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業界ニュース 2019.11.23

【80's ボーイズレーサー伝 12】3代目シビックはF1技術が結実したZC型で1.6Lパワーウォーズを制する

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1980年代のクルマといえば、ハイソカー、街道レーサー、そしてボーイズレーサーが人気を博していた。この連載では、ボーイズレーサーと呼ばれた高性能でコンパクトなハッチバックやクーペたちを紹介していこう。今回は「3代目シビック(AT型)」だ。

ホンダ シビック Si(AT型・1984年11月発売)
1983年(昭和58年)9月に登場した3代目のシビックは、「ワンダーシビック」という愛称で呼ばれた。ワンダーシビックは燃料供給装置に電子制御式のPGM-FI仕様を設定し、中でも3ドア25iはさすがホンダとみなが認めるスポーティな走りで人気を呼んだ。しかし、周囲はツインカムとターボの全盛期。ライバルの多くは、DOHCかターボを搭載していた。いくら性能的に十分とはいえ、CVCC-IIでは胸が張れない・・・。

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そんな中、およそ1年1カ月遅れの1984年10月(発売は11月)に追加設定された待望のDOHC16バルブ搭載車が「Si」だ。エンジンは「F1のテクノロジーから生まれた」というZC型。これはCVCCの呪縛を断ち切った点でも画期的だった。

ZC型の機構はペントルーフ燃焼室を持つクロスフロー4バルブヘッドに、F1と同じ4バルブ内側支点スイングアーム方式(市販車では世界初)のハイリフトバルブを配したもの。これに4連アルミシリンダーブロック、異形中空カムシャフト、等長インテークマニホールド、4-2-1-2エキゾースト、8ウエイトクランクシャフトなど、当時のノウハウをすべて投入して、1.6Lから135psの最高出力を絞り出してみせた。当時絶頂を極めていたトヨタの4A-GE型に対し+5psとしたところにホンダの意地が見える。

当然動力性能は素晴らしく、モーターマガジン誌の実測データでは最高速度は193.1km/h、0→400m加速は15.70秒を記録するなど、宿敵AE86レビン/トレノを上回る高性能ぶりを発揮した。

一方、フロントストラットにトーションバーを組み合わせたスポルテックと呼ぶサスペンションは、パワーの増大に合わせて等長ドライブシャフトや最新鋭の摺動式トリポード(等速)ジョイントを採用するなど、コーナリング性能とスタビリティの向上に並々ならぬ意欲を見せる。これがサーキットでも速いFFスポーツを成立させた要因でもあった。

ワンダーシビックのSiをベースにグループA仕様にチューンされたレーシングモデルは、1985年の全日本ツーリングカー選手権第4戦ではBMWなどの大排気量ライバルを尻目に総合優勝を成し遂げている。

Cd値=0.35、CL値=0.04の空力ボディに加え、ボンネットのパワーバルジやエアロバンパー、ボディサイドのデカールなどでDOHCを主張したシビックSiは、DOHC搭載車を熱望していたホンダファンの期待に応える1台であった。

ボーイズレーサー伝

ホンダ シビックSi(1984年)主要諸元
●全長×全幅×全高:3810×1630×1340mm
●ホイールベース:2380mm
●重量:890kg
●エンジン型式・種類:ZC型・直4 DOHC
●排気量:1590cc
●最高出力:135ps/6500rpm
●最大トルク:15.5kgm/5200rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:185/60R14
●価格:137万6000円

[ アルバム : ホンダ シビックSi はオリジナルサイトでご覧ください ]

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(Webモーターマガジン Webモーターマガジン編集部)

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みんなのコメント

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  • zuc*****|2019/11/23 07:30

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    ワンダーからシビックはスポーティー感が一気に増したね。兄弟車のCR-Xも登場して。ZCの高回転の音が良かった。
  • waa*****|2019/11/23 07:04

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    最初に買ったのが後期のSIでした。
    楽しかったなぁ。
    ボディが柔らかくて攻め込んでるときにルームランプがついたりしたけど(笑)
  • kei*****|2019/11/23 06:54

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    コーダトロンカを採用したデザインは、その当時独特の雰囲気を醸し出してて唯一無二の存在でもありました

    まぁでも、今の水準からみたらピラーがメチャ細いね
    車内はルーミーで良かったし車体も軽かったけれど、これじゃボディ剛性はそれなりですよね

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