■生誕の地「湘南」にオーテック車が里帰り
秋の恒例行事ともいえる「AOG(AUTECH OWNERS GROUP)湘南里帰りミーティング」が、2019年11月16日に開催されました。
日産「セレナ」のカスタムカー「AUTECH」がマイチェン! ワンランク上の上質感を目指す
このミーティングは、日産車のカスタムカーや福祉車両、商用特装車などを手掛けるオーテックジャパンが2004年からおこなっているオーナーイベントで、同社の本拠地である湘南に全国のオーテック車が集結するというものです。
2004年の初回は「オーテック オーナーズフェスティバル in 大磯」として開催されていましたが、全国各地に嫁いでいったオーテック車がふたたび故郷に戻ってくることから、「里帰りミーティング」と名付けられました。
里帰りミーティングの参加資格は、オーテック車およびNISMOロードカーであることです。過去にオーテックが手掛けたレアな車両はもちろん、現在新車で購入できる最新モデルまで、幅広い車種が一堂に会することもこのイベントの特徴です。
今回2019年のAOG湘南里帰りミーティングは、340台、575人が参加。遠方からの参加者も多く、北は山形から、南は福岡からと、各地に嫁いでいったクルマたちが里帰りしました。
オーテックジャパンが新たなブランドとして2018年2月に立ち上げた「AUTECH」は、車両の各所に湘南の空と海をイメージしたブルーを取り入れていることも特徴です。イベント当日は秋晴れに恵まれ、会場となった大磯ロングビーチからは、まさにオーテックブルーの美しい湘南の海を拝むことができました。
今回の里帰りミーティングのゲストとして、スーパーGT GT300 56号車リアライズ日産自動車大学校GT-Rに乗る平峰一貴選手と、2019AUTECHレースクイーンの河辺ほのかさんが登場し、イベントに華を添えました。
スペシャルゲストのふたりが入場する際、イベント前日に発売されたばかりの新型「セレナAUTECH スポーツスペック」に乗って登場。さらに、神奈川県警の白バイとオーテック製の「R33型スカイラインの4ドアGT-R」にアテンドされるという大がかりな演出での入場となり、参加者は大いに盛り上がりました。
この新型「セレナAUTECH」は会場内にも展示され、多くの来場者が入れ代わり立ち代わりチェックする姿が見られました。
じつは2019年10月に開催された東京モーターショー2019で新型セレナAUTECHは初公開されていたのですが、そのときに展示されていたのは「e-POWERモデル」だったのです。今回の里帰りミーティングでは最上級グレードの「スポーツスペック」が初お披露目されたことからとくに注目度が高かったようです。
2019年8月にマイナーチェンジを受けた「セレナ」がベースとなった新型セレナAUTECHは、ベース車に準じたアップデートのほかに内外装のデザインを一新。さらにスポーツスペックは遮音性まで追求したこだわりのモデルに仕上がっています。
ほかにも、2019年6月に追加された「リーフAUTECH」や「エクストレイルAUTECH」、「ノートAUTECH」のAUTECHブランドの各モデルも展示され、来場者の目を引いていました。
■ヘリテージ特別展示では希少なシルビアコンバーチブルが登場
また、福祉車両であるLV(ライフケアビークル:Life Care Vehicles)のブースでは、セレナをベースとしたモデルも展示されました。
同クラスの他メーカーにはハイブリッド車の福祉車両の設定はないのですが、セレナのLVはハイブリッド仕様の「e-POWER」搭載車も用意されています。福祉車両を必要とする人の選択肢が増えるのはうれしいところではないでしょうか。
さらにセレナのLVとして、「国際福祉機器展 H.C.R.2019」で初披露されたコンセプトモデル「アドベンチャーログキャビン」も展示されていました。
アドベンチャーログキャビンは、日産LVの「出かける喜びを、一人でも多くの方へ」というテーマに加え、さらに「どんなところへも気軽にクルマでお出かけをしよう」という思いを加えて具現化したモデルです。
セレナの3列目シートを取り外し、かわりに大人も横になれるサイズのベッドキットを装着。さらに車への乗り降りをサポートする助手席スライドアップシートを搭載した、LVに車中泊を組み合わせた画期的なモデルです。
また、初の試みとして、オーテック車を新車で購入し、現在までオリジナルに近い状態を保ちながら長年維持し続けているオーナーカーをピックアップするヘリテージ特別展示が実施されました。
今回は、「エルグランドライダー(E50)」、「テラノ アストロ―ド(R50)」、「シルビアコンバーチブル(S13)」、「スカイライン4ドアGT-R(R33)」の4台が展示され、来場者の目を楽しませていました。
イベントでは、これらのオーテック車の展示に加え、オーテックが手掛けた車両や周年記念車に同乗試乗ができるコーナーや、過去のレースなどで活躍したエンジンを間近に見ることができるエンジン開発ブース、記念メダルや革製キーホルダーの製作体験ができる生産部ブースなど、みんなが楽しめるコンテンツが盛りだくさんでした。
そしてイベントを締めくくるのは、毎回恒例となったスタッフによるお見送りです。スタッフと参加者が互いに手を振りあいながら、また来年の再会を約束するシーンが見られました。
筆者(小鮒康一)も過去にオーテック車を所有し、オーナーとして参加した経験があるのですが、今回取材をしたことで再び参加したい欲が沸きあがってきました。
このような楽しいイベントが用意されているのは、オーテックならではといえるのではないでしょうか。
新車だけでなく、中古で購入した車両でももちろん参加OKです。次の愛車の候補に、オーテック車もしくはNISMOロードカーを検討してみるのも良いかもしれません。
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