現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ラリーの裏側。プレスカーも1日750kmを走る。Real Race to DAKAR vol.7

ここから本文です

ラリーの裏側。プレスカーも1日750kmを走る。Real Race to DAKAR vol.7

掲載
ラリーの裏側。プレスカーも1日750kmを走る。Real Race to DAKAR vol.7

1月11日(土) ステージ5 モロッコ(西サハラ)
スマラ~ダクラ 686.10km

主催者が配布するルートインフォメーションを引用すると、グレートモロッコをひたすら南下する1日だ。大地を覆う砂の色は白っぽく変わって、駱駝の姿を見ることが多くなった。約680kmの行程のうち480kmほどがSSという設定。ピストは広く、地平線までまっすぐに伸びている。ライダーたちは、序盤戦が終わりに近づいていることを予感した。

レジェンド菅原も順調だ
大幅に遅延している増田まみは、依然、自力でラリーに合流するために走行を続けているようだ。大塚正樹は、ステージ4をスタートしたものの、SS中でエンジンが始動しなくなるトラブルになり、この日も競技中断となった。このラリーでは、失格になってもラリーに合流して走行することができるので、この後は無理せずにダカールを目指すつもりとのこと。杉村晋吾、資延哲規、またSSVクラスの菅原義正・羽村勝美組も順調で、日没前にダクラのビバークに到着した。ステージ優勝は再びアレッサンドロ・ボットゥーリで総合でも首位を堅持、2位パルアンダース・ウレバルセター、3位にリンドン・ポスキットという上位の結果。

ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE/SP」を徹底検証!

アシスタンスとプレスチームのラリー
今日のステージ5は、アシスタンスカー、プレスカーのための移動ルートが、競技者より長い750kmに及んだ。そのため、我々取材班も、日中はほぼ移動に専念することになり、途中での撮影があまりできなかった。道路はほとんどが舗装の国道であるとはいっても、700kmもあると、アベレージ70km/hで10時間かかる。少しだけ取材活動をして、途中2回給油していたら、もう食事をする時間もないので、毎日配布されるランチパックを、走りながらつまむ程度で済ませている。ビバークについたら、ずぐにテントを設営して、また取材活動。その後、レストランテントで食事をしてすぐに原稿執筆とビデオ編集。あっというまに夜中になって、シュラフでぐっすり、というルーティンである。



アシスタンスチームはさらに大変だ。とにかく朝までにマシンを万全の状態にして送り出さなければならない。ビバークでは、明け方まで、発電機の音、グラインダーで金属を削り音が絶えることがない。担当する選手がスタートしたら、作業場を撤収し、荷物を積み込んですぐに次のビバークに向かう。到着したらまもなく選手たちが戻ってくる。アシスタンスチームのラリーこそ過酷だ。

ラリーはここまで5ステージを消化し、明日1月12日はダクラでの休息日。13日にラリーは再開してモーリタニアに入る。ダカールまで残すところ7ステージ。山場はこれからだ。

こんな記事も読まれています

スバルが新型「最上級SUV」発表! オシャブルー映える「新ガイザー」! 約900万円のタフ仕様「アウトバック」伊に登場
スバルが新型「最上級SUV」発表! オシャブルー映える「新ガイザー」! 約900万円のタフ仕様「アウトバック」伊に登場
くるまのニュース
「カワサキコーヒーブレイクミーティング」 アップデートされたファン参加型イベントを聖地オートポリスで開催
「カワサキコーヒーブレイクミーティング」 アップデートされたファン参加型イベントを聖地オートポリスで開催
バイクのニュース
フェラーリ移籍控えるハミルトン、今は勝利目指して全力「そのうちウルフ代表と話す必要がある」
フェラーリ移籍控えるハミルトン、今は勝利目指して全力「そのうちウルフ代表と話す必要がある」
motorsport.com 日本版
日産『キャシュカイ』改良新型、表情を大胆チェンジ…欧州発表
日産『キャシュカイ』改良新型、表情を大胆チェンジ…欧州発表
レスポンス
特別な文字「J」を与えられしたった10台のスペシャルモデル! ついにファイナルを迎えるランボルギーニ・ウラカン「STJ」が登場
特別な文字「J」を与えられしたった10台のスペシャルモデル! ついにファイナルを迎えるランボルギーニ・ウラカン「STJ」が登場
WEB CARTOP
札幌市、2024年度のEV補助金を一律10万円へ 軽EVは5万円 より多くの購入者に支給
札幌市、2024年度のEV補助金を一律10万円へ 軽EVは5万円 より多くの購入者に支給
日刊自動車新聞
発表後わずか1週間でモデル名変更 アルファロメオの新型SUVの名前は「ミラノ」から「ジュニア」へ 一体何があったのか?
発表後わずか1週間でモデル名変更 アルファロメオの新型SUVの名前は「ミラノ」から「ジュニア」へ 一体何があったのか?
AutoBild Japan
【20世紀名車ギャラリー】世界中で高く評価されるJ’sスポーツ・レジェンド、1967年式トヨタ2000GTの肖像
【20世紀名車ギャラリー】世界中で高く評価されるJ’sスポーツ・レジェンド、1967年式トヨタ2000GTの肖像
カー・アンド・ドライバー
日本で登場したら人気が出そう…オペルのコンパクトSUV 新型「フロンテラ」初公開! EVのほか48Vハイブリッドを用意
日本で登場したら人気が出そう…オペルのコンパクトSUV 新型「フロンテラ」初公開! EVのほか48Vハイブリッドを用意
VAGUE
外国人のタクシー&バス運転士が増える可能性大! 海外じゃ当たり前の光景が日本でも広がるか
外国人のタクシー&バス運転士が増える可能性大! 海外じゃ当たり前の光景が日本でも広がるか
WEB CARTOP
マツダ、広島本社で5年ぶりの感謝祭を6月に開催! イベントはどんな内容になる?
マツダ、広島本社で5年ぶりの感謝祭を6月に開催! イベントはどんな内容になる?
くるくら
ベスパの特別仕様車「140th」 4日間限定販売の140周年記念モデル発表
ベスパの特別仕様車「140th」 4日間限定販売の140周年記念モデル発表
バイクのニュース
トヨタ新型「ランクル“ミニ”」登場!? カクカクボディ×マットブラックが超カッコイイ! SUV仕様の新型「ハイラックス“ランガ”」に熱望の声も! 尼で実車展示
トヨタ新型「ランクル“ミニ”」登場!? カクカクボディ×マットブラックが超カッコイイ! SUV仕様の新型「ハイラックス“ランガ”」に熱望の声も! 尼で実車展示
くるまのニュース
リカルド、中国GPで使用する新シャシーは「安心感をもたらす」シート喪失のプレッシャーは否定
リカルド、中国GPで使用する新シャシーは「安心感をもたらす」シート喪失のプレッシャーは否定
motorsport.com 日本版
花粉や黄砂を撃退! 車内環境をアップグレードするエアコンフィルターの魅力~Weeklyメンテナンス~
花粉や黄砂を撃退! 車内環境をアップグレードするエアコンフィルターの魅力~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
自動車税を払い忘れたら?どこで払う?知っておきたい滞納リスク
自動車税を払い忘れたら?どこで払う?知っておきたい滞納リスク
@DIME
自動車税を払い忘れたら?どこで払う?知っておきたい滞納リスク
自動車税を払い忘れたら?どこで払う?知っておきたい滞納リスク
@DIME
写真で見るニューモデル マツダ「CX-80」(欧州仕様車)
写真で見るニューモデル マツダ「CX-80」(欧州仕様車)
日刊自動車新聞

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村