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業界ニュース 2019.10.27

【試乗】DS3クロスバックは、今や希少な「小さな高級車」だ

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DSブランドのオリジナルモデル第2弾が、コンパクトSUVのDS3クロスバック。パリの街並みが似合いそうなクルマだが、まずは東京の街中を走ってみよう。

独特の内外装だが、乗り味にはクセはない
日本ではまだまだDSブランドの認知度は低い。MM社のそばで、いつも広報車のガソリン満タンや洗車をお願いしているガソリンスタンドの店員さん(当然、普通の人よりはクルマを知っている)でさえ、DS3クロスバックを見て「これ、どこのクルマですか?」と聞いてきたくらいだった。

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シトロエンのプレミアムブランドとして生まれたDS。そのオリジナルモデル第2弾が、このDS3クロスバックだ。オリジナルモデル第1弾でDSのフラッグシップでもあるDS7クロスバックの弟分的なスタイルは、まさにデザインオリエンテッド。全長は4.1mちょっとというコンパクトなボディながら、フロントマスク、サイドビュー、そしてリアエンドと、どこを見ても他に類をみない存在感のあるスタイリングだ。

キーを持ってクルマに近づけば、ビルトインされたドアハンドルがポップアップする。ドアを開けて乗りこめば、菱形をモチーフとしたインテリアが出迎えてくれる。だが、デザインに走りすぎて機能性を無視したものではなく、スイッチ類の位置や機能はわかりやすく、このクルマに初めて乗っても操作系で戸惑うことは少ないだろう。しかも、本革シートなどのクオリティは高く、日本車では見られなくなってしまった「小さな高級車」という呼び名がピッタリあてはまる。

そんな小さな高級車にふさわしく、先進運転支援システムもこのクラスとしてはトップレベルの充実ぶりだ。アダプティブクルーズコントロール(ACC)は全車速対応&渋滞追従型で、レーンキープ機能も備わる。フル液晶のメーターパネルにヘッドアップディスプレイ、センターダッシュ上のタッチスクリーン、スマホの非接触充電が可能など、機能&快適装備も十分以上のレベルにある。

DS3クロスバックは、BセグメントのコンパクトSUVにあたる。それでも車高は1550mmにおさえられており、立体駐車場にも問題なく駐めることができる。運転席からの目線も思ったほど高くないし、車幅も1.8m以内で車両感覚はつかみやすく、都会の狭い道でも走りやすい。

アバンギャルドなのは見た目だけではなく、PSAグループが新開発したプラットフォームを初採用している。日本仕様のパワートレーンは1.2Lの3気筒ターボのみだが、パワー的には十分。8速トルコンATとの相性も良く、ダウンサイジングターボのおいしいところを多段ATがうまく引き出しているという感じだ。ドライブモードはエコ/ノーマル/スポーツに切り替え可能で、スポーツではエンジン音も元気になりステアリングのレスポンスも良くなるが、エコでは市街地走行でも少々カッタるい。普通に乗るならノーマルで過不足ない走りが楽しめるだろう。

試乗車は18インチの55タイヤを履いていたが、けっこう乗り心地は良く、また振動の少ないボディはフロア剛性が高そうだ。今回は市街地走行が中心でワインディングを走る機会はなかったが、都会のちょっとしたコーナーでも思ったようにスッと抜けるさまに、新プラットフォームの効果を感じさせてくれた。SUVとはいえ駆動方式はFFのみだからハードな悪路走行は得意ではないが、最低地上高は185mmあるし、スタッドレスを履いていれば首都圏の積雪くらいなら問題なく走破してくれるはずだ。

DS3クロスバックは、見た目とは裏腹に乗り味にクセはなく「きわめて普通」だ。他のクルマから乗り換えても、違和感なく普通に乗りこなすことができる。このスタイルやインテリアを気に入って買ってしまったとしても、乗り味でガッカリさせられることはない。

パリの小粋な雰囲気も感じさせる小さな高級車、DS3クロスバック。エントリー輸入車としてもオススメできるクルマだし、オシャレな女性にもぜひ乗って欲しいクルマだ。(文:篠原政明/写真:井上雅行)

DS3クロスバック グランシック 主要諸元
●全長×全幅×全高:4120×1790×1550mm
●ホイールベース:2560mm
●重量:1280kg
●エンジン種類:直3 DOHCターボ
●排気量:1199cc
●最高出力:96kW<130ps>/5500rpm
●最大トルク:230Nm<23.5kgm>/1750rpm
●トランスミッション:8速AT
●タイヤサイズ:215/55R18
●車両価格(10%税込み):411万5000円

試乗記一覧

[ アルバム : DS3クロスバック はオリジナルサイトでご覧ください ]

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(Webモーターマガジン Webモーターマガジン編集部)

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みんなのコメント

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  • kan*****|2019/10/27 20:39

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    独立ブランドとなってまだ日が浅く、販売車種も絞り込みすぎのまま販売店を新規で立ち上げるのはまだ無理があるのではないか?購入できる販売店もまだ少なく、これまでのプジョー/シトロエン販売店で併売でもよかったのではないか?まずは認知してもらわないと・・・
  • end*****|2019/10/27 20:48

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    発売記念特別仕様車が納車されてから1000キロ程慣らし運転込みで乗ってますが、それ以前に乗っていたハイパワーホットハッチからの乗り換えでも、普通に運転している分には不満は全くなく、急こう配の上り坂以外は、これが1.2リッター3気筒か!と、思うほどレスポンスもいい。。

    気になる点は、
    フロントワイパーを立ててフロントガラスの洗車しようとすると、ボンネットの縁に引っかかって立ち上げることができなかった。
    ライトの消灯スイッチがなく「オートライト」モードにしているが、雨の日は超敏感に反応して点灯するよ。
    オプションのナビは、音声告知するたびに音楽などがとぎれます。。
    ステアリングが超軽くて、最初は戸惑ったけど、すぐに慣れました。
    と、気になるところはこのくらい。
    スイッチなどの操作性、ステアリング操作の反応・挙動など・・優等生な車です。
    デザインは好き嫌いもあるでしょうが、個人的には気に入ってます。
  • toy*****|2019/10/27 18:30

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    全長4120で411万か、高いです。

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