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業界ニュース 2019.11.6

クルマ好きなら死ぬまでに1度は走れ! レーシングドライバーが推すドイツのドライブルート3選

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 やはり一番のオススメは自動車の本場「ドイツ」!

 これまでレーシングドライバーとして、あるいはテストドライバーやモータージャーナリストとしても世界中のさまざまな道を多種多様なクルマで走ってきた。そんな貴重な経験をさせていただいてきたなかで、ここは是非皆さんにも走ってきてもらいたいと思うほど感動した走行ルートがあるのでご紹介したい。

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 世界数ある走行ルートのなかで、やはり一番におすすめするのは自動車の本場「ドイツ」である。メルセデス・ベンツやBMW、アウディ、ポルシェ、VWと世界に名立たる自動車メーカーを輩出するドイツの道は速度無制限区域のあるアウトバーンを抜きには語れないのだ。そこで今回は欧州のハブ空港として重要な役割を果たしているフランクフルト空港を基点に3つの魅力溢れる走行ルートを選出した。

 フランクフルト空港へは国内からの直行便も多く、11時間強のフライトで到着できる。ドイツは日本と時差が7時間ほどあるので到着日は近隣のホテルに宿泊し時差の解消に務めるのが安全ドライブを可能とするうえでまずは重要だ。

 翌朝にレンタカーをピックアップ。ドライブルートをエンジョイするために思い切ってポルシェやAMG、BMW Mなど高性能モデルを借りよう。そしていよいよ「オススメルート」へ向け出発する。

 1)ニュルブルクリンク

 フランクフルトを出発してマイン川を超えアウトバーンの3号線、48号線を進みコブレンツの街の横を通るライン川を渡る。その先で61号線に合流して西進すると、ほどなくニュルブルクリンクの看板が現われアウトバーンを降りる。

 このアウトバーンルートは約160kmほどだが、途中に速度無制限区間が何箇所かあり時速200キロオーバーで日常的に走行する現地の人々の運転技量と走行マナーに驚かされるはずだ。

 3車線の一番左側は追い越し専用車線で、ドライバーは常にミラーを確認していて自分より高速の車が接近してくるとはるか彼方にいる時から中央車線に避けて譲ってくれる。時速200kmなら秒速55.4m。その速度と距離感を多くのドライバーが身につけている。

 ドイツ車の左運転席側サイドミラーがズームレンズ仕様になっていたのはこうした状況を素早く察知するために必要だからだ。

 また大型トラックなどの輸送貨物車両も多く走っているが、彼らは決して追い越し車線に入ってくることはない。一番右側車線が彼らの走行レーンであり、追い越しも中央車線まで。追い越しが完了すれば素早く元の車線に戻る。逆に彼らの走行を阻害するのもマナー違反で、加減速のし辛いトラックの走行特性を周囲のドライバーも認識し譲り合っている。

 アウトバーンの周囲には美しい田園風景が続き超高速で走っているにもかかわらず心が癒される。

 途中にサービスエリアが数カ所あり、ガソリンステーションがある大型の施設だったら是非立ち寄ってもらいたい。そこにはレストランやコンビニなども備わり、安くて美味しいローカルフードが楽しめる。トイレは有料で0.7ユーロ。そのため綺麗で清潔。使用済みチケットは0.5ユーロ分のクーポンチケットとして売店での買い物に使える場合が多い。

 ラーハー湖脇のインターチェンジを降りて412号線の美しい田園地帯を西進する。ここからは片側1車線の対面通行になる一般道だ。アウトバーンの感覚をリセットしないと速度違反をしがちなので注意が必要だ。

 ほどなく右手にニュルブルクリンク北オールドコースの一部であり、観戦・撮影ポイントとして有名は「ギャラリー・コーナー」が現われる。とくに入り口ゲートのようなものはなく常に誰でも自由に入場できる場所なのだが、看板もないので注意深く観察していないと気がつかずに通過してしまう。

 その先にはジャンピングスポットとして名高い「Pflanzgarten I」が金網越しに見えるはずだ。これが見えたらルートが正しいことの確認にもなる。

 258号線に突き当たったら右折。左側にガスステーションが見えてくる。そこは「ED Tankstelle」というホテル、レストラン、売店が一体の超有名店。ニュル北コースを走る連中がほぼ全員がここへ給油に立ち寄るのだ。

 売店内にはモデルカー販売の専門コーナーがあり、その在庫数は数万台に及び、国内では手に入らない貴重なモデルも。逆にスーパーGTのGT-Rやレクサスなどもあり僕もここで自分が乗車したマクラーレンF1 GTRを購入した。

 そして、その先にいよいよニュルブルクリンク・サーキットの巨大な施設が見えてくる。一番手前には「ドリント アム ニュルブルクリンク ホッホアイフェル」があり、そのロビーも歴史と伝統に飾られていて是非立ち寄りたい場所だ。

 ここまで来たらニュル北オールドコースも走っておきたいところ。258号線を脇道に入って丘の上にそびえるニュルブルク城を目指しながら若干戻ると走行チケット販売所がある。レースなどのイベントがない日はパブリック走行デイとして1周24ユーロほど。

 だがドイツのレンタカーは契約書にニュルブルクリンク北コースでの走行を禁じている条項が盛り込まれているので、乗ってきたレンタカーで走行することはできない。現地ではサーキット走行専用のレースレンタカー会社が多数あり、またサーキットタクシー(助手席同乗)プログラムもあるので、是非北コースを堪能していただきたい。

 今はナビゲーション機能が発達しているので初めての人でもフランクフルトから2時間ほどで到着できる。

 ドイツ車の文化や歴史に触れたりサーキット巡りもオススメ

 2)シュツットガルト

 次のおすすめルートはフランクフルトからシュツットガルトを目指すルートだ。シュツットガルト市はフランクフルトから南200kmほどに位置する。そこはメルセデス・ベンツ社やポルシェ社が本拠を構える地であり、両社の歴史的なミュージアムが建造されている。

 フランクフルトを出発し44号線アウトバーンを南進。市街地域が多いので速度無制限区間はあまり多くないが、途中にハイデルベルクの古城と大学が有名な歴史地区に立ち寄れる。

 この周辺はマンハイムを基点とした「古城街道」として指定されたルートでもあり、速度は出せないが観光には最高のロケーションが繋がる。その直ぐ先にはアウトバーンから見える位置にホッケンハイムリンクサーキットがあり、ここも見ておかなければならないだろう。

 シュツットガルトにも古城とショッピング街があり観光には事欠かない。メルセデス・ベンツミュージアムとポルシェ・ミュージアムはクルマ好きなら1日過ごせる規模で到着日と翌日に分けて訪問するのをおすすめする。

 帰路はシュツットガルトからポルシェの生産拠点である「ツッフェンハウゼン」、同じくポルシェの開発拠点である「ヴァイザッハ」を経由してフランクフルトに戻る。

 ツッフェンハウゼンの生産工場は見学が可能だが研究開発の聖地であるヴァイザッハは見学ができない。しかし周辺のショップやレストランでは開発車両を見かけることもしばしば。ポルシェ好きには立ち寄るだけでも価値がある場所といえるだろう。

 またシュツットガルト西部の「アファルターバッハ」にはメルセデス・AMG社の生産拠点り、往路でも帰路でもルートに組み入れ可能なロケーションにある。

 3)スパ・フランコルシャン

 3番目のルートはベルギーにある国際的なサーキットである「スパ・フランコルシャン」を目指すルート。「サーキット・ド・スパーフランコルシャン(以下スパ)」は毎年F1ベルギー・グランプリを開催していてオールージュをはじめとした難しいコーナーから「難攻不落」のサーキットとして世界的に知られている。つい先頃にもこのオールージュで若いレーシングドライバーが他界する悲惨な事故が起きてしまったが、それでも多くの伝説を築いたスパの名声は人々を惹き付けて止まない。

 フランクフルトからは43号線からライン側添いに進む9号線に乗り、49号線、259号線へと乗り継いでいきベルギー国境を超え421号を進んで向かう。フランクフルトから250kmほど北西に位置し順調なら4時間もかからず到着できる。

 じつはニュルブルクリンク近郊を通過するルートでもあり、多くの場合、ニュルから足を伸ばしてスパを訪れるケースが多い。時間と日程に余裕があるなら是非二つのサーキット巡りに挑戦してもらいたい。スパにもレースレンタカーやサーキットタクシーといったシステムがあり、多くの会社ではニュルとスパを組み合わせてレンタルするシステムも完備されている。

 今回紹介したのはいずれも僕自身が走ってきたルートであり、ドライバー人生に大きな感銘を与えてくれた道でもある。どのルートも飛行機代込みで2~3泊でスケジュールすれば50万円くらいから体験できるだろう。自分のクルマ人生の糧とするには決して高くない投資だと思う。

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(WEB CARTOP 中谷明彦)

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みんなのコメント

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  • fuk*****|2019/11/06 13:12

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    アウトバーン走ってみたい。
    ニュルブルクリンクとかは腕の立つドライバーの邪魔になるかもしれないし、ちょっと怖い。
  • oom*****|2019/11/06 15:39

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    2年前に国際免許を申請して、アウトバーンをポルシェ997PDKで走ってきました。一般道でも70キロ~100キロ区間がありますが、オービスや覆面パトカーを気にせず、速度無制限で走れるアウトバーンは最高でした!しかし、時速200キロで走っていてもパッシングされ、追い抜かれてた時は驚きました。
     少年期にドイツへの留学経験があり、ホームステイ先の家に空冷ポルシェのタルガトップがあり、当時ニュルブルクリンクに連れて行ってもらった事を思い出します。ちなみに、その空冷ポルシェは子供たちに引き継がれ、39年前と同じ様にに現在も大切に乗り続けられていることに驚きと、ドイツ人のポルシェに対する誇りと情熱を感じずにはいられません。

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