トヨタ自動車(以下、トヨタ)は10月17日、10月24日に開幕する第46回東京モーターショーに展示する2台の超小型EV(電気自動車)の概要を発表した。
超小型EVは、「すべての人に移動の自由を提供したい」というコンセプトのもと、研究・開発されたという。
名称未定のふたり乗りEV。ボディは全長×全幅×全高:2490mm×1290mm×1550mm。2台のうちの1台(名称未定)は、ふたり乗りの超小型EV。免許取り立ての人や高齢ドライバーが、日々の買い物用として気軽に使えるよう、開発されたという。
名称未定について訊くと、「開発コードはありますが、名称や愛称はまだありません。今後決めていきます」と、開発責任者の谷中壯弘氏(トヨタ自動車のトヨタZEVファクトリー ZEV B&D Labグループ長)は話す。
新規格の内容は、現在、国土交通省で検討中とのこと。ふたりのりの超小型EVは、全長×全幅×全高:2490mm×1290mm×1550mm。軽自動車規格かと思いきや「特殊なサイズのため、軽自動車規格とは異なる新規格になる可能性が高いです」と、谷中氏は話す。新規格の内容は、現在、国土交通省で検討中とのこと。
コンパクトなボディゆえ、取り回しは良好。最小回転半径は3.9mを実現したとのこと。タイヤ(ブリヂストン社製のエコピア)は、維持の観点から軽自動車でよく使われるサイズ(155/70R13)を装着する。
タイヤサイズは、交換を容易にすべく、特殊なサイズではなく軽自動車などでよく使われるサイズ(155/70R13)にしたという。シンプルなインテリアインテリアはシンプル。ドライバーズ・シート前のダッシュボードにはスマートフォンやポータブル・カー・ナビゲーション、タブレット端末などを装着出来るフォルダーを設置。メーターパネルはダッシュボード中央上部にある。
シンプルなインテリア。ヒーターは備わらないものの、クーラーは備わる。スマートフォンやポータブル・カー・ナビゲーション、タブレット端末などを装着出来るフォルダーもある。メーターパネルはフルデジタル。ファブリックのシートはヘッドレスト一体型(ヒーター機構付き)。乗降性を向上させるべく、ヒップポイントが高めになるよう、設置されている。ステアリング・ホイールは調整機構付き(チルトおよびテレスコピックのいずれか、ないしは両方備わるかは不明)。
ヘッドレスト一体型のフロントシート。ステアリング・ホイールは調整機構付き。ただし、チルトおよびテレスコピックのいずれか、ないしは両方備わるかは不明。エンジンのオン・オフや、車両の施錠・開錠には機械的な鍵を使う。搭載するバッテリーの容量や、モーターの詳細スペックは不明。メディア向け資料には最高速度(60km/h)と1充電での走行可能距離(約100km)、充電時間(約5時間・200V)が記されている。
充電は、普通充電のみで急速充電には対応していない。谷中氏は「急速充電機能は、コストを抑えるべく採用を見送りました」と述べる。
給電口はフロントにある。ラゲッジルームは必要最小限の広さ。安全性について、国土交通省が現在検討中の、超小型モビリティ向け安全基準案に合致しているという。クリアランス・ソナーや衝突被害軽減ブレーキも備わる。
ふたりのりの超小型EVは2020年冬ごろ販売開始予定とのこと。価格は不明。
文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)
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