現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「パワーと快適性を両立させたハチロクチューンの集大成」長距離ドライブからサーキットアタックまで!

ここから本文です

「パワーと快適性を両立させたハチロクチューンの集大成」長距離ドライブからサーキットアタックまで!

掲載 更新
「パワーと快適性を両立させたハチロクチューンの集大成」長距離ドライブからサーキットアタックまで!

4A-G改NAメカチューンでハイレスポンスな198馬力を創出!

快適装備を全て残しながらオーナードライブで筑波1分7秒台をマーク

「パワーと快適性を両立させたハチロクチューンの集大成」長距離ドライブからサーキットアタックまで!

このレビンは、オーナーが東京から実家がある福岡まで快適に自走でき、さらにサンデーレースも本格的に楽しめる、趣味と実用性を高次元で両立させたマシンだ。手がけたのはハチロクチューンの名手“テクノプロスピリッツ”だ。

何よりも、エアコンにパワステ、オーディオ…と、長距離ドライブを楽にこなすための装備をフル搭載していることがポイント。エアコンに至っては新品パーツがあるうちに…と、載せ換えを行ったばかりだという。

エンジンは、純粋に4A-Gらしい高回転でのパワーを追求したNAメカチューン仕様。腰下は、純正1mmオーバーサイズの尾川エンジン製82φピストンと、AE101の4A-GZ用コンロッド&クランクシャフトで強化。高回転化とパワーアップに対する耐久性を高めている。また、ヘッドにはIN/EXとも作用角304度の戸田レーシング製カムシャフトをセット。0.8mm厚のヘッドガスケットで圧縮比を12.5とし、198psを発生する。

AE101純正の4連スロットルを流用し、パワー&レスポンスの向上を実現。スピリッツ熊倉さん自身がF3やF4の4スロに憧れていたという個人的な思い入れもあるけど、インジェクションでしっかりと燃調セッティングをするというのがスピリッツの拘りなのだ。

EXマニは5500rpm以上でのパワーで有利な4-1レイアウトの戸田レーシング製を装着する。また、スピリッツでは4-2-1レイアウトのオリジナルEXマニも設定しており、低中回転域でのレスポンスとトルクを求めるユーザーにはそちらを勧めている。

マフラーはオリジナルの砲弾マフラーを装着しているが、スピリッツでイチ押しなのはオーバルサイレンサー仕様。ストレート構造でノーマルからフルチューンまで対応し、オールドタイプのルックスとともに音量も抑えられた大人の味付けが特徴だ。

エンジンマネージメントはフルコンのフリーダムECUが担い、367ccに容量アップしたインジェクターとセルシオのフューエルポンプ換装によって適正な燃料供給が行われる。

エアコン、パワステ、パワーウインドウはもちろん、オーディオやETCもしっかりと装備。また、追加メーターやバケットシートがなければチューンドハチロクとは思えないほど内装パーツは完璧に残されている。

ハッチバックながらリヤまわりの剛性が高いため、必要以上に補強バーを入れると挙動がピーキーになってしまうという。そこでリヤにはタワーバーのみを装着し、実用的なラゲッジスペースを確保しているのだ。「補強だけじゃなくて、ハチロクは余計なことをしないことが肝なんだよ」とは熊倉さん。

タイヤはストリートでは195/50-15サイズのアドバンネオバを装着。ホイールはRSワタナベで、深リムがプレーンなボディと相まって、いかにもハチロクらしい雰囲気を演出する。なお、ブレーキはオリジナルのローターとパッド交換のみで十分なポテンシャルを発揮するそうだ。

サスはテクノプロスピリッツのオリジナルを装備。フロントはスピンドル一体式の別タンク仕様で、スプリングはハイパコ。スプリングレートは8kg/mmを組んでいる。

リヤもフロント同様に別タンク仕様の減衰力35段調整式を採用しているが、こちらはベステックス製スプリング(5kg/mm)が組み合わされる。

この仕様で筑波サーキットでは1分7秒台をマーク。軽量化を一切行なっていないオーナードライブでのタイムとしては十分すぎる速さだ。もちろん、その速さを支えているのはパワーに合わせたエンジンの強度や耐久性、トータルバランスを徹底したサスペンションセッティングなど、ハチロクを知り尽くしたテクノプロスピリッツならではの技術力とノウハウに他ならない。

●取材協力:テクノプロ スピリッツ 埼玉県川越市小中居945-1 TEL:049-235-4886

こんな記事も読まれています

「ここまで苦しんだことはなかった……」角田裕毅、19番手に終わったF1中国GPスプリント予選の苦戦に困惑
「ここまで苦しんだことはなかった……」角田裕毅、19番手に終わったF1中国GPスプリント予選の苦戦に困惑
motorsport.com 日本版
BASFコーティングス事業部、アジア太平洋地域で自動車補修用新世代のクリヤーコートとアンダーコートを発売
BASFコーティングス事業部、アジア太平洋地域で自動車補修用新世代のクリヤーコートとアンダーコートを発売
AutoBild Japan
マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
レスポンス
ノリス、”オール・オア・ナッシング”のアタックが報われポール「状況は悪かったけど、楽しかったよ!」
ノリス、”オール・オア・ナッシング”のアタックが報われポール「状況は悪かったけど、楽しかったよ!」
motorsport.com 日本版
トヨタ、ランドクルーザーの中核モデル“250”シリーズを発売
トヨタ、ランドクルーザーの中核モデル“250”シリーズを発売
AUTOSPORT web
新型「ランドクルーザー250」のタフ感アップ!モデリスタがカスタマイズパーツ発表
新型「ランドクルーザー250」のタフ感アップ!モデリスタがカスタマイズパーツ発表
グーネット
F1中国GPスプリント予選で3番手アロンソ「グリップレベルとリスクのバランスを判断するのが難しかった」
F1中国GPスプリント予選で3番手アロンソ「グリップレベルとリスクのバランスを判断するのが難しかった」
motorsport.com 日本版
スズキ「アルト」が累計506万台! インドで日本より短い40年4カ月で3000万台の生産を成し遂げた理由とは
スズキ「アルト」が累計506万台! インドで日本より短い40年4カ月で3000万台の生産を成し遂げた理由とは
Auto Messe Web
ホンダ 新型SUV「WR-V」車中泊仕様など4台出展 アウトドアデイジャパン名古屋2024
ホンダ 新型SUV「WR-V」車中泊仕様など4台出展 アウトドアデイジャパン名古屋2024
グーネット
マツダ新型「最上級3列SUV」世界初公開! 新型「CX-80」24年秋に欧州で発売! 日本導入も予定!
マツダ新型「最上級3列SUV」世界初公開! 新型「CX-80」24年秋に欧州で発売! 日本導入も予定!
くるまのニュース
マツダ、2024年のスーパー耐久 次世代バイオディーゼルやCN燃料で参戦
マツダ、2024年のスーパー耐久 次世代バイオディーゼルやCN燃料で参戦
日刊自動車新聞
1986年、国内でグループAレース人気が加速する【グループAレースクロニクル1985-1993 JTC9年間の軌跡(3)】
1986年、国内でグループAレース人気が加速する【グループAレースクロニクル1985-1993 JTC9年間の軌跡(3)】
Webモーターマガジン
アウディ「Q8スポーツバックe-tron」新パッケージ発表 一充電航続距離が619kmに
アウディ「Q8スポーツバックe-tron」新パッケージ発表 一充電航続距離が619kmに
グーネット
自然なフォルムで視認性アップ!トヨタ・スズキ純正用ワイドミラー5種発売 カーメイト
自然なフォルムで視認性アップ!トヨタ・スズキ純正用ワイドミラー5種発売 カーメイト
グーネット
MINI、「北京モーターショー2024」でMINIファミリー最新モデル「MINI エースマン」を発表
MINI、「北京モーターショー2024」でMINIファミリー最新モデル「MINI エースマン」を発表
LE VOLANT CARSMEET WEB
将来のスポーツカー開発を視野に入れた取り組みも。マツダが2024年スーパー耐久参戦体制を発表
将来のスポーツカー開発を視野に入れた取り組みも。マツダが2024年スーパー耐久参戦体制を発表
AUTOSPORT web
「海外生産の日本車って大丈夫?」なんて心配いまは無用! それでも国内販売で苦戦する理由とは
「海外生産の日本車って大丈夫?」なんて心配いまは無用! それでも国内販売で苦戦する理由とは
WEB CARTOP
雨の混乱の中、ノリスが驚異の走りでポール! ハミルトンが2番手、角田裕毅はSQ1敗退|F1中国GPスプリント予選
雨の混乱の中、ノリスが驚異の走りでポール! ハミルトンが2番手、角田裕毅はSQ1敗退|F1中国GPスプリント予選
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

593.3787.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.4365.0万円

中古車を検索
セルシオの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

593.3787.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

48.4365.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村