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業界ニュース 2019.11.8

フロントガラスが凍結した時どうする? 正しい解氷方法とは

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■熱湯は絶対NG。もっと安全で手軽な方法があるんです

 寒い冬の朝、クルマに乗ろうとしたら窓ガラスが凍っていた場合、どう対処するのが正しいのでしょうか? まとめてみました。

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 この、フロントガラスが凍る現象には放射冷却が関係しています。

 夜間は放射冷却によって地面の熱が電磁波として上空に出ていくため、雲があれば熱が逃げ切れずに気温の低下が妨げられてガラスは凍りにくいです。しかし、上空に雲が無ければそのまま熱が放出され気温が下がり、ガラスが凍りやすくなるのです。

 そんな凍結の予防策として効果的なのが、凍結防止カバーです。帰宅時にフロントガラスにかけておくことでガラスの凍結を防ぐことができます。

 カバーはクルマの外側に使用するため、風で飛ばされないようにワイパーやドアミラーを利用して固定すると良いでしょう。使用していない毛布やシーツなどでも代用はできますが、ボディに傷がつきやすいため、オススメはできません。

 では、実際にガラスが凍結してしまった場合はどうするべきなのでしょうか。

■フロントガラスの凍結に絶対NGな行為とは!?

 凍ったものを溶かす、といえば水やお湯をかける方法が浮かびますが、フロントガラスには絶対にしてはいけません。その理由は、大きくふたつあります。

 ひとつは、解けた氷が更に凍ってしまうためで、気温が氷点下にまで冷え込んだ場合、氷に熱湯をかけた瞬間はあっという間に溶けますが、その後あっという間に元に戻ってしまい、溶ける前よりもさらに厚い氷の層となって悪循環を引き起こしてしまいます。

 ふたつ目は、ガラスがひび割れる危険性があるためです。

 これはクルマのフロントガラスの構造に関係しています。フロントガラスは事故などの衝撃で割れた場合でも飛散しないよう、複数の素材を使用した合わせガラスとなっていて、素材ごとに熱膨張率が異なるため、熱湯をかけた際の急激な温度変化によって割れてしまう可能性があるのです。

 修理可能な飛び石などの小さな傷とは違い、線状のヒビは交換する以外の処置方法がないため、高額な出費は避けられないので注意しましょう。

 フロントガラスの凍結について、JAFは次のように話します。

--フロントガラス解凍時の注意点を教えて下さい。
 
 お湯をかけて解氷する方法は温度差でガラスが割れたり、解けた水がすぐに凍り付く可能性があるので注意が必要です。

--フロントガラス凍結時のオススメ対処法を教えて下さい。

 状況によりさまざまですので、JAFとしては特定の方法がもっとも有効であると申し上げることはできません。

※ ※ ※

 では、どのような方法が安全で効果的なのでしょうか。

 原始的ですが、確実に氷を取ることができるのがスクレーパーの使用で、ガリガリと氷を削っていくことで凍結を解決することができます。

 なお、金属製のものや硬いプラスチック製のものは、フロントガラスを傷つけてしまう可能性があるので、カー用品店などでクルマに負担をかけない素材のものを選びましょう。

 とはいってもフロントガラス表面は湾曲していることが多いため、一気に削ることは難しく、何度も往復させて削る必要があります。しかし朝の寒時時間帯、寒さに耐えながら作業するのは過酷です。

 そこで、もっと手軽な方法として解氷スプレーの使用が効果的です。

 液体の成分はエタノールなどの揮発性の高いアルコールが一般的で、その凝固点は-114.5℃とかなり低い温度のため、エタノールそのものが凍ることはありません。

 解氷スプレーは、カー用品店で購入できるほか自作も可能で、アルコールランプなどに使う燃料用のエタノールと水を適切な比率で混ぜて、スプレーボトルに入れれば完成。100円ショップやドラッグストア等で材料を揃えれば、解氷スプレーを買うよりコストを抑えられるのでオススメです。

 また、毎日のようにガラスが凍結する地域であれば、リモコンエンジンスターターが効果的で、メーカー純正品のほかに、後付可能な社外品も販売されています。

 離れた場所からでもリモコンを使用してエンジンを始動することが可能で、出発前に車内をあらかじめ暖めることができる便利なアイテムです。

 自宅から車庫まではもちろん、見通しが良い場所であれば最長12km先からでもエンジン始動が可能な機種もラインナップされています。

 さらに最近ではスマートフォンアプリと連動した商品もあり、車内の温度を確認できるほか、エンジン始動時間の指定や音声による始動も可能となっており、冬だけでなく暑い日でもリモコン始動で快適な室温にできるため、季節を問わず活躍するアイテムです。

※ ※ ※

 JAFがおこなった実験において「窓の凍結防止には、ガラスにカバーをかけることがもっとも有効」「撥水剤を塗布しておけば、スクレーパーで霜が落としやすい」「寒冷地で駐車する際には、ワイパーゴムが凍結して窓に張り付くことがあるので、ワイパーを立てておく」などの方法がクルマの窓ガラスの凍結対策として有効なことがわかっています。

 凍結したフロントガラスはその状況によって対策方法が異なるようですが、どれかひとつの方法に頼るよりも、さまざまな方法をあわせて活用すると効果が期待できそうです。そしてやはり、熱湯をかける行為はオススメできません。

 解氷の手間を惜しんでガラスを傷つけてしまってからの修理となれば、それこそ手間がかかります。「急いては事を仕損じる」の言葉のように、ガラスにお湯かければガラスは割れてしまうこともあるので、解氷作業はゆっくり手間をかけておこないましょう。

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