レンタルキャンピングカーが2日で1万円から
外国人観光客のレンタカー利用の増加や、近年のキャンピングカー人気もあって、レンタルキャンピングカーが注目されています。
初めてキャンピングカーをレンタルする時の注意点や落とし穴7つ
それに伴って、個性的なレンタルキャンピングカーが続々と登場しています。そこで今回は、注目のレンタルキャンピングカーをピックアップ。最近のレンタルキャンピングカーには、どのようなものがあるのかを紹介していきましょう。
車中泊仕様車をカーシェアリングする「バンシェア」
日本全国の登録された駐車場や空き地などを車中泊スポットとして貸し出すシェアサービス「カーステイ」を運営するCarstay株式会社が行っているのは、キャンピングカーを含む車中泊仕様のクルマをカーシェアするサービス「バンシェア」です。
バンシェアは、一般的なカーシェアリングとシステムがちょっと違います。キャンピングカーを含む車中泊仕様のバンのユーザーが、使わっていないあいだシェア(貸し出し)したい「ホルダー」と、必要なときに好みのバンを使って(借りたい)バンライフを楽しみたい「ドライバー」をマッチングさせるというシステムです。
バンを使いたいドライバーは、好みのバンを選んで予約を申請。ホルダーから承認されれば、予約決済が完了。あとは予約日時に登録場所でホルダーと待ち合わせ、バンを受け取るという流れです。
登録されているバンは、荷台や後部座席に大人1名以上が快適に車中泊できることが最低条件となっているので、軽自動車もあれば本格的な”キャブコン”と呼ばれる本格キャンピングカーなどさまざま。
ハイエースでも本格的なキャンパー装備を備えたものは、キッチンやダイネット(ダイニングスペース)、テレビも装備。走行を重視した車中泊カーは、荷台部分が就寝スペースとして架装されているものもあります。
車中泊が格安で楽しめる「ニコニコレンタカー」
格安の料金で好評を博しているニコニコレンタカーでは、キャンピングカーではなく車中泊カーのレンタルプラン「ニコ泊」を行っています。
キャンピングカーよりも気軽に運転ができて、使い方もシンプルで簡単。しかも車種はダイハツの軽ワゴン「WAKE(ウエイク)」なので、料金は1泊2日で1万円、追加1日に着く7000円と格安です。
しかし軽ワゴンとはいえ、クラス最大級の室内を誇るWAKEとあって、純正フラットキットを組み立てれば、全長は1850mmの就寝スペースが完成。2人でのんびりくつろげるスペースを確保できます。
前後左右にメーカー純正のプライバシーカーテンが装備されているので、人目を気にせず安心して寝ることができます。さらに大容量ポータブルバッテリーも搭載しているので、さまざまな電化製品を使用することができます。
また荷物が多くなってしまっても、ルーフキャリアを装備しているので、たっぷり積むことが可能。さまざまな旅行が楽しめそうです。
日本初のペット専用レンタルキャンピングカー「Pet-RV」
ペットと一緒に旅行に出かけようと思っても泊まれる宿は限られてしまうし、一般的なレンタルキャンピングカーは基本的にペットNG。そんな悩めるペット連れのためにキャンピングカーをレンタルするのが、日本初のペット専用レンタルキャンピングカー「Pet-RV」です。
車両は、家庭用エアコンや発電機、FFヒーター、電子レンジなどを備えたフル装備の本格的なキャブコン。サイズは全長4.88m×全幅1.81~1.88m×全高2.95mなので、普通車用サイズの駐車場に止めることができます。
Pet-RV特別仕様となっているので、ペット専用シートベルトやペットが自由に歩きまわれる全面フラットなフロアを採用。専用のスペースにもできるリアスペースにも、ペット専用シートベルトが装備されているので安心して利用できます。
キャンプ場など野外にいるときも、エントランス横にあるシートベルトにペットをつないでおけば、安心してキャンプを楽しめます。
また、走行中も使用できる発電機を搭載。発電機の燃料はクルマの燃料タンクから自動供給される仕組みになっています。
本場アメリカのレンタルキャンピングカー「エルモンテRV」
キャンピングカーの本場アメリカで最大級の規模を誇るキャンピングカーレンタル企業「エルモンテRV」。キャンピングカーの保有台数は約2000台と圧倒的です。そんなエルモンテRVが日本でもサービスを展開しています。
アメリカと同じような大型キャンピングカーではありませんが、日本の道路事情を考慮した5×2mサイズのキャブコンを4車種22台保有。キャンピングカーが初めての人でも、比較的安心して走行できます。
アメリカのエルモンテRVが保有するキャンピングカーが登録から3年目までの新車しか扱わないのと同様、日本でも3年以内の新しい車両ばかり。すべてディーゼルターボのフルタイム4WD車なのでパワーあり、走りにストレスを感じることはありません。
また、多くのレンタルキャンピングカーがトイレを装備していないかオプション装備なのに対し、トイレは全車に無料貸し出し。こんなところも、トイレを装備することが当たり前のアメリカにならったサービスです。
4車種あるうちのひとつ「クレソンボヤージュ TYPE-W」は、乗車定員が7名で、就寝定員は6名です。4人掛けのダイネットは、エントランスマットを利用すれば、6人がくつろげススペースを展開できます。
リアには常設二段ベッドを装備。運転席上のバンクベッドとダイネットをベッドとして利用すれば、6名が就寝できます。
さまざまな展開を見せる日本のレンタルキャンピングカー事情。自分のスタイルに合わせてサービスが選べるので、これまで以上に車中泊が身近になりそうです。
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