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トヨタ新型「ヤリス」は燃費も「アクア」超え!? 国産コンパクトカー燃費ランキングTOP3

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トヨタ新型「ヤリス」は燃費も「アクア」超え!? 国産コンパクトカー燃費ランキングTOP3

■2020年に国産コンパクトカーの燃費戦争が激化!?

 トヨタは、2019年10月16日に新型コンパクトカー「ヤリス」を世界初公開しました。国内市場では、日本名の「ヴィッツ」から海外名「ヤリス」に車名変更したうえでの全面刷新となっています。

ヴィッツが大変身! 4代目新型「ヤリス」詳細を画像でチェック(57枚)

 そんななか、新型ヤリスのハイブリッド仕様は、世界最高レベルの低燃費が開発目標であると明かされていることから、現在販売されている国産コンパクトカーの燃費性能も超えてくると予想されます。そこで、2019年10月時点の現行国産コンパクトカーの燃費トップ3を紹介します。

●1位 トヨタ「アクア」 JC08モード燃費 38.0km/L

 トヨタ「アクア」は、2011年に発売されたハイブリッド専用のコンパクトカーです。世界初の量産ハイブリッド乗用車である同社の「プリウス」に採用されたハイブリッドシステムをコンパクトサイズのボディに搭載したことで、扱いやすいボディサイズと世界最高クラスの低燃費を両立しました。

 発売以来一度もフルモデルチェンジがおこなわれておらず、2019年時点で発売から約8年が経過しました。しかし、人気は依然衰えておらず、日本自動車販売協会連合会の2019年度上半期(4月から9月、以下同様)の新車販売ランキングでは、コンパクトカーカテゴリーにおいて2位(販売台数5万1168台:総合4位)を獲得しています。

 人気の理由としては、コンパクトカーカテゴリーにおいてトップの燃費性能を持っていることに加え、改良や特別仕様車の追加などを度々おこなっていることが要因のひとつに挙げられるでしょう。

 2019年10月4日には、アウトドアテイストの特別仕様車「S“GLAMPER”(グランパー)」が発売されており、専用ヘッドライトやドアミラーカバー/ドアハンドル/ホイールキャップのブラック加飾が、精悍な雰囲気を演出。こちらも、人気の仕様となりそうです。

●2位タイ ホンダ「フィット ハイブリッド」 JC08モード燃費 37.2km/L

 ホンダ「フィット」は、初代モデルが2001年に発売されたコンパクトカーで、2013年に発売された現行モデルで3代目となります。2代目フィットからは、ハイブリッド仕様が追加設定され、3代目フィットでは発売当初からハイブリッド仕様が設定されました。

 現行型フィットの直近の販売状況は、前出の2019年度上半期新車販売ランキングにおいてコンパクトカーの5位(販売台数4万3287台:総合11位)と、トヨタ/日産をはじめとした他社のコンパクトカーに水をあけられている状況です。

 そんななかホンダは2019年10月23日に、第46回東京モーターショー2019において4代目となる新型フィットを世界初公開しました。

 新型フィットのハイブリッド仕様には、新開発の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」がホンダのコンパクトカーとして初搭載されており、新型ヤリスや現行の国産コンパクトカーに対して、燃費性能がどれほどになるのか、注目されます。

■強敵多数! 現在首位の日産「ノート」が持つ独自の強みとは

●2位タイ 日産「ノート e-POWER」 JC08モード燃費 37.2km/L

 日産の国内市場における主力モデルの「ノート」は、初代モデルが2005年に発売され、現行モデルは2012年に登場したコンパクトカーです。

 2016年に追加設定されたシリーズ式ハイブリッドシステムを搭載した仕様「e-POWER」が好評となり、2018年暦年(1月から12月)の登録車販売ランキングにおいて日産車として初の総合首位を獲得する快挙を成し遂げました。

 その後も販売は好調で、前出の2019年度上半期新車販売ランキングにおいて、コンパクトカーのなかでは首位(販売台数5万9474台:総合2位)です。

 ノートに搭載される「e-POWER」の特徴は、エンジンで発電した電力をバッテリーに充電し、そこからモーター駆動をおこなうという、アクアやフィットに搭載されるハイブリッドシステムとは異なる仕組みとなっている点です。

 高効率な回転域でエンジンを駆動させることが可能となり、コンパクトカートップクラスの低燃費を実現しています。モーター駆動がもたらす気持ちいい加速も魅力です。

※ ※ ※

 2020年2月発売予定の新型ヤリスに搭載される新たなハイブリッドシステムについて、トヨタは燃費性能(WLTCモード燃費)が従来比で20%以上向上する見込みであると説明します。

 また、モーターのみで走行可能となる最高速度も70km/hから130km/hへ向上するなど、従来のハイブリッドシステムとはレベルの違う性能を持つことが期待されます。

 一方、前出の新型フィットの発売時期も2020年2月を予定していることから、2020年には燃費競争とあわせて、販売面でも国産コンパクトカー市場が盛り上がりを見せるのは間違いありません。

 現在コンパクトカー首位のノートの売れ行きがどのようになるのかも含め、今後のコンパクトカー市場に注目です。

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