現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型KATANAのデザイナー、フラスコーリさんに突撃取材! カタナというバイクの印象、そしてアップアハンドルについても聞いてみた!

ここから本文です

新型KATANAのデザイナー、フラスコーリさんに突撃取材! カタナというバイクの印象、そしてアップアハンドルについても聞いてみた!

掲載
新型KATANAのデザイナー、フラスコーリさんに突撃取材! カタナというバイクの印象、そしてアップアハンドルについても聞いてみた!

2019年9月15日に開催されたKATANAミーティングにスペシャルゲストとして、ロドルフォ・フラスコーリさんが登場しました。なんと、彼は新型KATANA誕生のきっかけとなったコンセプト「KATANA3.0」のデザイナーさん! ということで、早速突撃インタビュー、いろいろ聞いてみましたよ!
(聞き手:葉月美優・月刊オートバイ編集部)

KATANA誕生のきっかけとなったコンセプトモデルをデザインしたロドルフォ・フラスコーリ氏

イタリア・ミラノ在住の53歳。KATANAの前身となった伊・モトチクリスモ誌の企画によるカスタムコンセプト「KATANA3.0」のデザイナー。モト・グッツィ、ベスパ、トライアンフなど、欧州メーカーのデザインを数多く担当している。

4気筒250cc復活!カワサキ「Ninja ZX-25R」を解説!

愛車は新型KATANAの純正アクセサリー装着車。欧州では「JINDACHI」=陣太刀という名でコンプリート販売されているモデルだ。

Q.初めて来た日本の印象を教えてください。
ここ(会場の浜松市フルーツパーク)の気候は僕が住んでいるミラノによく似ていて、とても気に入りました。
 
日本に来てそのまま会場入りしたので、まだ観光はできていないんですが、近いうちにプライベートでまた来て、色々な名所をじっくり見て回りたいですね。

Q.会場のカタナファンの印象はいかがでしたか?
会場で声をかけていただいたり、サインを求められたりして、とても嬉しかったです。
 
私は日本に来たのは初めてですが、今回のミーティング会場でお会いした日本のカタナファンの印象は、手入れの行き届いたファーストカタナを丁寧に乗られている方が多かった。
 
とてもエンスージアスティック(熱心)だと感じました。

Q.KATANAのデザインをするまで、カタナというバイクの印象はどんなものでしたか?
初めてファーストカタナを見た頃、僕はまだティーンエイジでしたが、当時、他のバイクはそれぞれのパーツがばらばらに並んでいるようなデザインだったのに対し、ファーストカタナは全てのボディパーツが流れるようなデザインでつながっていて、まるでバイクの未来を見せられているかのようでした。

すごいな、このバイクは10年以上先を行っているんだな、と思ったのを覚えています。時が過ぎて、まさか自分がKATANAのデザイナーになるなんて。もう夢のようです。

Q.KATANA3.0をデザインするとき大切にしたことは何ですか?
デザインの際に心がけたのは、ファーストカタナが持つ唯一無二の個性をストレートに現代のバイクに反映させること。
 
ボリュームあるタンクからシャープなノーズまで、一直線につながるアイコニック(特徴的)なキャラクターラインには特にこだわりました。
 
ここは個人的にも一番気に入っているポイントです。あとこだわったのは「レトロなバイク」にだけは絶対しない、ということ。「カタナ」伝統あるブランドですが、新型KATANAは最新のスポーツバイクですから。

Q.シルバーとブラック、どっちのKATANAが好きですか?
どっちも好きです(笑)。実際、僕も購入時にシルバーかブラックかで、最後まで悩んだくらいですから。

シルバーはカタナらしいキャラクターラインがキレイに出るカラーリングですし、ブラックは迫力のある、マッシブな印象を与えてくれますね。

Q.アップハンドルをどう思いますか?
KATANA3.0をデザインしたときはカッコよさを重視してハンドルを低くセットしましたが、いざKATANAのオーナーになって乗ってみるとアップハンドルの方がいいなと思います。

KATANAはライダーが前寄りに座るポジションなので、このハンドルのおかげで楽な姿勢も取れますし、テクニックのあるライダーならモタードのような感覚で、マシンを積極的にコントロールすることもできる。このハンドルはKATANAに合っていると納得していますよ。

Q.KATANAのインプレッションを聞かせてください。
すごくパワフルでクイック! 200PSオーバーのスーパースポーツも刺激的ですが、KATANAだって150PS近いわけですから。
 
GSX‐R1000(K5)のエンジンも力強いし、僕には十分以上にエキサイティングです。あと、KATANAで出かけたとき、パーキングエリアに停めると、必ずと言っていいほど周りの人から声を掛けられ、バイクのことについて聞かれるのが嬉しいです。 
 
KATANAオーナーになってよかったな、と本当に思います。

Q.最後に、日本のファンにひと言お願いします!
カタナは他のモデルとは比べられない唯一無二のバイクです。

ファーストカタナ、新型KATANAともども、長く楽しんでいただけたら嬉しいです。

来年もミーティングに呼んでいただけるなら、喜んでイタリアから飛んできます! またお会いしましょう!

聞き手:葉月美優・月刊オートバイ編集部

スズキ KATANA公式サイト
KATANA関連のおすすめ記事はこちら!

こんな記事も読まれています

ハミルトン「極端なセットアップ変更が、かつてないレベルのアンダーステアを引き起こした」メルセデス/F1中国GP
ハミルトン「極端なセットアップ変更が、かつてないレベルのアンダーステアを引き起こした」メルセデス/F1中国GP
AUTOSPORT web
経験を信じたWRTとリスクを避けたマンタイ。雨中のタイヤ選択がLMGT3上位の明暗分ける/WECイモラ
経験を信じたWRTとリスクを避けたマンタイ。雨中のタイヤ選択がLMGT3上位の明暗分ける/WECイモラ
AUTOSPORT web
レクサスが新たな「小さな高級車」展示! 全長4.2m級でも上質さ健在!? 「LBX」の実車見たユーザーの反響は? in 菅生
レクサスが新たな「小さな高級車」展示! 全長4.2m級でも上質さ健在!? 「LBX」の実車見たユーザーの反響は? in 菅生
くるまのニュース
先行ピットインを決めたディクソンが逆転勝利。初参戦プルシェールは11位完走/インディカー第2戦
先行ピットインを決めたディクソンが逆転勝利。初参戦プルシェールは11位完走/インディカー第2戦
AUTOSPORT web
ランボルギーニと「ザ・ホワイトストライプス」が20年の時を経てコラボした理由とは? アナログからデジタルへ時代を超越した芸術作品でした!
ランボルギーニと「ザ・ホワイトストライプス」が20年の時を経てコラボした理由とは? アナログからデジタルへ時代を超越した芸術作品でした!
Auto Messe Web
併走するクルマへの目潰しでしかないのにナゼやる? 斜め後ろに「白色ライト」を点灯して走行するトラックは法令違反だった!!
併走するクルマへの目潰しでしかないのにナゼやる? 斜め後ろに「白色ライト」を点灯して走行するトラックは法令違反だった!!
WEB CARTOP
愛車の履歴書──Vol35. 益若つばささん(後編)
愛車の履歴書──Vol35. 益若つばささん(後編)
GQ JAPAN
ジャガーに新しい可能性を見た──新型F-PACE試乗記
ジャガーに新しい可能性を見た──新型F-PACE試乗記
GQ JAPAN
便利な「ドライブレコーダー」 まさかの「バッテリー上がり」招く可能性も!? 「駐車監視」の注意点とは
便利な「ドライブレコーダー」 まさかの「バッテリー上がり」招く可能性も!? 「駐車監視」の注意点とは
くるまのニュース
ホンダがフォーミュラEに参戦する可能性はあるのか? HRC渡辺社長「今は2026年からのF1再参戦が最優先……しかしGEN4は魅力的」
ホンダがフォーミュラEに参戦する可能性はあるのか? HRC渡辺社長「今は2026年からのF1再参戦が最優先……しかしGEN4は魅力的」
motorsport.com 日本版
三菱ふそうがコロナ禍で光岡バディの生産を始めた理由
三菱ふそうがコロナ禍で光岡バディの生産を始めた理由
driver@web
2024スーパーGT第2戦富士のGT300クラス公式予選Q1組分けが発表
2024スーパーGT第2戦富士のGT300クラス公式予選Q1組分けが発表
AUTOSPORT web
V型4気筒エンジン搭載!! ホンダ「VF750F」に注ぎ込まれた先鋭のメカニズムとは?
V型4気筒エンジン搭載!! ホンダ「VF750F」に注ぎ込まれた先鋭のメカニズムとは?
バイクのニュース
フェラーリ内紛再び? サインツJr.、F1中国GPの1周目ルクレールの動きに苦言「僕らのレースに影響を及ぼした」
フェラーリ内紛再び? サインツJr.、F1中国GPの1周目ルクレールの動きに苦言「僕らのレースに影響を及ぼした」
motorsport.com 日本版
タナベのローダウンスプリング「SUSTEC NF210」に『スペーシアカスタム』の適合が追加
タナベのローダウンスプリング「SUSTEC NF210」に『スペーシアカスタム』の適合が追加
レスポンス
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
くるまのニュース
全長4.4mの人気コンパクトSUV 日産・新型「キャシュカイ」欧州で登場 変更されたフロントグリルは「サムライの鎧」をイメージ!?
全長4.4mの人気コンパクトSUV 日産・新型「キャシュカイ」欧州で登場 変更されたフロントグリルは「サムライの鎧」をイメージ!?
VAGUE
【MotoGP】ホンダは苦境でも、ザルコは「悲観的になる必要はない」と前向き。改革の効果出るのはまだ先?
【MotoGP】ホンダは苦境でも、ザルコは「悲観的になる必要はない」と前向き。改革の効果出るのはまだ先?
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村