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業界ニュース 2019.11.14

【こんな車もう出ない!?】驚くほどの超個性派!! エポックメイキングな軽自動車 5選

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 最近の軽自動車は、安全性、空間効率などでは非常に優れているものの、どのクルマも似ている気がする…と感じている人多いのではないだろうか?

 ところが、ふと過去を振り返ってみると、実に個性的で、正直現在では商品化のGOサインは出なかったのではないだろうか、というクルマがたくさん生まれていた。

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 今回は、そんな個性派のなかでも、当時としてもかなり攻めていたと評価される軽自動車を選出。そのユニークで、創造性にあふれた姿を振り返ってみたい。

文/片岡英明
写真/DAIHATSU、SUZUKI、HONDA、SUBARU

【画像ギャラリー】登場したクルマたちが持っていた特徴的なポイントを紹介!

■ダイハツ ミラ・ウォークスルーバン

ダイハツ ミラ・ウォークスルーバン

 ご存じのように「MIRA」は、1980年6月に誕生した軽ボンネットバンのミラ・クオーレを祖とするスモール2ボックスだ。1982年から「ミラ」を名乗り、軽自動車ブームを牽引した。

 デビュー時の心臓は547ccの直列2気筒SOHCである。1984年5月、このL55系ミラに特装車の形で加えられたのが「ミラ・ウォークスルーバン」だ。荒川車体工業が大改造を行い、荷室の高さを軽自動車の規格いっぱいの2m近くへと引き延ばした。アンバランスだが、なぜかキモかわいらしく感じられたのである。

 乗降用のドアは左側だけだ。1人乗りと割り切り、助手席はオプションとした。すり抜けしやすいウォークスルー機能を盛り込み、ドアは内開き式の折戸ドアである。バックドアは上下跳ね上げ式と3枚折戸のトリプル式バックドアを用意している。

 開発時は100台くらい売れればいい、と思っていたが、これが思いもしない大ヒット。そこで2代目のL70系ミラをベースにした第2世代のウォークスルーバンが1986年3月に登場した。

 1990年、軽自動車は規格改正を行い、全長を延ばすとともにエンジンを660ccにしている。ダイハツもL200系ミラを投入した。このミラにもウォークスルーバンが設定されたのだ。最後の作品は、これに続くL500系ミラをベースにしたウォークスルーバンである。

 発表された時は、多くの人がこの奇妙なスーパーハイトワゴンは1代限りで終わるだろうと思った。だが、気がついてみれば、4代、17年の長きにわたって第一線で活躍を続けたのだ。

■スバル ヴィヴィオ Tトップ

スバル ヴィヴィオ Tトップ

 レックスの後継として、1992年3月に誕生したのがヴィヴィオだ。走りのよさにこだわったドライバーズ・ミニセダンで、エンジンは658ccのEN07型直列4気筒で、DOHCにスーパーチャージャーを組み合わせたホットモデルも設定する。また、4WDシステムも2種類を用意した。

 1993年5月、富士重工業(現・スバル)の創立40周年を記念して送り出された特別限定車、それが「ヴィヴィオ Tトップ」だ。

 3ドア車のルーフを取り、キャビン中央にロールバーを備えたTトップが売りで、3分割式のディタッチャブルトップを装備する。これに日本で初めて電動開閉式リアウィンドウを組み合わせた。

 売りは、オープントップ、Tバールーフ、リアオープン、フルオープン、クーペと、その日の気分によって楽しめることだ。限定3000台の予定だったが、バックオーダーを抱えるほどの人気となっている。

 そこで1994年2月に第2弾として、スーパーチャージャー仕様にした高性能版1000台を追加発売する。今でも程度のいい中古車を探している人がいる、おしゃれなスモールクーペだ。

■ホンダ Z(2代目)

ホンダ Z(2代目)

「ホンダZ」は、水中メガネのニックネームで愛された初代の印象が強い。だが、軽自動車が現在の規格になった1998年10月に登場した2代目のホンダZは、初代以上に個性が強く、ユニークだ。

 5ドアが全盛の時に、3ドアのハッチバックとした。しかも最低地上高を195mmに広げ、15インチの大径タイヤを履くからSUVのようなルックスなのである。

 エンジンは656ccの直列3気筒SOHCだが、驚いたことに後席の下に収めた。なんと、ミッドシップなのである。自然吸気のほか、パワフルなターボを用意していたことも驚きだ。

 もうひとつ驚きがある。それは駆動方式で、4WDを採用した。ホンダといえばデュアルポンプ式のイメージが強い。だが、ホンダZはビスカスカップリング式を採用し、悪路や雪道でも豪快な走りを披露する。前後50対50の理想的な重量配分だったから、ハンドリングも軽快だ。

 スポーティな走りに加え、乗り心地も当時の軽自動車レベルを大きく超えていた。ぜいたくな造りなのに、価格はリーズナブルだ。が、個性の薄いデザインとコンパクトカーのロゴより重い車重が災いしたのか、販売は低迷。わずか3年で姿を消してしまったのである。

■ダイハツ ミゼットII

ダイハツ ミゼットII

 1960年代に大ヒットし、日本の景色を変えてしまった名車がダイハツ「ミゼット」だ。この軽オート3輪を平成の時代に蘇らせたのが「ミゼットII」だ。1993年と1995年の東京モーターショーに参考出品され、ウケがよかったから1996年春に発売されている。

 初代モデルと大きく違うのはタイヤの数だ。初代は3輪だが、2代目は安全性を重視して4輪とした。軽自動車の規格にミートさせているが、ボディは小柄だ。ミラより全長は500mm短いし、全幅も100mm狭かった。それでいて全高は1650mmある。セミキャブスタイルの一人乗りで、荷台には150kgの荷物を積むことができた。

 メカニズムの多くは、軽商用車のハイゼットから譲り受けている。エンジンは659ccの直列3気筒SOHCで、なんとキャブ仕様だ。ミッションは4速MTだけだったが、2人乗り仕様を設定した時に3速ATが加わった。

 また、同じ時期にライトバン感覚のカーゴを追加している。1998年秋には「カスタム」をカタログモデルに昇格させたが、ステアリングは名門ナルディの本革巻きだ。シートもプロテインレザーをおごった。その1年後には新規格に合わせて衝撃吸収ボディを採用し、エアバッグもオプションで選べるようになる。

 宅配などの小口配達には便利な軽自動車だったが、初代のようにその魅力が理解されなかった。そのため3桁の月間販売台数にとどまっている。一部のマニアに惜しまれつつ姿を消していくのは2001年だ。

■スズキ ツイン

スズキ ツイン

 21世紀は、環境にやさしいクルマが求められるようになった。大きなクルマからコンパクトカーへとシフトする風潮が出てきた2003年の1月、鮮烈なデビューを飾ったのがスズキの「ツイン」だ。

 そのネーミングからわかるように、2人乗りのシティコミューターである。メカニズムの多くはアルトのものを用いているが、全長は2730mmと、660mmも短い。ホイールベースも560mm切り詰められ、1800mmだ。全高はアルトに近い1450mmだから、外観はチョロQのようにユーモラスである。

 パワートレインは、アルトと同じ658ccのK6A型直列3気筒DOHCガソリンエンジンとモーターを追加したハイブリッドの2つだ。4速ATのハイブリッドAの燃費は34.0km/Lを達成した。ハイブリッド車のラゲッジルームには鉛バッテリーが敷き詰められている。

 また、廉価グレードのガソリンAは49万円のバーゲンプライスを掲げ、注目を集めた。車重は600kgと軽いから加速はいい。ホイールベースが短いからハンドリングもクイックだ。ボディの剛性も高かった。

 スマートKのライバルになると期待されたが、月間販売目標の200台をクリアすることは難しかった。EVやスモールカーに関心が向くようになっている今の時代なら、もっと売れたし魅力的なシティコミューターと感じたはずだ。

 その証拠に、ツインの中古車は引っ張りダコで、販売価格も強気である。ちょっと登場する時代が早すぎたようだ。残念。

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(ベストカーWeb 林眞人)

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