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もしかしてダミー? ドライバーを惑わす、悩ましいオービス5+1連発!

掲載 更新 16
もしかしてダミー? ドライバーを惑わす、悩ましいオービス5+1連発!

前回、全国の「反則オービス」をご紹介したが、好評につき、今回は、ダミー、あるいは、ほぼダミーと思われるおちゃめオービスを紹介しちゃいます! ただし、オービスはダミーでも、直後で移動オービスやレーダーパトカーが待ち構えているケースが多発しているので、くれぐれもご用心!

例えダミーでも、スピード抑止能力は健在!

3車線なのに1車線ネライ! 関越自動車道にまたもや、緊縮財政型オービス(?)登場! やはり2020年は移動オービスの時代へ!

CASE1 県道56号上下線潟上市天王町天王(秋田県)

 かつては上下線4車線全線を狙っていたHシステムが、ある日突然、それぞれ両サイドに配されたカメラとストロボが撤去され、白いレーダーアンテナ(もちろん張り子)のみに。レーダー波で走行車の速度を測定し、設定スピードを超えていた場合、赤外線フラッシュとCCDカメラでナンバーとドライバーの顔を撮影して中央装置に送るという本来の役目を、ある日突然、一斉に放棄したというわけだ。

 たぶん、数々の誤測定疑惑及び、それに伴う製造メーカーである三菱電機の撤退に端を発したHシステム撤去の流れにより撤去を余儀なくされたのだろうが、秋田県警が「このままではもったいない」と、ダミー化による「スピード抑止能力の活用」を思いついたのだろう。「危険な事故や違反を未然に防ぐ」交通取り締まり本来の主旨を実践している数少ないケースだ。

CASE2 国道246号線下り秦野市菖蒲143(神奈川県)

 当情報局が見事に騙され、思わず「撤去!」という誤報を流してしまった(ごめんなさい!)、かくれんぼオービス。現役のころは稼働率も高く、危険オービスの一つだったのだが、今となっては防護柵から筐体まで錆び錆び状態。これで稼働していたら、まさに「快挙!」。とは言え、わざと光らせてみないと確かめるすべはないし、神奈川県警に聞いても当然、教えてくれなさそうなので、当分は注意したほうがよさそうです。

CASE3 名神高速道路上下線517.9KP吹田SA横(大阪府)

 ここのレーダー式オービスも、撤去されそうでなかなか撤去されないという、思わせぶりたっぷり。上下線ともに朽ち果てそうな状況で余生を送っているが、実はすでに「レーダー波」が出ていないという噂が絶えないポイントでもある。ただし、近頃のレーダー探知機はGPSの位置情報から警告を発してしまうし、両車線の同じ位置に設置されているため、裏から漏れ電波を拾うという裏技も使えない。旧式の探知機で確認したとでもいうのだろうか?

 ま、耐用年数をはるかに過ぎているしメンテナンスもされていないようなので、どっちみちダミーと思ってもいいかも。

CASE4 国道312号線北行き姫路市砥堀(兵庫県)

 調査時に箱の中を覗いてみたら、何も入っていなかったダミーオービス。もちろん、調査時点の話であり、その後、新しいユニットが組み込まれ再生した可能性は捨てきれないが、そんなことするなら新品に取り換えちゃったほうが性能も上がるし、より効率的。元々、路面にループコイルは埋まっているわけだから、コスパも問題ないハズだ。

 どっちみち事前の警告板は残っているため注意するに越したことはないが、できれば近所の読者は、ぜひ、覗いてみて欲しい!

CASE5 国道19号線北行き木曽郡南木曽町田立(長野県)

 元々、両車線にHシステムが設置されていたポイント。1年半前に北行きだけにLHが新設され、上下線のHには、アンテナ部分に「運用停止中」というシートがかけられたまま放置。特に北行きは写真のようなWオービス状態だったのだ。

 ところが、昨年、ようやく、南行きのH(運用停止中)は撤去されたのだが、なぜか、北行きは相変わらずWオービス状態継続。なぜ一挙に撤去してしまわなかったのか理解に苦しむところだ。ちなみに、同時期に国道19号線のHが4機撤去されているが、まさかここで撤去予算が尽きたとでもいうのだろうか?

 ちなみに、当情報局が北行きHの残存を確認したのは5か月前(2019年8月)。もし、すでに撤去されていたら、ぜひ、当サイトまで、ご報告願いたい。 

★番外編! 中央自動車道下り3.4KP(東京都)

 中央自動車道下り三鷹料金所手前にかつて存在した「よそ見オービス」。もちろん、高速の側道などを捕捉しているわけではない。れっきとした中央道のオービスとして活躍していたのだが、ある日突然、そっぽを向いてしまったというわけだ。

 見るからに、すでに稼働していなかったことは明らかだが、速度抑止対策として使うなら、きっちり本線を狙っているふりをした方が、より効果が上がるもの。ちなみに、現在は撤去されているが、相当長い間、不思議なかっこのままで放置されていたという語り草オービスだ。

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