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業界ニュース 2019.10.19

ホンダ新型「フィット」登場間近もなぜか現行型の売れ行き好調 新車のモデル末期が売れる理由

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■なぜ売れ続ける? 現行型フィットを選ぶ理由にデザインが関係する訳は

 ホンダは、同社の主力コンパクトカー「フィット」の新型モデルを、2019年10月23日に開幕する東京モーターショー2019で公開すると、同年5月8日に発表しました。

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 しかし、新型モデルが登場すると明らかになったにも関わらず、現行型フィットは売れ行きを落としていないといいます。いったいなぜなのでしょうか。

 まもなく公開される新型「フィット」は、発売される時期の詳細は明らかになっていないものの、現行型フィットの発表は2013年で、6年ぶりの全面刷新となります。

 そして、お披露目の5か月前にフルモデルチェンジが予告されることは珍しく、納車を急いでいるユーザーでなければ、現行型フィットの購入をやめて新型フィットが発売されるのを待つという選択肢をとる人が増加するように思われます。

 しかし、実際の売れ行きはそれほど下火とはなっていません。日本自動車販売協会連合会の新車販売ランキング(軽自動車と輸入車を除く)によると、新型フィットがお披露目される時期が明らかになる前月の2019年4月の販売台数が6777台(8位)で、ホンダの会見がおこなわれた翌5月の販売台数は6531台(9位)と、さほど販売台数は落ちていません。

 そのうえ6月は8671台(4位)と、販売台数、ランキング順位ともに上昇しているのです。

 7月は8663台(9位)、8月は5511台(13位)、そして9月は7134台(12位)と、若干波はありつつも、販売ランキングの10位前後を維持しています。

 フィットの販売について、ホンダの販売店スタッフは次のように話します。

「フルモデルチェンジに伴い、デザインが変わります。まだお客さまに公開されていませんが、現行型のデザインが好きな人はいます」

 ユーザーがクルマを購入する際、外観デザインの好みは大きなウェイトを占めることが多く、トヨタ「プリウス」が“歌舞伎顔”と揶揄されたフロントをマイナーチェンジでシンプルなデザインへ修正したように、ユーザーの声が結果としてデザイン変更へつながる場合もあります。

 そんななか、外観が新しくなる新型フィットを、ユーザーが好意的に見るかどうかは公開されるまでわかりません。そのため、いまのデザインを好むユーザーがこの時期に購入しているという可能性が考えられます。

 販売終了がメーカーから告知され、車種ラインナップから消えることが判明すると、“駆け込み購入”需要が起きるクルマも存在します。フィットは消滅する訳ではないものの、どのような見た目になるか分からない新型よりも、見た目がわかる現行型を購入したい、というユーザー心理が働いたと考えられるでしょう。

 ちなみに、現行型フィットは現在、在庫のみの販売となります。

■「モデル末期」にこだわるユーザーも存在する理由とは

 一方で、クルマに詳しい人のなかからは、「新車を購入するならモデル末期のクルマがいい」という声も聞かれます。

 ここでいう「モデル末期」とは、販売開始から年月が経ち、モデルライフ(発売されてから次のモデルチェンジがおこなわれるか、販売終了するまでの期間)において末期を迎えたクルマを指します。

 モデル末期のクルマと対をなす存在といえるのが、フルモデルチェンジ直後のクルマです。技術的な熟成が進んでいない、いわゆる「初モノ」の新装備が搭載されていることも多く、技術的な不備があると判明した場合は問題となることもあります。現行型フィットがまさにその代表例です。

 2013年に発売された現行型フィットは、新たなハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を採用し、トランスミッションには7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせました。しかし、発売直後の時点ではトランスミッションに不具合が多く、リコールが続発するという事態を招いてしまいます。

 現在は熟成が進み、問題は無くなったのですが、初モノの技術にはこうしたリスクもあるのです。

 ホンダは新型フィットで再度ハイブリッドシステムを刷新し、小型車向けの「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載するとしています。前回の失敗を受けて、今回ホンダは万全の体制を整えると思われます。

 しかし、ユーザーのなかには前回の記憶から「熟成が進んだモデル末期の現行型フィットを購入しよう」という人がいても不思議ではありません。

 全面刷新するとわかっているのに、あえて現行型モデルをユーザーが選ぶ理由は、意外にも数多くあるといえるでしょう。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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