1月11日(土) ステージ5 モロッコ(西サハラ)
スマラ~ダクラ 686.10km
主催者が配布するルートインフォメーションを引用すると、グレートモロッコをひたすら南下する1日だ。大地を覆う砂の色は白っぽく変わって、駱駝の姿を見ることが多くなった。約680kmの行程のうち480kmほどがSSという設定。ピストは広く、地平線までまっすぐに伸びている。ライダーたちは、序盤戦が終わりに近づいていることを予感した。
レジェンド菅原も順調だ
大幅に遅延している増田まみは、依然、自力でラリーに合流するために走行を続けているようだ。大塚正樹は、ステージ4をスタートしたものの、SS中でエンジンが始動しなくなるトラブルになり、この日も競技中断となった。このラリーでは、失格になってもラリーに合流して走行することができるので、この後は無理せずにダカールを目指すつもりとのこと。杉村晋吾、資延哲規、またSSVクラスの菅原義正・羽村勝美組も順調で、日没前にダクラのビバークに到着した。ステージ優勝は再びアレッサンドロ・ボットゥーリで総合でも首位を堅持、2位パルアンダース・ウレバルセター、3位にリンドン・ポスキットという上位の結果。
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アシスタンスとプレスチームのラリー
今日のステージ5は、アシスタンスカー、プレスカーのための移動ルートが、競技者より長い750kmに及んだ。そのため、我々取材班も、日中はほぼ移動に専念することになり、途中での撮影があまりできなかった。道路はほとんどが舗装の国道であるとはいっても、700kmもあると、アベレージ70km/hで10時間かかる。少しだけ取材活動をして、途中2回給油していたら、もう食事をする時間もないので、毎日配布されるランチパックを、走りながらつまむ程度で済ませている。ビバークについたら、ずぐにテントを設営して、また取材活動。その後、レストランテントで食事をしてすぐに原稿執筆とビデオ編集。あっというまに夜中になって、シュラフでぐっすり、というルーティンである。
アシスタンスチームはさらに大変だ。とにかく朝までにマシンを万全の状態にして送り出さなければならない。ビバークでは、明け方まで、発電機の音、グラインダーで金属を削り音が絶えることがない。担当する選手がスタートしたら、作業場を撤収し、荷物を積み込んですぐに次のビバークに向かう。到着したらまもなく選手たちが戻ってくる。アシスタンスチームのラリーこそ過酷だ。
ラリーはここまで5ステージを消化し、明日1月12日はダクラでの休息日。13日にラリーは再開してモーリタニアに入る。ダカールまで残すところ7ステージ。山場はこれからだ。
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