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業界ニュース 2019.10.12

元WGPライダーのタイヤインプレ! アメリカ生まれのハイパースポーツラジアルタイヤ『DUNLOP SPORTMAX Q4』

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今回の試乗担当は元WGPライダーの八代俊二氏。スーパーバイク世界選手権のテレビ解説でもお馴染み! ハイパースポーツラジアルタイヤ「SPORTMAX Q4(以下:Q4)」は、アメリカを拠点に開発され、日本国内に導入されるダンロップのバイク用タイヤは、この「Q4」が初めてとのことだが、その実力、国内開発タイヤとのキャラクターの違いは気になるところ。
 
サーキット走行や、ジムカーナ競技用で装着するライダーも多く見かけるようになり、「ツーリングも楽しめる」なんて声も聞こえてくるし…。
 
そこで、元GPライダーの八代俊二 氏に、Q4のポテンシャルについて聞いてみた!
PHOTO:松川 忍 INTERVIEWER:大関さおり、編集部

「Q4」で峠を走るのは初めてですか?
街乗りとか、ワインディングをガッツリと走ったのは、今日が初めてなんですよ。

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いや~、この辺は久しぶりに走ったけど、路面荒れてたねぇ~(笑)。

新品タイヤで気温も低かったから、走り始めはちょっと緊張していたんだけど、ワインディングをちょっと走ったらひと皮むけて、ちゃんとグリップし始めた。

そこから先は、走れば走るほどグリップが上がっていく感じです。

暖かい時期だったら全然心配ないですが、気温が下がる冬期などはちょっとだけ入念にというか、慎重に走り出した方が良いでしょうね。

温まったらもう全然大丈夫で、バンク角がどんどん深くなります。

もっとサーキット中心のタイヤかと思いましたが…
開発陣もスリックタイヤに寄せたってコメントしてましたけど、実際にそういうタイヤですよね。

グリップ力は強くて、タイヤの剛性感というか、踏ん張る感じは、やっぱりスリックに近い。

スリック独特の剛性感ってあるんだけど、それに近いものがある。

スリック独特の剛性感…?
荷重をガンガンかけて行ってもヘコタレない強さとでも言うんでしょうか、一般的にストリート用タイヤでハイグリップをウリにしている物は、やはり乗り心地のことも考えているので、柔らかいタイヤになる傾向があります。

その点、Q4は(ハイグリップ最優先で)割り切っているから、乗り心地が良いか悪いかって聞かると、硬い側に評価せざるを得ないのですね。

でもその分、ガンガン、ゴリゴリに行っても大丈夫。

妥協していないんだな‼ って感じが好印象です。

どんな車両に合うタイヤなんでしょう?
以前、サーキットメインにホンダのCB1300SFや、ヤマハのMT-10、MT-09、カワサキのZX-10R、ZX-6Rなどで走りましたが、ネガティブな感じはなかったですね。

クオリティの高いサスペンションが付いている車両とは、特に相性が良いと思います。

Q4のグリップ性能に負けちゃうサスペンションだと、バネ下がバタバタするかもしれないですね。

ライダーにも〝使いこなす技量〟が必要ということですか?
正直、誰に対しても優しいというタイプのタイヤではないですね。

荷重をかけてタイヤを路面に押し付ける技量がないと、宙に浮いているようにライダーが感じてしまうと思います。

タイヤに負けないようにグリグリと路面に押し付けながら走るイメージが必要です。

また、レーシングタイヤのように、速度を落とすとタイヤが冷えてグリップしなくなる…というほど極端な話ではないんですが、タイヤの温度を上げることも重要です。

用心しながら走っていくと、タイヤが徐々に発熱していって、走りがフラフラしなくなっていくのが分かります。

車重があるバイクだと、ある程度バイクの重さでタイヤを潰してくれるから温まりやすいし、そこから荷重をかけていっても、どこまでも踏ん張ってくれます。

逆にスーパースポーツみたいに軽いバイクになるほど、路面インフォメーションもレスポンスもシャープに返ってくるので、グリップはするんだけど、キッチリと速く走ろうとすると技量がいるわけです。

つまり、技量がある人ほど楽しめるというキャラクターのスポーツラジアルタイヤなのです。

ダンロップには「α-13sp」というタイヤもありますが…
試乗した印象では、α-13spの方がタイヤなりに曲がってくれるというか、自然に綺麗なRを描いて曲がっていくんですが、Q4はコーナーの入口でタイヤを押し付けてグリップさせる感じで自分の思ったように向きを変えられるんです。

でも、そう言うとQ4は中級者を相手にしていないように聞こえてしまうかもしれないですが、乗っていく内にタイヤの潰し方を学べるなど、ライダーの技量を上げていってくれるタイヤだと思います。

エッジグリップもすごくイイですし、(温まると)割とねっちり路面に吸い付くフィーリングで、直進安定性も高いですね。

スポーツタイヤというと軽快に走るイメージがあるかもしれませんけど、Q4はガッツリ路面に引っ着いて走っている感じがします。

だから(ハンドリングに)手応えを感じる人がいるかもしれませんね。

サーキット走行でのフィーリングはどうですか?
「今回は鈴鹿の南コースで、BMW S1000RRをサスセッティングしながら走りましたが、設定の効果がハッキリ分かるので設定がやりやすいタイヤですね。

また、アクセル操作でリアを滑らせようとしたんですが、全然何も起こらない…グリップするだけでリアタイヤはビクリともしない。

さらに、バイクを内側に引っ張り込む、レーシングマシンのような乗り方をしても安定感は抜群でした。

これでミゾがあるんだよなぁ~って思いながら走っていました。

サーキットでは大胆に、思いっきり走れるタイヤだと感じました。

「本来のパフォーマンスを引き出すこと」を楽しめる玄人向けタイヤです‼
(大関さおり)

私、大関もスポーツマックスQ4を装着したBMW S1000RRでワインディングを試乗してみました。

私の技量だと、いくら走っても全然タイヤを温められている感じはしませんでしたけど、ワインディングを楽しく走ることは出来ました。

駐車場内でのUターンでも不安はありませんでした!

八代さんによると、「誰でもそれなりのハイグリップ」というよりも、「タイヤを温められれば、物凄いハイグリップ」という点がスポーツマックスQ4の魅力で、「夏場だったら、普通に走っているだけでもタイヤはどんどん温まっていくし、みるみるグリップ力が高まっていくのを体感できると思うよ」とのこと。

従来のハイグリップタイヤに物足りなさを感じているようなら、この「玄人向けタイヤ」で、“本来の性能を引き出す”ことを楽しんでみるのも良いチョイスだと思いました‼

設定サイズ
[FRONT]
120/70ZR17 (58W)、TL
[REAR]
180/55ZR17 (73W)、TL
180/60ZR17 (75W)、TL
190/50ZR17 (73W)、TL
190/55ZR17 (75W)、TL
200/55ZR17 (78W)、TL

[ アルバム : 写真を全部見る! はオリジナルサイトでご覧ください ]

PHOTO:松川 忍 INTERVIEWER:大関さおり、編集部

公式サイト
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(webオートバイ webオートバイ編集部)

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みんなのコメント

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  • gtm*****|2019/10/12 12:57

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    さすが八代サマ、温まらないと・温まれば・・
    温まらないとヤバい正直さがにじみまくっていてとても良いインプレ。
    ただ良いよいでは、良さの信頼性も感じられないですから。

    DUNはグレードがSPに近づくほど温度依存が強く、他社のハード以上の感触。日中の走行枠は良かったが、夕方は転んだり・・。でも気温31℃以上だと荒れまくったり・・昔の幅が無いレースタイヤみたいであまりいい印象がない。
    偉そうにスミマセン、年間3~5セットは色んな社を(中古)消費する持論からで失礼しましたm(_ _)m
  • kra*****|2019/10/12 12:10

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    ダンロップ製だから話半分に聞いておいて・・・・

    そこそこいいタイヤ?なのかもしれないけど、自分のバイクの適合サイズが無い。
  • ara*****|2019/10/12 12:53

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    最近のタイヤはトレッド面に文字がありますね。ハイトが低くてサイドウォール面が狭く、文字が目立たないからかな?

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