学生の作品だからといって侮れない力作!
2020年1月10日~12日まで千葉県にある幕張メッセ行われていたチューニングカーの祭典『東京オートサロン2020』。展示車両の中で「あっ!」と驚くようなカスタムが施された車両にフォーカスしレポートする。
お、さっそく新型5代目スープラをオープンカー化? と思いきや、中身はちょっと懐かしのレクサス SC430(2代目ソアラの北米版)。
映画『ワイルド・スピード(初代)』に登場していたエアロトップ仕様の4代目A80型スープラをイメージし、「もし5代目スープラがワイスピに出るなら、こんな感じに違いない!」というコンセプトで仕上げられたカスタムカーなのだ。
東京オートサロンの常連、NATS日本自動車大学校から出展された車両のひとつで、自動車業界での活躍を目指す学生さんたち渾身の作品。
肝心のカスタムメニューはSC430の骨格に、新型スープラのボディをコンバート……と話はそれほど単純ではなく、スープラ純正部品を使用しているのはF&Rバンパー、ヘッドライト程度で、ほとんどの部分はワンオフというから恐れ入る。
中でも苦労したのはボンネットとのことで、アルミ板を叩き出しで製作、裏側のフレームまでワンオフ、という力作だ。
中身にまでワイスピへのリスペクトが
外観だけでなく中身についても相当にこだわっていて、エンジンはSC430のV8(3UZ-FE型)から、4代目スープラの2JZ-GTE型にコンバート。
トランスミッションもMT(R154)に載せ替えられている。 NOSもちゃんと積んでるあたりは、ワイスピへのリスペクト具合がひしひしと感じられる部分。
ショーモデルで終わらせるつもりはなく、サロン出展後に公認を取得する予定で、エンジンやミッションはガス検も考慮した結果のセレクトなのである。 ちなみに国産のソアラではなくSC430をベース車両に選んだ理由は、NATS他チームがカスタムカー部門にエントリーしていて、ガチンコになるのを避けるため。
無事、公認を取った暁には、NATSの他チームが製作した車両とともに卒業旅行に行く予定とのことだ。
オジサンたちが嬉しくなっちゃうほど車好きな学生さんたちであった。 - 車両スペック - ■エンジン系型式:2JZ-GTE排気量:2997cc出力:280ps(205.9kW)/5600rpmトルク:44.1kg(432N・m)/3600rpm
■吸気系タービン:TRUST Greddy T78タービンキットウエストゲートタイプ
■伝動系ミッション:R154(AT→MT)クラッチ:ORC強化クラッチデフ:KAAZ LSD(2WAY)
■外装関係エアロキット名:NATSオリジナルボディカラー:ARANCIO ATLAS
■内装関係シート:BRIDE ZETAIIIステアリング:sparco R383メーター:Defiオーディオ:DIECOCK
■サスペンションサスキット名:Air Force SUPER PERFORMANCEショック:Air Force SUPER PERFORMANCEスプリング:Air Force SUPER PERFORMANCEブレーキ:326POWER Gachi Stop
■ホイールホイールメーカー・名称:KUHL VERZ-DESIGN KCV-03サイズ(F):20in10.5Jサイズ(R):20in12.5J
■タイヤタイヤメーカー・名称:TOYO TIRES PROXES R888 Rサイズ(F):255/35R20サイズ(R):305/35R20
■その他チューニングART FACTORY(バイナルグラフィック) 文/田端邦彦、写真/稲葉 真
東京オートサロン関連の記事はこちら東京オートサロン2020の公式HPはこちらNATS(日本自動車大学校)の公式HPはこちら全国のレクサス SCの中古車を見てみる
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この車をマット・デイモンに運転させてみたい。