|F1中国GP
motorsport.com 日本版
新型「ランドクルーザー」なぜカクカクに? 徹底的に「悪路」重視のカタチとは
新型「ランドクルーザー」なぜカクカクに? 徹底的に「悪路」重視のカタチとは
乗りものニュース
トヨタ、ランドクルーザー新型“250”シリーズの特別仕様車“First Edition”を限定8000台発売
トヨタ、ランドクルーザー新型“250”シリーズの特別仕様車“First Edition”を限定8000台発売
AUTOSPORT web
ガスリー、FP1でトラブルに見舞われパワーユニット交換。しかし予選アタックには満足「期待よりもポジティブ。今後も仕事を続けていかないと!」
ガスリー、FP1でトラブルに見舞われパワーユニット交換。しかし予選アタックには満足「期待よりもポジティブ。今後も仕事を続けていかないと!」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

122件
  • フェンダーワイド化てことは、もう軽ではないですよね?
  • 浅間ヒルクライムにも来ていました。
    2年後にアクティの生産終了が決定するとは当時は思わなかったでしょうね、残念!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

79.0126.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

8.9311.8万円

中古車を検索
アクティトラックの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

79.0126.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

8.9311.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村