■ゴルフ場の駐車場はちょっとした展示会!?
ゴルフは日本でもトップクラスの人気を誇るスポーツです。ゴルフを楽しむには練習場(打ちっぱなし)やゴルフ場へ行く必要があり、移動にはクルマを利用するのが一般的ではないでしょうか。
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多くのゴルフ場は郊外にあり、遠方に大きく重いゴルフ道具を運ぶとなると電車移動は厳しく、やはりクルマでということになります。
そこで、ゴルフに行くのにオススメなクルマ5車種を紹介します。
●トヨタ「アルファード」
ゴルフは富裕層から浸透した紳士のスポーツです。いまもリッチなプレイヤーは多く、バブル期ほどではないにせよ、駐車場がちょっとした高級車の展示会のようになっているゴルフ場もあります。
それならばこちらもドイツ製高級セダンを選びたくなりますが、メルセデス・ベンツ「Sクラス」やBMW「7シリーズ」を頂点としたヒエラルキーに足を踏み入れることになり、ちょっとやそっとのプレミアム輸入車では埋もれてしまいかねません。
そこでオススメしたいのが、あえて王道のセダンではなく、ちょっとハズした高級ミニバンのトヨタ「アルファード」です。
全長4915mm×全幅1850mm×全高1880mmという威風堂々としたボディサイズに、押し出しの効いたフロントグリルの組み合わせは、ゴルフ場でもひと際目立ちます。
大型ミニバンらしく広々とした室内も魅力で、同乗者にとっても快適な移動時間となるはずです。また、3列フル乗車でもサードシートを一番前にセットすれば、荷室にはゴルフバッグが6セット収納できます。
●マツダ「マツダ6 ワゴン」
セダン並みの快適さや走行性能とSUVやミニバンに近い積載能力を兼ね備えた、「いいとこ取り」なクルマがステーションワゴンです。しかし、現在はあまり人気が高いジャンルとはいえず、新車で買える国産ステーションワゴンは数えるほどしかありません。
さらに、ゴルフ場に乗りつけるには、ちょっとパンチが弱いモデルがほとんどです。
そこでオススメなのが、国内で唯一のミドルクラスのステーションワゴンである「マツダ6」です。2019年7月まで「アテンザ」の名称で販売されていましたが、グローバルで車名を統一するため改名されました。
全長4805mm×全幅1840mm×全高1480mmの堂々たるボディは、流麗なスタイリングと艶やかな塗装でまとめられ、駐車場で存在が埋没してしまうことはありません。マツダ自身がプレミアムブランドを目指していることもあって、高級感もあります。
エンジンは2リッターと2.5リッターの自然吸気、2.5リッターターボのガソリンエンジンに、2.2リッターのクリーンディーゼルを加えた全4種と、バリエーションが豊富なのも特徴です。
ゴルフでの移動に限っていえば、中低速トルクが豊かで経済性に優れたディーゼルエンジン搭載グレードが最適といえそうです。
●三菱「アウトランダーPHEV」
近年の自動車トレンドを考えれば、SUVは外せない選択肢ではないでしょうか。着座位置が高く見晴らしの良いSUVは長距離の運転が楽で、荷室容量が大きく、大人4人乗車+ゴルフバッグ4セットが可能なモデルも多いです。
そんなSUVのなかからゴルフ向きな1台を選ぶとなると、三菱「アウトランダーPHEV」を推します。
アウトランダーPHEVは優れた燃費性能だけでなく、重心が高くなりがちなSUVでありながら、リチウムイオンバッテリーが床下に搭載されているため、ガソリンモデルに比べ重心が低く、コーナリング時の安定感を増しています。
アウトランダーPHEVに搭載されるエンジンは当初2リッターでしが、2018年のマイナーチェンジで2.4リッターに拡大され、走りにも余裕が出ました。
デビューからすでに7年が経過していますが、円熟した完成度の高さを味わうことができるのではないでしょうか。
■疲労軽減できる安心・安全なセダンもオススメ
●日産「スカイライン」
ゴルフ場の駐車場での見栄えも大事ですが、長距離移動になりがちなゴルフの足だけに、疲労を軽減してくれるクルマが向いているといえるでしょう。
移動の大半を占める高速道路を快適に走れ、ストレスを感じない走りの良さがあれば、肝心なプレーへの影響は最小限になります。
そこで、日産の伝統的なスポーツセダン「スカイライン」をオススメします。
3リッターV型6気筒ツインターボは標準仕様でも304馬力ものハイパワーを誇り、高性能版の「400R」に至っては405馬力と、歴代スカイライン最高となり、高速道路での余裕ある走りを約束してくれます。
また、走行モードを「スポーツ」にすれば、無駄なロールを感じさせないフラットライドな乗り心地を実現。
さらにオススメなのが3.5リッターV型6気筒エンジンとモーターを搭載するハイブリッドモデルです。走りの良さだけでなく、高速道路でのハンズオフ(手放し)走行が可能となる安全運転支援機能「プロパイロット2.0」が備わり、プレー後の疲れた身体に対して、帰路の強い味方となってくれることでしょう。
●スバル「WRX S4」
スカイラインと同じく日本を代表するスポーツセダンであるスバル「WRX S4」もまた、ゴルフのための長距離移動が快適な1台です。
現状では日産のプロパイロット2.0のようにハンズオフ走行はできませんが、30年前から研究・開発がおこなわれているスバルの運転支援システム「アイサイト」も、十分に高機能です。
全グレードに備わる「ツーリングアシスト」は、0km/hから約120km/hの速度域で、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動でアシスト。
区画線と先行車の両方を認識し、高速道路で起こりうる渋滞から巡航までさまざまな状況で運転負荷を大幅に軽減してくれます。
スカイラインとの大きな違いは荷室容量で、スカイラインは9インチのゴルフバッグを4つ収納できるのに対し、公式には4つとアナウンスしていますが、WRX S4は3つで限界のようです。
1台で移動する場合に3人までという制約がありますが、300馬力を誇る2リッター水平対向4気筒エンジン+AWDによる走りの良さもあるので、WRX S4は選択肢のひとつになりそうです。
※ ※ ※
ゴルフは40代から60代が占める割合が多い大人のスポーツのため、ゴルフ場に行くのはシックなクルマが標準的なようです。
あまりヤンチャなクルマだと浮いてしまうこともあり、高級なゴルフ場だとイメージにそぐわないとクラブハウスから離れた駐車場に回されるなんて話しも稀に聞かれます。
積載能力や運転が楽で利便性が高いのはもちろん、ステータス性などプラスαがあるクルマが良いのではないでしょうか。
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