■新車市場の人気は軽ハイトワゴンが独占!?
1993年に登場したスズキ初代「ワゴンR」の大ヒット以来、軽自動車の主流となったカテゴリが、全高1600mmから1700mmの「軽ハイトワゴン」です。
なぜホンダ「N-BOX」売れ続ける? 軽メーカーダイハツ・スズキが超えられない理由とは
その後、全高が1700mm以上ある軽自動車の「軽スーパーハイトワゴン」が登場し、人気を不動のものにしています。これらのモデルが支持されている理由とは、なんなのでしょうか。
2019年1月から12月の軽自動車の新車販売ランキングでは、ホンダ「N-BOX」が25万3500台でトップ。以下、ダイハツ「タント」が17万5292台、スズキ「スペーシア」が16万6389台と続き、スライドドアを備えたスーパーハイトワゴンが上位を独占しています。
また、トップ10のうち、7台が軽ハイトワゴン、もしくは軽スーパーハイトワゴンです(全軽自協統計)。
軽ハイトワゴンの注目車種であるホンダ「N-WGN」は、2019年8月に発売されましたが、電動パーキングブレーキの不具合登場からわずか2か月で生産を一時的に停止。この不具合がなければ、N-WGNがトップ10に加わっていたことでしょう。
なお、登録車の新車登録台数年間トップ(自販連統計)は、トヨタ「プリウス」の12万5587台でしたが、軽自動車トップのN-BOXが25万台なので、プリウスの2倍も売れているのです。
※ ※ ※
中古車においても軽ハイトワゴンは人気があります。ただし、中古車では、軽ハイトワゴンだけでなく、スズキ「ジムニー」や軽ワンボックスの人気も高いため、新車ほど軽ハイトワゴン1強という状態ではありません。
■スポーツカーから軽ハイトワゴンへ乗り換えた人も! その理由は?
軽自動車において絶大な人気を誇る軽ハイトワゴンですが、人気となるからにはそれだけの理由があります。
スポーツカーからスズキ「ワゴンR」に乗り換えたというTさん(50代会社員)は、たまたま立ち寄った近所のディーラーで展示車を見て、その広さに驚いたといいます。
ワゴンRのリアシートはスライド&リクライニングするタイプで、それまで乗っていたクーペとは比較にならないほど広々としていることにもビックリしたそうです。
軽ハイトワゴンの魅力について、Tさんは次のようにコメントします。
「軽自動車はボディが小さいので、室内が狭いというイメージが強かったのですが、とにかく広いのです。
全高が高いので頭上空間に余裕があるだろうことは想像がついていたのですが、ボンネットを短くしてキャビンを長く取っているので前後方向にも余裕があります。
車幅の狭さはどうにもならないので横方向の余裕は期待していなかったのですが、窓が大きくて開放感があるので、狭さは気になりませんでした」
クルマに乗る機会がだんだん減ってきたというTさんは、ダウンサイジングと節約を兼ねて、最終的にワゴンRを購入。スポーツカーからの乗り換えで、動力性能に不満はないのでしょうか。
「もちろんパワーは物足りないですが、いまのワゴンRはマイルドハイブリッド車なので、発進や加速時にモーターがアシストしてくれます。ストップ&ゴーの多い市街地でスムーズに走れてとても楽です。
乗り換えを決意したのは、ヒップポイントの高さです。着座位置が高いためクーペに比べて視点が高く見晴らしが良いことももちろんですが、歳を重ねて車高の低いクーペに乗り込むのが苦痛になってきたので、乗り降りが楽というのが大きいです。
それと、シートが昔の軽自動車のようにペラペラではなく、厚みがあって座り心地が良いのも好ポイントでした」
燃費に優れ、ガソリン代がクーペ時代のおよそ半分になり、自動車税も1/4程度に下がったと大満足なTさんですが、不満な点を尋ねると、ライバル車には設定のある追従型クルーズコントロールがオプションでも設定されていないことだといいます。
満足度は「90点」とのことで、もし買い替えるなら次も軽ハイトワゴンがいいそうです。
※ ※ ※
2020年は、ホンダ「N-WGN」の生産再開やスーパーハイトワゴンの日産「デイズルークス」と三菱「eKスペース」の新型が登場予定。さらに、ダイハツ「ムーヴ」やホンダ「N-ONE」もフルモデルチェンジするようです。
魅力的なニューモデルの登場でさらに活気づきそうな軽ハイトワゴンから、ますます目が離せません。
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