現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「アルファード」より上質! 想像以上に「静か!」な新型グランエースの魅力

ここから本文です

「アルファード」より上質! 想像以上に「静か!」な新型グランエースの魅力

掲載 更新 3
「アルファード」より上質! 想像以上に「静か!」な新型グランエースの魅力

■想像以上に「静か!」なグランエースの魅力とは

 すでにフィリピンやタイ、オーストラリアなどで先行販売されている「ハイエースより一回り大きいグランエース」が日本でも発売となりました。

アルファードを超える? トヨタが新型高級ミニバン「マジェスティ」発表!

 すでに公開されているデザインを見て頂ければ解る通り、ハイエースに短いノーズを加えたようなシルエットです。当初、あまりに大きいため日本では売らないと思われていたものの、案外早いタイミングでリリースされました。

 しかし、トヨタとしても「用途が限られますね」と判断したのでしょう。海外ではロング&ハイルーフボディや、さまざまなシートアレンジのグランエースが売られていますが、日本仕様はショートボディ&ロールーフボディのみの展開です。

 豪華なセパレートシートを配したVIP送迎用のモデルから販売することにしたようです。これなら確実な需要を見込めます。

驚くことに一番小さいボディでも、全長5300mm×全幅1970mあります。ハイエースのスーパーロング&ワイドボディが全長5380mm×全幅1880mmです。

 ハイエースシリーズでもっとも長いボディは全長5915mmあり5列シートの17人乗りです。日本で乗ろうとすると中型免許が必要になりますが、多人数乗車仕様も出したら売れるではないでしょうか。

 さっそく、グランエースの試乗といきましょう。Dレンジをセレクトして走り出すと、拍子抜けするくらい「静か!」。

 パワー感だって十分。ハイエースの兄弟ということもあり、ディーゼル商用車らしさ満点かと思っていたら、乗用車と全く同じレベル。厚い窓ガラスまで使い遮音対策をしっかりおこなったといい、早くも筆者(国沢光宏)は驚いてしまっています。

 もっと素晴らしいのがボディ剛性。ハイエースのように走り出した途端、ボディのブルブル感に付き合うかと予想していたものの、「アルファード」よりガッシリしていて上質です。

 加えてリアサスペンションが滑らかに動いていて、乗り心地の良さはアルファードを凌ぐほど。サスペンションストロークが長いためミニバンなのに猫のような足。

 猫に乗ったことはないですが。2人まで送迎出来るクルマとして考えたら世界一は、ロールスロイス。でも3人以上同時に送迎しようとしたら、グランエースより快適で乗り心地の良いクルマを知らない。

 デザインは少し寂しいけれど、室内に入ってしまうと超一流ホテルの送迎用車として使ってもユーザーは満足すると思います。

■「6人乗り」と「8人乗り」どちらが良い?

 グランエースのシート展開は、6人乗りのリア4席はゴージャスなセパレートタイプ。最近フルフラットが普通になった国際線のビジネスクラスにこそ届かないものの、国内線のプレミアムシートや、新幹線のグランクラスと同等の快適性を持っています。

 アルファードの2列目シートとも引き分けます。成田から都内のホテル程度の移動であれば快適至極です。

 8人乗りの4列シートは、に6人乗り仕様よりスペックダウンした2列目シートとなります。そして、後ろに行くにしたがってゴージャスさの薄いシートになっていくのです。

 8人乗ると荷物を積むスペースが不足するため、短距離で6人乗せる送迎車という感じ。ビジネスユースとして考えたら少し中途半端かもしれず、むしろ11人乗りが欲しいかも。

電子制御系は自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)がレーダー+カメラのシステムで夜の歩行者も対応。アダプティブクルーズコントロールは停止前に解除される一世代前のスペック。

 しかし、送迎時ではドライバーがプロなので問題無いと思います。ということで送迎車としては素晴らしいクルマに仕上がっており、販売が好調ならば11人乗りのファミリーユースなど設定して欲しいです。

こんな記事も読まれています

シェイクダウンはオジエが最速発進。トヨタ1-2にヒョンデ勢が続く/WRC第4戦クロアチア
シェイクダウンはオジエが最速発進。トヨタ1-2にヒョンデ勢が続く/WRC第4戦クロアチア
AUTOSPORT web
韓国勢が大健闘 合理的な「兄弟」モデル:ヒョンデ・コナ・エレクトリック キア・ニロ EV お手頃EV 12台比較(5)
韓国勢が大健闘 合理的な「兄弟」モデル:ヒョンデ・コナ・エレクトリック キア・ニロ EV お手頃EV 12台比較(5)
AUTOCAR JAPAN
安い? 高い? トヨタ新型「ランクル250」は520万円から!「無骨すぎて」カッコいい!? 原点回帰モデルに反響集まる
安い? 高い? トヨタ新型「ランクル250」は520万円から!「無骨すぎて」カッコいい!? 原点回帰モデルに反響集まる
乗りものニュース
【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第3回】温かい歓迎を受けた春の鈴鹿。悔やみきれないミスと、1ストップ戦略で得た自信
【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第3回】温かい歓迎を受けた春の鈴鹿。悔やみきれないミスと、1ストップ戦略で得た自信
AUTOSPORT web
レッドブルF1は2025年も現在のコンビを継続か。パフォーマンスを改善したペレスがシート争いをリード
レッドブルF1は2025年も現在のコンビを継続か。パフォーマンスを改善したペレスがシート争いをリード
AUTOSPORT web
初の中国GPに臨む角田裕毅。手強い週末を予想も「自信はある。Q3進出と入賞を狙いたい」/F1第5戦
初の中国GPに臨む角田裕毅。手強い週末を予想も「自信はある。Q3進出と入賞を狙いたい」/F1第5戦
AUTOSPORT web
ゴツすぎる新型「“軽”SUV」実車公開! ワイド化&オシャグレーがカッコイイ! まるで装甲車なスズキ「ハスラー」に反響も
ゴツすぎる新型「“軽”SUV」実車公開! ワイド化&オシャグレーがカッコイイ! まるで装甲車なスズキ「ハスラー」に反響も
くるまのニュース
日産 "武士の甲冑" デザインの新SUV公開 「キャシュカイ」改良新型、欧州で今夏発売へ
日産 "武士の甲冑" デザインの新SUV公開 「キャシュカイ」改良新型、欧州で今夏発売へ
AUTOCAR JAPAN
スズキ「カプチーノ」や「アルトワークス」が激走! 軽自動車だけで争う200分の戦い「東北660耐久レース」が開幕
スズキ「カプチーノ」や「アルトワークス」が激走! 軽自動車だけで争う200分の戦い「東北660耐久レース」が開幕
Auto Messe Web
「ガンディーニ追悼」に初の「アメリカンヘリテージ」の企画など大人が楽しむ「オートモビルカウンシル2024」閉幕。過去最高の3万9807人が来場しました
「ガンディーニ追悼」に初の「アメリカンヘリテージ」の企画など大人が楽しむ「オートモビルカウンシル2024」閉幕。過去最高の3万9807人が来場しました
Auto Messe Web
【殺人チャイルドシート】 違法チャイルドシート買った人に返金はある? アマゾンと楽天の対応は?
【殺人チャイルドシート】 違法チャイルドシート買った人に返金はある? アマゾンと楽天の対応は?
AUTOCAR JAPAN
高速SA・PAのNo.1「ハイウェイめし」決定! 「高級志向にしたくない」担当者の思い  1位のメニューは“ごはんノンストップ”!?
高速SA・PAのNo.1「ハイウェイめし」決定! 「高級志向にしたくない」担当者の思い 1位のメニューは“ごはんノンストップ”!?
乗りものニュース
海外ライターF1コラム:24戦の理不尽なカレンダーが招く問題。人材不足が深刻化、“根無し草感”で疲弊するドライバー
海外ライターF1コラム:24戦の理不尽なカレンダーが招く問題。人材不足が深刻化、“根無し草感”で疲弊するドライバー
AUTOSPORT web
スズキが「謎のクルマ」実車公開! めちゃゴツい“骨組み”に「Sマーク」装着! “強靭な構造”で未来を支える「新型ユニット」に期待!
スズキが「謎のクルマ」実車公開! めちゃゴツい“骨組み”に「Sマーク」装着! “強靭な構造”で未来を支える「新型ユニット」に期待!
くるまのニュース
マツダ、2024年スーパー耐久シリーズに3台で参戦
マツダ、2024年スーパー耐久シリーズに3台で参戦
レスポンス
マイチェンしたいすゞ・ギガが2024年問題の救世主に! 低床3軸でドライバーの負担も軽い
マイチェンしたいすゞ・ギガが2024年問題の救世主に! 低床3軸でドライバーの負担も軽い
WEB CARTOP
ポルシェ963最新ファクトリーの利点を語るロッテラー「ピット作業のスピードと精度が上がった」
ポルシェ963最新ファクトリーの利点を語るロッテラー「ピット作業のスピードと精度が上がった」
AUTOSPORT web
SPKがシミュレーター機材の研究施設「シミュレーターラボ」を開設 企業や行政、eスポーツイベントに場所提供も
SPKがシミュレーター機材の研究施設「シミュレーターラボ」を開設 企業や行政、eスポーツイベントに場所提供も
くるまのニュース

みんなのコメント

3件
  • 国際線ビジネスクラスなんてフルフラットになるにしたって椅子としては安物なんで、この6人乗りに使われてるシートのほうが明らかに上でしょう。
    それにしてもグランエース、そんなに乗り心地良いとは!
  • デザイン的にはアルファードよりよっぽどいい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12.52299.0万円

中古車を検索
アルファードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12.52299.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村