今、初代を見ても古さは感じないが……
初代アウディ A1スポーツバックが登場してから、もう9年が経過した。
初代は今見ても古さを感じさせない。小さくても大きくてもボディに込める思いにヒエラルキーは存在しない印象だ。
2010年、フランクフルト・アム・マインの空港に初代A1が展示されていた。このとき初めて実車を見たのだが、コンパクトで引き締まったデザインから品質の良さを感じるものだった。
アウディは先進的なデザインから1世代前のモデルは古さを感じるモデルもあったが、A1スポーツバックに関していえば全くそういった雰囲気がない。
サスペンションに若干懸念点はあるが、質の高いハッチバック
試乗したモデルは、35 TFSI Sラインと35 TFSI アドバンスドの2つ。
Sラインとアドバンスドは装備は違うが、エンジンとサスペンションは同じだという。
違いといえば、Sラインはホイールが17インチでアドバンスドは16インチという点だ。
試乗会場は箱根ターンパイク。シャシーとサスペンション、エンジンの特性が最も露呈しやすい場所である。
まずはSラインから試乗する。
デザインはWRCラリーで一世を風靡した、アウディ スポーツクアトロの要素を取り入れている。
例えば、フロントのグリルとフードの間のインレットやリアのクウオーターパネルなどにその面影が映し出される。初代に比べるとエモーショナルなデザインで、スポーティ性を明確に打ち出した。
ボディカラーはティオマングリーン。60年代のイタリア車で見られたような色合いがとても新鮮だ。A1はスペインのマルトレルという地中海側の町で生産されるだけに、そういったラテン系の色が似あうのかもしれない。
シートに腰を沈めるとインテリアの質感はとてもいい。水平基調でドライバーが扱いやすいような傾きのレイアウトになっている点のスポーティなレイアウトだ。ドライビングポジションは先代よりも低く感じられて俊敏な動きを予感させる。 スムーズに動くセレクターをDレンジに入れて発進だ。
ツインクラッチ方式のATだが、スムーズなシフトチェンジでワインディングへとスイスイと向かう。
サスペンションはうねりに対して追従性よくスタビリティはとても高い。シャシー剛性の高さが際立つ。ただタイヤとホイールの剛性も高いせいか、一部のコーナーでは入力にサスペンションが耐えきらず、若干ふらつく部分もあった。
ステアリングフィールはバイワイアーかと思うくらい軽いので、もう少し路面をとらえているようなしっかりとしたフィールがあるといい。
150馬力の1.5Lターボユニットはとてもトルクフルで、ターンパイクの上りでもストレスを感じさせない。エンジン音も嫌なノイズもなく気分がいい。
エントリーモデルとしては、現段階で最も質の高いハッチバックであろう。
グリップ力は劣るが全体的なバランスが良いアドバンスド
アドバンスドは乗った瞬間から、偏平率の高いタイヤと柔らかいサスペンションの影響でソフトな印象が感じられる。雨天のときはこの仕様の方が安心感がある。
絶対的なグリップ力は劣るのだろうが、こちらの方が車の動きがわかりやすくバランスが良いので、ドライバーが運転していて安心に感じる、という点においてはこちらに軍配が上がる。
スタイリングがおとなしめだが静粛性、ハンドリング、快適性はこの仕様がいい。スタイリング重視ならばSラインということになるだろう。 文/松本英雄、写真/篠原晃一 【試乗車 諸元・スペック表】●35 TFSI Sライン型式3BA-GBDAD最小回転半径5.1m駆動方式FF全長×全幅×全高4.05m×1.74m×1.44mドア数5ホイールベース2.56mミッション7AT前トレッド/後トレッド1.51m/1.49mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m4WS-車両重量1220kgシート列数2最大積載量-kg乗車定員5名車両総重量-kgミッション位置フロア最低地上高0.17mマニュアルモード◯標準色コルティナホワイトオプション色ミトスブラックメタリック、グレイシアホワイトメタリック、グレイシアホワイトM/ミトスブラックM、ターボブルー、ターボブルーM/ミトスブラックM、ミサノレッドパールエフェクト、ミサノレッドPE/ミトスブラックM、ティオマングリーン、ティオマングリーン/ミトスブラックM、バイソンイエローメタリック、バイソンイエローM/ミトスブラックM、クロノスグレーメタリック、クロノスグレーM/ミトスブラックM掲載コメント-型式3BA-GBDAD駆動方式FFドア数5ミッション7ATAI-SHIFT-4WS-標準色コルティナホワイトオプション色ミトスブラックメタリック、グレイシアホワイトメタリック、グレイシアホワイトM/ミトスブラックM、ターボブルー、ターボブルーM/ミトスブラックM、ミサノレッドパールエフェクト、ミサノレッドPE/ミトスブラックM、ティオマングリーン、ティオマングリーン/ミトスブラックM、バイソンイエローメタリック、バイソンイエローM/ミトスブラックM、クロノスグレーメタリック、クロノスグレーM/ミトスブラックMシート列数2乗車定員5名ミッション位置フロアマニュアルモード◯最小回転半径5.1m全長×全幅×全高4.05m×1.74m×1.44mホイールベース2.56m前トレッド/後トレッド1.51m/1.49m室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m車両重量1220kg最大積載量-kg車両総重量-kg最低地上高0.17m掲載用コメント-エンジン型式DAD環境対策エンジン-種類直列4気筒DOHC使用燃料ハイオク過給器ターボ燃料タンク容量40リットル可変気筒装置◯燃費(10.15モード)-km/L総排気量1497cc燃費(WLTCモード)-燃費基準達成H17年度燃費基準達成車最高出力150ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm250(25.5)/3500エンジン型式DAD種類直列4気筒DOHC過給器ターボ可変気筒装置◯総排気量1497cc最高出力150ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm250(25.5)/3500環境対策エンジン-使用燃料ハイオク燃料タンク容量40リットル燃費(10.15モード)-km/L燃費(WLTCモード)-km/L燃費基準達成H17年度燃費基準 達成車●35 TFSI アドバンスド型式3BA-GBDAD最小回転半径5.1m駆動方式FF全長×全幅×全高4.04m×1.74m×1.44mドア数5ホイールベース2.56mミッション7AT前トレッド/後トレッド1.51m/1.49mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m4WS-車両重量1220kgシート列数2最大積載量-kg乗車定員5名車両総重量-kgミッション位置フロア最低地上高0.17mマニュアルモード◯標準色コルティナホワイトオプション色ミトスブラックメタリック、グレイシアホワイトメタリック、グレイシアホワイトM/ミトスブラックM、ファーマメントブルーメタリック、ファーマメントブルーM/ミトスブラックM、マンハッタングレーメタリック、ミサノレッドパールエフェクト、ミサノレッドPE/ミトスブラックM、ティオマングリーン、ティオマングリーン/ミトスブラックM、バイソンイエローメタリック、バイソンイエローM/ミトスブラックM掲載コメント-型式3BA-GBDAD駆動方式FFドア数5ミッション7ATAI-SHIFT-4WS-標準色コルティナホワイトオプション色ミトスブラックメタリック、グレイシアホワイトメタリック、グレイシアホワイトM/ミトスブラックM、ファーマメントブルーメタリック、ファーマメントブルーM/ミトスブラックM、マンハッタングレーメタリック、ミサノレッドパールエフェクト、ミサノレッドPE/ミトスブラックM、ティオマングリーン、ティオマングリーン/ミトスブラックM、バイソンイエローメタリック、バイソンイエローM/ミトスブラックMシート列数2乗車定員5名ミッション位置フロアマニュアルモード◯最小回転半径5.1m全長×全幅×全高4.04m×1.74m×1.44mホイールベース2.56m前トレッド/後トレッド1.51m/1.49m室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m車両重量1220kg最大積載量-kg車両総重量-kg最低地上高0.17m掲載用コメント-エンジン型式DAD環境対策エンジン-種類直列4気筒DOHC使用燃料ハイオク過給器ターボ燃料タンク容量40リットル可変気筒装置◯燃費(10.15モード)-km/L総排気量1497cc燃費(WLTCモード)-燃費基準達成H17年度燃費基準達成車最高出力150ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm250(25.5)/3500エンジン型式DAD種類直列4気筒DOHC過給器ターボ可変気筒装置◯総排気量1497cc最高出力150ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm250(25.5)/3500環境対策エンジン-使用燃料ハイオク燃料タンク容量40リットル燃費(10.15モード)-km/L燃費(WLTCモード)-km/L燃費基準達成H17年度燃費基準 達成車
アウディ A1スポーツバック(現行型)のカタログはこちら
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
併走するクルマへの目潰しでしかないのにナゼやる? 斜め後ろに「白色ライト」を点灯して走行するトラックは法令違反だった!!
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
イタリアーンないすゞ車?! 当時の国産車の倍もしたのにヒットしたクルマ いすゞ117クーペがオシャレすぎた!
続報 マジで歴史的英断か!? 東海道新幹線に個室座席新設で1323席のルールが破られるのか?
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?