現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【トヨタSUV 最強の新布陣!】ライズ&ロッキー Tjクルーザー ハリアー ランクル300 今わかっていることすべて

ここから本文です

【トヨタSUV 最強の新布陣!】ライズ&ロッキー Tjクルーザー ハリアー ランクル300 今わかっていることすべて

掲載 更新
【トヨタSUV 最強の新布陣!】ライズ&ロッキー Tjクルーザー ハリアー ランクル300 今わかっていることすべて

 トヨタのSUVラインアップは現在、C-HR、RAV4、ハリアー、ランクルプラド、ランクル200だが、今後1年以内に、SUVの新車攻勢が続き、トヨタのSUV史上最強の新布陣になりそうだ。

 まず、2017年の東京モーターショーで公開された、トヨタとダイハツの共同開発車、ダイハツDNトレックの市販型の車名と価格をついに掴んだ! ネットでは初公開となる!

【SUVの起源】 幾多の名車を輩出する「クロカン」の系譜

 車名は、トヨタがライズ、ダイハツがロッキーとなり、2019年11月5日に発売するが、すでに予約受付を開始している、という。

 2020年に入ると5月にはミニバンとSUVのクロスオーバーの新型Tjクルーザー、6月には新型ハリアー、2020年秋頃には新型ランドクルーザー300のデビューという、スケジュールだ。

 まさにSUVを制覇するような勢いだが、各車の中身はどうなっているのか? 今わかっていることすべてをお伝えしよう!

文/遠藤徹
CGイラスト/ベストカー

【画像ギャラリー】ここまでわかったTjクルーザー、ハリアー、ランクル300一挙公開!

トヨタライズ&ダイハツロッキー/2019年11月5日発売

2017年の東京モーターショーで公開されたダイハツDNトレック。まだディーラーにはトヨタライズ、ダイハツロッキーの写真が載っている一般ユーザー向けリーフレットは配られていないという

 2017年の東京モーターショーで公開された、新型コンパクトSUV、ダイハツDNトレックの市販車が、トヨタからはライズ、ダイハツからはロッキーという車名で、2019年11月5日に発表、発売することが決定!

 トヨタライズは2019年10月1日から事前の予約受付をスタートさせた。これまでのところ堅調な受注ピッチで推移しており、2019年10月中旬現在の納期は12月中旬以降で2カ月以上の待ちとなっている。

 大半が最上級グレードで本革シート、アルミホイールを装備した「Z」で占められ、東北、北海道、山岳地域は4WD、他はFFの受注構成比が高い。

 すでに全国で1万台以上の予約受注に達しているようだ。2019年9月下旬にはトヨタ系列店の営業担当者を各所に招き、サーキットなどでの施設内試乗会や商品説明会を実施した。

 ステアリングを握った営業担当者によると「3気筒1Lターボエンジンによる走りは素晴らしく、売りやすいモデルという印象を受けた。ホンダのヴェゼルやスズキのクロスビーと乗り比べたが、両モデルよりもずっと出来がいい。デザインもRAV4をふた回り小さくしたような感じでカッコいい」と一様に高い評価を与えている。

 このライズは、2020年前半までに、C-HRやRAV4、ヴェゼルなどを抜いて登録車SUVのトップセラーに浮上する可能性がある。

 商品ラインアップは4グレード構成でそれぞれFF、4WDを設定、いずれもCVTの組み合わせとなる。トヨタライズ各グレードの車両本体価格は以下の通り。

■FF/X=167万9000円、XS=174万5000円、G=189万5000円、Z=206万6000円
■4WD/X=191万8800円、XS=198万4800円、G=213万3700円、Z=228万2200円

 一方、ダイハツのロッキーは、先行予約を10月下旬以降に実施する見通しである。姉妹車であるトヨタブランドの「ライズ」は早い系列店については10月1日にスタートさせているが、ダイハツブランドは約1カ月遅れて開始する。

 トヨタブランドの方が販売台数は圧倒的に多いために差をつけている状況にある。10月中旬現在ではダイハツ店に名称と発表、発売時期を伝えているだけで、詳しい商品内容は明確になっていない状況にある。

新型Tjクルーザー/2020年5月デビュー

2017年の東京モーターショーで公開されたプロトタイプのTjクルーザーをより市販型に近づけるためにベストカーが加工したCGイラスト

 2020年5月のデビューが有力。2017年の東京モーターショーに参考出品したTjクルーザープロトタイプの市販バージョン。

 最近のSUVはゴージャス&スポーティ傾向が強いが、こちらはバン的な道具としての使い勝手、積載性の良さを強調した仕立てが特徴。

 両側スライドドアのミニバン仕立てのSUVで対抗モデルは三菱自動車のデリカD:5が近い。

 2列シート5人乗りが主体だが、3列シート7人乗り仕様が設定される可能性もある。外観は直線的なワイルド感のあるボックス型のボディシェルを採用。

ミニバンとヘビーデューティなSUVを組み合わせたコンセプトのTjクルーザー。写真はプロトタイプ

 フロントマスクは丸目2灯式のヘッドランプに大型逆台形的ハニカムグリルと両側に太いメッキ板を配置したワイルドなSUVマスクのデザインを採用。リヤのコンビランプやパネルもフロントマスクに似たデザインでまとめているのが特徴だ。

 ボディサイズは全長4300mm、全幅1775mm、全高1610mm。ホイールベースは2750mm。

 2列シート仕様の室内は助手席側が前後シートともフルフラットになり、約3mの長尺物も積載可能。

 床面になる背もたれの背面やデッキボードにはフックやタイダウンベルトなどで荷物を固定するためのポイントを数多く設け、さまざなの荷物の積載が可能。

 両側のドアをスライド開閉にして横からの荷物の出し入れの利便性を高めている。運転席の後ろの席は座面を前方に立てると買い物した荷物を置くスペースが生まれる仕組み。仕事や遊びでアクティブに使うことを配慮したオフロードモデルといえる。

 パワーユニットは2.5L、NAガソリン&ハイブリッドを搭載。FF&4WDとCVTの組み合わせとなる。車両本体価格は350万~450万円程度の設定となる見込みだ。

新型ハリアー/2020年6月デビュー

ベストカーが製作した新型ハリアーの予想CGイラスト

 今、世界的にSUVは、クーペスタイルが最新の潮流になっている。2020年6月に登場予定の新型ハリアーはそうしたクーペSUVのスタイルで登場する。

 現行RAV4とのクラス分けを明確にするため、スタンダードなSUVはRAV4に任せ、新型ハリアーは低いルーフラインで、上級なクーペSUVという位置づけだ。

 パワーユニットは2Lターボ、2.5Lガソリン&ハイブリッドで、いずれも2WD/4WDを用意。

 2Lターボは6速AT、他はCVTとの組み合わせとなる。これら新世代SUVはいずれもTNGAのプラットフォームと最新のトヨタセーフティセンスが共通のウリとなる。

新型ランドクルーザー300/2020年秋デビュー

現行ランクル200よりもさらにコワモテになり人気が出そうだ

 ランドクルーザー300は現行200の後継モデルで13年ぶりの世代交代となる。トヨタにおける次世代クルマ作りの考え方を導入した「TNGA」や最高度に進化させた安心パッケージ「トヨタセーフティセンス」を採用して仕立てる。

 オフロード4WDモデルの最高峰にふさわしいラグジュアリーSUVで、さらにクオリティアップ、ラフロード走行、走破性に磨きをかけるべく開発を進めている。

 エクステリアデザインは直線を強めたワイルド感を強調したボディシェルを採用。ラダーフレーム構造はさらに剛性を強めた頑丈さで進化させる。

 室内は最高のクオリティに磨きをかけながら座り心地、シートアレンジメントの使い勝手、多彩化を進め、3列シート8人乗りを継続する。

 搭載されるパワートレーンはV6、3.5Lターボハイブリッドとなる。既存のトヨタパワートレーンには存在しないため、ランクル300のために新開発されるパワーユニットだ。

 具体的には、レクサスLS500に搭載される高効率新世代型V6、3.5Lツインターボエンジン「V35A-FTS」をハイブリッド用にチューニング。これにマルチステージハイブリッドシステムを組み合わせたものとなる。

 クラウンの3.5ハイブリッドやレクサスLS500hの8GR-FXSはいわば旧世代のV6エンジンで、これにターボを組み合わせて今後10年以上生産されるランクル300に搭載するのは合理的ではない。

 熱効率の高い新世代型V6エンジンをハイブリッド用とすることで、一定の回転領域での熱効率を高め燃費とドライバビリティを高めるのだ。

 ちなみにV35A-FTSエンジンのスペックは422ps/6000rpm、61.2kgm/1600~4800rpm。

 ハイブリッド用とすることで最高出力は350ps程度に抑えられ、最大トルクは50kgm程度となる。

 これに180ps/30.6kgmのモーターが組み合わされることで現行型V8、4.6Lの318ps/46.9kgmどころか、レクサスLX570の377ps/54.5kgmをも凌ぐ動力性能を手に入れるとともに、実用燃費10km/Lに迫るエコ性能も両立することになる。

 ランクル300のデビューは2020年秋。さらに、ひとクラス下のオフロード4WDのランドクルーザープラドは2022年9月あたりの世代交代になる。

【画像ギャラリー】ここまでわかったTjクルーザー、ハリアー、ランクル300一挙公開!

こんな記事も読まれています

マツダ「CX-80」を世界初公開! 最上級3列シートの新型SUV、日本での発売はどうなる?
マツダ「CX-80」を世界初公開! 最上級3列シートの新型SUV、日本での発売はどうなる?
くるくら
三菱「新型パジェロ」!? 登場“2026年”か!? 復活待望の「本格SUV」はタフ顔&高級感アゲアゲに? 大胆デザインの予想CG登場
三菱「新型パジェロ」!? 登場“2026年”か!? 復活待望の「本格SUV」はタフ顔&高級感アゲアゲに? 大胆デザインの予想CG登場
くるまのニュース
唯一無二の存在感をレゴで再現 「レゴテクニックKawasaki Ninja H2R」発売
唯一無二の存在感をレゴで再現 「レゴテクニックKawasaki Ninja H2R」発売
バイクのニュース
500%も! akippaがゴールデンウィークの駐車場混雑を予想
500%も! akippaがゴールデンウィークの駐車場混雑を予想
レスポンス
【ブレイズ】電動3輪スクーター「EVデリバリー」が豊橋農業協同組合に導入
【ブレイズ】電動3輪スクーター「EVデリバリー」が豊橋農業協同組合に導入
バイクブロス
ディーゼルは「オワコン」なんかじゃない! 「水素×ディーゼル」もアリのカーボンニュートラルに向けた可能性
ディーゼルは「オワコン」なんかじゃない! 「水素×ディーゼル」もアリのカーボンニュートラルに向けた可能性
WEB CARTOP
ヤマハ、復活へ向けて本腰。MotoGPスペインGP翌日のヘレス公式テストで”ニューマシン”をテストへ
ヤマハ、復活へ向けて本腰。MotoGPスペインGP翌日のヘレス公式テストで”ニューマシン”をテストへ
motorsport.com 日本版
駐車枠の予約に詳細な満空情報! 普段見慣れたSA・PAがもの凄い勢いでいま進化している
駐車枠の予約に詳細な満空情報! 普段見慣れたSA・PAがもの凄い勢いでいま進化している
WEB CARTOP
マツダ「和製スーパーカー」実車公開! 「ロータリー・ミッドシップ」降臨に衝撃! 斬新「RX500」幕張に登場で反響集まる
マツダ「和製スーパーカー」実車公開! 「ロータリー・ミッドシップ」降臨に衝撃! 斬新「RX500」幕張に登場で反響集まる
くるまのニュース
フェラーリF1、マイアミGPでSF-24のカラーリングを変更。2種類のブルーを取り入れたスペシャルバージョンを導入へ
フェラーリF1、マイアミGPでSF-24のカラーリングを変更。2種類のブルーを取り入れたスペシャルバージョンを導入へ
AUTOSPORT web
苦戦から一転。RBリカルド、F1中国GPでは「速さを感じていた」決勝ではあえなくストロール追突でリタイア
苦戦から一転。RBリカルド、F1中国GPでは「速さを感じていた」決勝ではあえなくストロール追突でリタイア
motorsport.com 日本版
カワサキ、2024年限りでWSBKのファクトリー参戦終了。復活するビモータにエンジン供給
カワサキ、2024年限りでWSBKのファクトリー参戦終了。復活するビモータにエンジン供給
motorsport.com 日本版
「岡山環状道路」2024年度延伸へ! 2本の国道結ぶ「南西区間」開通で岡山港方面も便利に
「岡山環状道路」2024年度延伸へ! 2本の国道結ぶ「南西区間」開通で岡山港方面も便利に
乗りものニュース
セゾン自動車火災保険、10月から「SOMPOダイレクト損害保険」へ
セゾン自動車火災保険、10月から「SOMPOダイレクト損害保険」へ
日刊自動車新聞
トヨタが「新ランドスケープ」発売! 685万円のゴツ×アゲな「クロスオーバー」公開! みんなの声は?
トヨタが「新ランドスケープ」発売! 685万円のゴツ×アゲな「クロスオーバー」公開! みんなの声は?
くるまのニュース
Uターン苦手なバイク初心者も大歓迎! ライディングを基礎から学ぶ「ヤマハ バイクレッスン」に、ほぼほぼ初心者ライダーの北向珠タがチャレンジしてみました!!
Uターン苦手なバイク初心者も大歓迎! ライディングを基礎から学ぶ「ヤマハ バイクレッスン」に、ほぼほぼ初心者ライダーの北向珠タがチャレンジしてみました!!
バイクのニュース
“メルセデス・ベンツの大定番”はどう進化? 新型「Eクラスステーションワゴン」公道での印象は? “人気低迷中のワゴン”でも人気が衰えない秘密とは
“メルセデス・ベンツの大定番”はどう進化? 新型「Eクラスステーションワゴン」公道での印象は? “人気低迷中のワゴン”でも人気が衰えない秘密とは
VAGUE
「カワサキ プラザ奈良」がグランドオープン!広い店内にゆったりと、新型車を中心に展示!  
「カワサキ プラザ奈良」がグランドオープン!広い店内にゆったりと、新型車を中心に展示!  
モーサイ

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

168.0251.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

58.9590.0万円

中古車を検索
RAV4 Jの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

168.0251.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

58.9590.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村