普段から注意しておけば防げる項目ばかり!
まもなく立冬(2019年は11月8日)。暦の上では冬になる! 冬になれば日が短くなり、寒くなって電気系の出番は増えて、ゴムや樹脂は硬くなり、油脂類の流動性は低下し、雪や氷の影響も……。
「バッテリーは夏でもあがる!」 泣く前にやっておきたい行楽シーズン・メンテ
つまりクルマにとってはつらい季節。そんな冬のトラブルをJAFの出動件数を手掛かりに検証してみよう。
1)バッテリー上がり
毎年12月になると、バッテリー上がりの救援が1年で一番多くなる(約9万件)。低温になると、バッテリー内部の化学変化が弱まり、電圧が低下してしまうからだ。対策としては、定期的な点検と、早めの交換が一番。ディーラーや整備工場、ガソリンスタンド、カー用品店などで、バッテリーのコンディションや劣化具合を点検してもらい、弱っているようなら思い切って交換。バッテリーの寿命は3~4年。できればブースターケーブルも車載しておくと安心だ。
2)タイヤのパンク(バースト、エア圧不足含む)
タイヤのトラブルは、一般道ではバッテリー上がりに続く2位。高速道路では出動件数1位の定番トラブル。通常は正しい装着と、正しい空気圧に合わせることで、タイヤに関するトラブルはかなり防げる。
タイヤの空気圧は、1カ月で約5~10%も自然に低下する。JATMAの調査では、乗用車の3台に1台は空気圧不足だというデータがあるほど。したがって、1カ月に一度はガソリンスタンドやディーラーに行き、タイヤの空気圧をチェックすること。車両指定空気圧の0~+20kPaの範囲内で調整・管理しておけば安心だ。
同時に、残り溝の深さや偏摩耗の有無、キズやひび割れがないかも点検。自分でスタッドレスタイヤに交換した人は、ナットのトルクチェックも肝心だ。
ちなみに新品のスタッドレスが雪道できちんと性能を発揮するためには、慣らし運転が必要。スタッドレスの慣らしは、ドライの一般道を60km/h以下の速度で、200km以上走っておくのがひとつの目安。また2シーズン以上使用しているスタッドレスタイヤは、交換する前にタイヤ専門店でゴムの硬度を計ってもらうことをオススメする。
3)落下・脱輪
雪道などで溝を見落としたり、スリップして脱輪するのも冬に多いトラブルのひとつ。道路の端がわかりにくい道を走るときは、なるべく路肩に近づかないようにするしかない。脱輪したら、JAFに連絡してレッカーを頼もう……。
降雪地帯に出かける前にチェックしておきたいポイントもある
4)キーの閉じ込み
乗降時に、上着を脱いだり着たりする機会が多い冬は、キーの閉じ込みも多い。対策は、ボーっと乗降しないこと。とくに年末は忙しいので、慌てたり考え事をしていると、キーを閉じ込めやすいので要注意。また寒さの関係でスマートキーの電池が弱くなる傾向もあるので、電池交換も冬前がオススメ。
5)その他
軽油の凍結や雪に埋まって駐車場から車を動かせない、というのも目立ってくる。ディーゼル車で、厳冬地に行くときは、寒冷地用の軽油を給油しないと凍結する可能性があるので、なるべく現地のガソリンスタンドを利用すること。
豪雪地帯では、短時間で数十センチの雪が積もることも珍しくないので、駐車するときは風下や吹き溜まりを避けること。また、ワイパーや駐車ブレーキの凍結もよく知られているが、電動パーキングブレーキのクルマは、自動的にパーキングブレーキがかかってしまうクルマもある。そのため取扱説明書をよく読んで、寒冷地で長時間止めるときは、駐車ブレーキが働かないよう注意する。
それから雪道ではウォッシャー液も多用するので、残量と凍結防止の原液の濃さも要確認。じつは燃料切れも冬場に多いトラブルだが、真冬の燃料切れは生死に関わることも! 給油タイミングは、十分余裕を持つようにしたい。
あとは基本的に時間に余裕を持って、出発前にルートや天候を良く調べて、スタッドレスタイヤやチェーンなどの装備を完備してからでかけよう。
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