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業界ニュース 2019.10.30

アウディが進める電動モビリティへのロードマップは順調に推移

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2025年までに全販売台数の40%を電動化

アウディは、電動化ロードマップと全体的な脱炭素化を加速し、2025年までに30以上の電動化モデルを発売、全販売台数の40%を電動化する予定だ。これはアウディe-tronの開発と生産から得られたスキルと経験に裏打ちされたもので、今後の電気自動車モデルのリリースはもちろん、車両の電動化に伴い包括的なトレーニングを実施し、開発コンセプトの策定にも力を入れていくという。

    アウディが進める電動モビリティへのロードマップは順調に推移

ライフサイクル全体にわたる車両フリートのCO2排出量を2015年比で30%に削減する計画は、プレミアムセグメントのカスタマーニーズに応えるもの。アウディでは大型モデルの販売比率が高いため、その性能要件および長距離走行への対応を考慮し、電気自動車だけでなくプラグインハイブリッドモデルへも注力している。

また、カスタマーに対してはアウディe-tron充電サービスを提供。このサービスはEU20ヵ国で220のプロバイダーが運営する11万ヵ所を超える充電ステーションの約80%で利用可能。アウディの充電サービスに対応したカードを用いれば、それがAC充電、DC充電、出力11kWあるいは150kWであれ、すぐに充電を開始することができる。使用した分の電気代は利用者のアカウントへ自動的に課金されるシステムだ。さらに、まもなく利用可能になる新しいプラグ&チャージ機能を使用すれば、充電ターミナルで暗号化プロセスを介し自動認証が行われ、充電システムが起動する。

フォルクスワーゲングループは2017年に、アウディ、ポルシェ、BMW、ダイムラー、フォードと共同で欧州における直流高速充電ネットワークのIonity(アイオニティ)を設立している。これによって、カスタマーのガレージから電力網全体へとインフラ整備の範囲が拡大。2020年までに欧州25ヵ国の幹線道路沿いに、120km以内の間隔で400の高速充電ステーション(HPC)が設置される予定だ。

部品調達や生産現場から始まる脱炭素

アウディの脱炭素への方策は、サプライチェーンへの要請や生産設備の刷新、リサイクルパーツの徹底など多岐にわたる。

電気自動車を生産するにあたり、サプライチェーンがアウディの持続可能性ロードマップにおいて果たす役割は大きい。そのためアウディは、バリューチェーン全体でCO2排出量を大幅に削減することを目的とし、2018年末に調達部門においてCO2プログラムを開始。以来、サプライヤーと30を超えるCO2ワークショップを開催し、グリーン電力と数多くの二次材料とリサイクル素材を使用することでCO2排出量を削減可能にした。

中でも高電圧(HV)バッテリーやアルミニウム部品などは生産時にエネルギーを大量に消費するため、アウディはバッテリーセルのサプライヤーに対してグリーン電力を使用してセルを生産するように要望を出し、この要件は仕様書に盛り込まれている。

さらにアルミニウムのリサイクルでは、2018年10月に包括的な持続可能性基準を規定した「アルミニウム スチュワードシップ イニシアチブ(ASI)」による「パフォーマンス基準」証明書を授与された最初の自動車メーカーとなった。これはアウディe-tronのバッテリーハウジングのアルミニウム部品がASIの持続可能性要件に従って製造および装着されていることを保証するもの。

また、アウディはアルミニウムを使用する場合、材料を再利用することでCO2排出量を削減している。2017年にはネッカーズルム工場で「アルミニウム クローズドループ」を導入し、プレス工程で生じたアルミニウムシートの端材はサプライヤーに返送されてリサイクルされている。

アウディは生産プロセスにおいて、これらの再処理されたアルミニウムシートを再利用。これによって2018年だけで約9万トンものCO2を削減したという。削減幅は前年比で30%以上に上り、2020年の時点でアウディは他の工場でも「アルミニウム クローズドループ」を徐々に展開していく。

電動モビリティ用プラットフォーム「PPE」と「MEB」

電気自動車の生産にあたり、アウディでは現在主に2つのプラットフォームを用いている。フルサイズクラス用の「プレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)」は、ポルシェと共同開発されたもの。PPEは既存の工場で生産可能であることが大きな特徴になっている。車両コンセプトは標準化されたプラント構造に基づき、既存の工場に迅速に移設できる。

そしてもうひとつは「モジュラーエレクトリフィケーションプラットフォーム(MEB)」。アウディはMEBをベースにしたコンパクトモデルを開発しており、MEBを使用することでグループ全体で相乗効果を生むことができる。Aセグメントの電動SUVであるQ4 e-tron conceptの生産はツヴィッカウのフォルクスワーゲン工場で行われ、ここではフォルクスワーゲンとセアトブランドの電気自動車も生産する。

生産プラットフォームを束ねることによって、将来的に電気自動車を大量かつ高効率に生産することが可能になる。MEBモデルの最も重要な部品は主にカッセル(駆動モジュール)、ザルツギッター(電気モーター部品)、ブランズウィック(バッテリーおよびサスペンション部品)のフォルクスワーゲングループのコンポーネント工場で製造されている。

着々と生産体制が進むアウディ電動モデル

また、2020年末からネッカーズルム近くのベーリンガーホフ工場でR8と共に生産される予定のe-tron GT concept市販モデルは、すでに生産準備が進行中。R8は主に手作業で製造されるが、この電気自動車のグランツーリスモは高度に自動化されて生産される予定だ。両モデルは同じ組み立てラインを通過するが、その工程は現在20サイクルから36サイクルに拡張され、オーバーヘッドコンベヤーも設置される。バッテリーシステム、駆動装置、熱管理といった特定の電気エレメントは別の事前組み立てラインで準備され、完成したモジュールとして組み立てラインに搬入される。

プラグインハイブリッドは、それぞれの製品ラインと同じ工場で生産される。A3 Sportback e-tronはインゴルシュタット、Q5 TFSI eはサン ホセ チアパス(メキシコ)、Q7 TFSI eはブラチスラバ(スロバキア)、A7 TFSI eおよびA8 TFSI eはネッカーズルムでそれぞれ生産されている。A6 TFSI eの生産も間もなく開始予定で、さらに中国において2つの電気自動車(A6 L e-tronとQ2 L e-tron)を現地生産中。2020年には中国でe-tronの生産も始まる予定だ。

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(GENROQ Web GENROQweb編集部)

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