BMWはこのほど、2020年内に市場導入を予定しているピュアEVの新型SUV「BMW iX3」に採用する「BMWエアロダイナミックホイール」を公開した。
従来のアルミホイールより15%の軽量化も実現
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このアルミホイールには、V字型スポーク部分に個別に設計されたプラスチック製のインサートを装着することで、高い空力性能を実現。現行「X3」と比べて空気抵抗が約5%削減できるだけでなく、従来の一般的なアルミホイールよりも15%軽量なのが特徴だ。
これによりバッテリーの“電費”は、これまでの一般的なホイールを装着する車両に比べて約2%削減できることが同社の実験で明らかとなった。この新型ホイールを装着する「iX3」のプロトタイプの場合、電費は0.4kWh/100kmをマーク。この値はこれまでの一般的なアルミホイールを装着した場合より、10km長く走れることになる。
プラスチックのインサートはさまざまなカラーに塗装することができ、ユーザーの好みに合わせてポリッシュ仕上げやマット仕上げにすることも可能だ。さらにひとつのホイールに、複数のカラーや仕上げを施すこともできるので、スタイリングパーツとのコーディネイトの幅が広げられる。
年内に市場導入が予定されている「iX3」には、第5世代の「BMW eテクノロジー」を採用。286hp/400Nmを引き出すモーターとエネルギー容量74kWhのバッテリーが搭載され、最高で440kmの航続距離を実現する。ちなみにこの「iX3」に続き、2021年には「BMW i4」や「BMW iNEXT」が新世代EVラインナップに加わる予定だ。
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