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業界ニュース 2019.10.27

日産 新型「シルフィ」日本導入ある? 中国市場で人気爆発の理由とは

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■日本ではパッとしないが、中国で人気な理由とは

 日産「シルフィ」といえば、かつてのブルーバードをルーツとし、日本でも販売されている小型のセダンです。国内市場ではお世辞にも売れているモデルではありませんが、日産にとって拡大しつつある中国市場を語るうえで欠かせないモデルだったのです。

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 そんな中国市場で爆発的に売れているシルフィの新型モデル(中国仕様)が日本で公開されました。日本仕様と比べて何が凄いのでしょうか。

 シルフィは、2018年の中国市場で販売台数47万5696台を記録。この数字は、2019年4月に開催されて「上海モーターショー2019」で新型モデルが発表される前の先代モデルの台数です。

 しかも、モデル末期という新車が売れにくい状況にも関わらず、2017年の40万5854台から18.6%も増加するほど、日産の中国市場には無くてはならないモデルといえます。

 今回、公開された新型シルフィ(中国仕様)は、日産が開発する新しい電動駆動4輪制御技術体験会の際に展示されており、なぜ中国市場で人気なのか、について開発担当者が説明していました。

 新型シルフィのボディサイズは全長4641mm×全幅1815mm×全高1450mmとなり、日本仕様の全長4615mm×全幅1760mm×全高1495mmと比べて一回り大きいサイズになっています。

 今回は、新型シルフィの紹介が主題ではなく、日産が取り組む内外装の高品質化に関する説明のために参考として展示されていました。

 実際に国内で市販されている日産車と比べると、細かな部分で質感が向上していることがわかります。主な改良点について、開発担当者は次のように話します。

「いままで日産車は内外装の質が低いといわれていましたが、それらを払拭するためにも、『人を科学し、感性に訴える機能、形状の作り込み』をテーマに、車両の機能・形を定量的に結び付けて設計し、お客さまの期待を上回る高品質感を提供できるように開発に力を入れました。

 具体的には、ボンネットとボディの隙間を均等にして見栄えを良くする工夫や、ドアハンドルの握り心地や操作性を同社SUVの『エクストレイル』よりこだわっています

 また、ドアの開閉音の乗り込む瞬間から乗り込んだ後の車内空間で高品質感を意識して開発しており、メッキパーツやブラックの加飾パネルを各所にあしらっているほか、エアコンパネルスイッチの操作感など頻繁に触る部分や目に見える部分の質感は凄く向上したと思います」

※ ※ ※
 
 実際に中国市場で、新型シルフィを購入したユーザーには若年層も多いといい、先代モデルよりも向上した質感が好評のようです。

 新型シルフィの価格は、日本円に換算して約150万円から設定されており装備差などはあるものの、各部品の品質に差はないといいます。なお、発売後では月間2万台ほどを販売するほど好調だといいます。

 日本市場への導入について、前出の担当者は次のように話します。

「日本へ導入を要望される声は聞きますが、日本ではセダンモデルの需要はあまり多くありません。そのため、中国仕様を日本仕様に変更するコストなどを考えると、難しいのでは無いでしょうか」

■中国市場ではセダンが人気? ホンダのセダンも人気モデルに!

 日本市場では、「軽自動車」「ミニバン」「コンパクトカー」「SUV」などが人気モデルですが、中国市場ではセダンの人気が根強いのです。

 前述のシルフィは、中国市場において毎年、40万から50万台程度を販売しています。日本でもっとも売れているのがホンダの軽自動車「N-BOX」で、2018年の累計販売台数は24万1870台と2倍以上の差があります。 

 新型シルフィは、燃費性能を向上させた新しいパワートレインを採用し、より低重心でワイドなスタンスとともに空力性能を向上させた外観のデザイン、そして広く質感の高い内装を実現。

 また、シームレスなコネクティビティ機能と最新の安全技術によってドライバーをサポートし、そのドライビング体験を向上させています。

 新型シルフィの発表時に、当時の日産の副社長・ダニエレ・スキラッチ氏は、次のように話していました。

「新型シルフィによって、最新の『ニッサン・インテリジェント・モビリティ』を中国市場に投入します。よりスタイリッシュなデザイン、先進のコネクティビティや安全技術などにより、新型シルフィは市場をけん引するファミリーセダンとして、お客さまにこれまでにない自信とワクワクを提供します」

 また、日産同様に日本と比べてセダンの販売が好調なのがホンダです。日本市場では、フラッグシップ「レジェンド」を始め、北米市場でも人気の高い「アコード」や「シビック」、教習車などにも使われる「グレイス」など幅広いセダンラインナップを持っていますが、販売台数では苦戦を強いられているのが現状です。

 しかし、中国市場ではシビックの2018年販売台数が20万台を超え、日本の同時期と比べて20倍差になります。ホンダの担当者は、中国市場のセダン人気について次のように話します。

「中国では、北米同様にシビックやアコードが人気です。その要因としては、セダンそのものが人気なのもありますが、両車の質感の高さが好評だとも聞いています。

 他車でも他国と比べて高級感ある内装を中国市場向けに設定しているという話もあるので、恐らくいまの中国人のニーズが『セダン×高級感』というところにあるのではないでしょうか」

※ ※ ※

 日本ではかつてほどの勢いがないセダンですが、トヨタ「クラウン」のように一定数の人気を誇るモデルもあります。しかし、ほとんどのセダンはいつ日本市場から撤退してもおかしくないほどに販売低迷しています。

 中国市場の新型シルフィのように高級感(高品質)でありながら手が届く価格帯であれば、もう一度「セダンの復権」はあるかもしれません。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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みんなのコメント

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  • z32*****|2019/10/27 10:55

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    嗚呼、日本国内販売への日産のやる気の無さよ・・・。
  • nor*****|2019/10/27 10:21

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    こういう判断が日産の経営陣に出来ないから日産が駄目になっている。
    売りたくなるような車が、欲しいと思うような車が一切ない。
  • shi*****|2019/10/27 10:28

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    需要はあるけど、メーカーが本気を出して展開しないからでしょ。特に日産。
    ティーダだって十分需要があったのに、あんな質の悪いやつを導入してさ。

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