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カタログじゃ絶対わからない! クルマの購入前に確認しないと後悔する8つの盲点とは

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カタログじゃ絶対わからない! クルマの購入前に確認しないと後悔する8つの盲点とは

 シートの座り心地などは実際に座って体感しなければわからない

 新車を購入する際、カタログやメーカーのサイトをじっくりと眺め、ショールームで簡単に確認し「よし、これがいい」と、1台のクルマに決めたのはいいものの、実際に所有し、使い続けていると「あれれ、これはないだろ!」と感じることがあったりする。そう、カタログやメーカーのサイトをいかに詳細に見ても、分からない“盲点”が見つかった時だ。

距離や見た目じゃわからない! 前オーナーに大切にされてきた中古車を見分けるポイント7つ

 1)シートの掛け心地

 たとえば、シートのかけ心地。カタログでかけ心地のいいシートのように見えても、シートの合う、合わないは人それぞれ。実際、ボクが快適だと思うシートが、ほかの人だと、しっくりこない……となるケースがありうる。体形、座高、腰痛などの持病など、さまざまな要素によって、やはり合う、合わないがあるのがシートなのである。ショールームで着座するだけではなく、実際に試乗して、ある程度の距離を走ってみないと分からないあたりが、じつは盲点と言える。

 その際、後席に誰かを乗せる機会が多いなら、後席、ミニバンの3列目席の座り心地もチェックしたい。クッション性は当然として、ひざを大きく抱えるような姿勢=体育座りにならないかもポイントだ。体育座りになってしまうと、お尻だけで体重を支えるようになるため、体形によって快適とは言えない可能性があるからだ。シートは運転、乗車中、常に身体と接している部分だけに、ぴったりのシートを選ぶべきなのだ。

 ちなみに、シートにはファブリックと本革が用意されていることもあるが、ショールームにファブリックシートの展示車、試乗車しかなく、しかし思い切って、座ったことのない本革シートを注文。これも注意が必要だ。ファブリックシートのかけ心地が気に入っても、本革シートは表皮の張りが硬めなことが多く、小柄な人や体重が軽い人だと、より硬めに感じられ、フィットしないことがあるからだ。

 2)後席の広さ

 そもそも後席の広さもカタログ、サイトではわかりにくい。前席をかなり前に出して撮影している可能性があるからだ。実際に運転手のドライビングポジションを決めて、その背後に座ってみないと、リアルなスペースはわからない……。大柄なSUVでも、けっこう後席が狭いクルマもあるから要注意。

 3)乗降性

 同時に、降車性も確認したい。つまり、着座姿勢から、スルリとお尻をすべらせ、足の裏が地面につきやすいか(降車しやすいか)。そしてシート端とボディサイドの距離の大小も降車性の良しあしにかかわってくる。フロアの高いSUVなどはとくにチェックが必要だ。

 また、背の低いクルマでも、シートサイドが立っていて硬いと、じつは降りにくい。このあたりはどんなカタログ、サイトにも書かれていない実用性の盲点かもしれない。

 4)シートアレンジのしやすさ

 シートアレンジの豊富さ、アイディアをうたうクルマも少なくないが、問題はアレンジのしやすさ、簡便さ。たとえば、新型ダイハツ・タントは、シートアレンジは多彩なものの、後席のアレンジはけっこう重い(個人の感想です)。

 めったにしなければいいが、大きな荷物を積むことが多いなど後席をさわる機会が多いなら、ぜひ、実際に操作してみてほしい。逆に、トヨタのヴォクシー&ノアの3列目席格納は、ほぼワンタッチ。ダンパーによって、シートが自動で跳ね上がり、畳まれる感じだ。

 利便性や走行性能、取り回しの良さなども実車に触れてみて欲しい

 5)スマートフォンの置き場と充電機能

 今ではスマホを使っている人が多いけれど、車内の置き場、充電機能についてもピンキリだ。実際に自身のスマホがどこに置けるか、USBコンセントとの位置関係(もちろん、標準、オプションであるかないかも)をチェックしたい。意外にスマホのちょうどいい置き場のないクルマもあったりする。

 6)ティッシュボックスの収納場所

 合わせて、花粉症の人は、ティッシュボックスをスマートに置ける(収納できる)場所の確認も必須。グローブボックスが、車検証&取説でいっぱいいっぱいのクルマがほとんどなのだ。デザインに凝ったインテリアを持つクルマの場合、収納が二の次になっていることがある。が、日産デイズのように、車検証入れが助手席側ドア内張り側に設けられ、グローブボックスをそっくり使え、ティッシュボックスをすっきり収納できるクルマもある。このあたりは、スズキ(のスペーシア系)を含め、軽自動車が親切だったりする。

 7)走行性能

 また、走行性能に関しても、スペックこそ記載されているが、走りやすさとは別問題。とくに微低速のフレキシビリティは街中、駐車場内などで扱いやすさを大きく左右する。試乗の際、いきなりアクセルを大きく踏み込んで走らず、そろそろと走ってみたい。そこでギクシャクするクルマも少なくないのである。

 8)静粛性

 最後の盲点は走行中の静かさ。高級車なら静粛性をカタログやサイトでアピールし、実際にも静かだったりするのだが、そうでないクラスのクルマはそもそも車内の静かさなど、カタログやサイトに記載なし。これはもう、実際に走り、エンジンをある程度回さないと分からない!

 もちろん、乗り心地に関しても、段差などでのショック、音、振動などをチェック。「乗り心地にこだわった」とカタログやサイトに記載されていても、それがどうかは個人の感覚次第。うたい文句をうのみにしてはならないのだ。

 クルマは高額な買い物だけに、カタログ情報だけで決めるのは、絶対によくない。自身にとって乗りにくい、使いにくい、快適じゃない盲点があるクルマだったとすれば、大きな後悔になる……!?

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