これで事実上シルビア用ミッションが2種類に!
許容馬力のRB25と、ローギヤ&低コストのSR20!
「ながおテクノがSR20用強化クロスミッションを発表!」超人気ベース車なのに開発が後回しになったワケを追求【東京オートサロン2020】
“ながおテクノ”は、ステアリングラックやドライブシャフトなどで知られる純正リビルトパーツ販売の大手メーカーだ。そのノウハウを応用し、近年チューニングの分野で力を入れているのが、強化クロスミッションの開発。これまでにもRB25エンジン用5速MT(R30A型)、1JZエンジン用5速MT(R154型)と、特にドリフトユースに需要の高いミッションを立て続けにリリースしてきた。
そして、今回の東京オートサロンで満を持して発表されたのが、シルビア、180SXに代表されるSR20エンジン用5速MT(FS5W71C型)だ。ドリフトユースに向けた位置付けというのも前2作と同じ。しかし、それと比べると圧倒的にベース車人気が高そうなのに、なぜ後回しで3作目になったのか疑問に思う人がいるのではないだろうか。
その疑問の答えは、対応馬力から生まれるユーザー層の違いにある。トヨタ系の1JZ用は別として、300馬力を超えると不安になるSR20純正ミッションからのステップアップとして、400馬力は安全圏とされるRB25純正ミッションへの載せ換えは、ハードルは決して低くはないものの定番チューンとして行われてきたメニューのひとつ。1作目のRB25用5速クロスMTは、純正では問題となる3速への繋がりを改善するためのクロス化を施し、併せて600~700馬力を想定したキャパをもたせた製品だ。
そして今回のSR20用も1~4速をスパーギヤ化、歯の厚みや強度を増すことで許容馬力をアップし、450~500馬力を想定して開発中。RB25用と比べるとキャパは少ないが、ベルハウジングやプロペラシャフトの加工が不要になることでコスト面が有利になるメリットがあり、メニューとしても通常のミッション交換程度のレベルとなる。
ただ、いずれも想定されるのは競技系ドリフターを中心とした、SR20をベースにウエストゲート式タービンへ交換するようなユーザー。それならば、よりキャパが大きく安全圏の広いRB25用の方が喜ばれるだろうという考えが初めにあったのだ。
というわけで、事実上、シルビア&180SX向けの2作目の強化ミッションとなったSR20用強化クロスは、上の表に示した通り、RB25用強化クロスよりもさらに3速をクロスしたギヤレシオを採用することで、両者の棲み分けを強化。ドリフト用途では4速はほぼ使われず、ミニサーキットで多用される3速進入の使い勝手を最重視した上、コスト面でも優位なSR20用、一方で強度面で非常に優位なRB25用、それぞれユーザーの狙いに合わせた選択ができるようなラインナップとなった。
販売方法は中古もしくは新品のミッションを送ってもらい、メーカーで強化品へ組み付け後発送。春へ向けて発売できるように開発を進めていて、予価は24万8000円程度を考えているとのことだった。
●取材協力:ながおテクノ TEL:06-6415-7120
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
四国と関西をつなぐ「紀淡海峡大橋」はいつできる? 新たな本四連絡橋で関西圏に環状道路網の誕生なるか。
既存モデルの新車の「バックカメラ」が5月から義務化されます 本当にバック事故対策になるのでしょうか?
ホンダ 新型「プレリュード」まもなく復活!? 次期型“流麗クーペ”は「デートカー」それとも「スポーツカー」? 歴代初の「タイプR」登場はあるのか
かつて全盛だった「ステーションワゴン」なぜ人気低下? 国産ワゴンは絶滅寸前!? それでもワゴンが良い理由とは
ホンダのスゴい「新型軽バン」発売延期! 「100万円台」なるか 斬新「前後2人乗り」で注目も! 6月に価格発表、どんな声集まる?
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?