わざと破れたフルバケを選んで装備!?
あえて乗りっぱなし風を演出する
「EJ1シビックをウェザリング!?」あえてボロを活かすオーナー拘りのカスタムメイク!
ハリウッド映画「ワイルドスピード」では悪役グループのマシンとして、主役のスープラを食ってしまうほどの鮮烈な印象を叩きつけたEJ1シビッククーペ。その後、日本のドレスアップシーンに巻き起こったスポコン(スポーツコンパクト)ブーム時にも人気が高まり、以来、中古車相場は高値で推移している。
エンジンは1.6LのOHCエンジン“D16型”を搭載し、当初は4速ATのみの設定だったが、後に5速MTモデルも追加された。
そんなベース車を、個性的なアプローチでカスタムメイドしたのがこのEJ1だ。「ハワイの改造車好きがアシとして転がしているような、見た目は乗りっぱなのボロボロだけど、中身はしっかりイジってるクルマをイメージ」とはオーナー。
心臓部のD16エンジンはストックのまま。変更点はトップフュエルのエアクリーナーやパスワードJDMのインダクション、スプーンのタワーバーを組んでいる程度だ。
ホイールはワークのエクイップ03。サイズは純正キープの15インチで、フロント7J、リア8Jを履く。タイヤサイズはフロント185/45-15、リヤ195/50-15を組み合わせている。ホイールアーチとホイールの関係やツライチ具合に拘り、独特の色気を放つシンプルフォルムを実現している。
レンズ類はしっかりUS仕様に変更。キズなど乗りっぱなし感も含め、あくまで本場アメリカの空気感を追求している。
室内は、純正シートからわざわざ破れたスパルコのバケットを用意して変更したという変態的な拘りメイクを実行!? 見せ方としてはラットスタイル的な手法とも言える。
プラモデルで言うところのウェザリングに近い気もするが、実車でボロを演出するなど相当勇気がなくては実行できないだろう。たとえ、他人に理解されなくても真のあるカスタムを目指す。そんな、オーナーの強い想いが感じられるEJ1シビックだ。
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