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煽られる側にも問題あり? 相手をイラっとさせる運転パターン8つ

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煽られる側にも問題あり? 相手をイラっとさせる運転パターン8つ

原因の発端と認識している人が少ない

 連日のように報道される「あおり運転」。もちろん”あおる側”に非があるのは確かだが、あおられるような運転をしていることがトラブルの発端となっていることが多く、頻繁にあおられる人に限って原因を認識していないことが多いのも事実だ。

「あおり運転」「ながら運転」罰則強化へ! 反則金3倍・懲役刑の可能性も

 大事故に繋がったり逮捕者が出たりと、もはや社会問題と呼んでもいいレベル。違法な危険行為であることは歴然だし、結果として逮捕されても自業自得としかいえない。しかし、ココで考えてもらいたいのは、何が彼らをあおり運転に駆り立てたのか、ということだ。

 もう一度言うが、あおり運転やあおる行為を肯定しているわけではなく、こういったトラブルを少しで、も減らしていくためには、”あおられない運転”を心がけることも大切ということ。ここでは、そんな”あおり運転”の原因になりかねない行為をピックアップする。

●追越車線をノロノロ走る

 週末や大型連休の高速道路に多いのが、高速道路の追越車線をマイペースで走り続けるというケース。そもそも追越車線は前車を追い越すための”レーン”であり、ずっと走行していること自体が違反なのだ。

 そもそも高速道路の走り方を知らない人、バックミラーをまったく確認しないという視野が狭い人に多い。追い越しを終えたらすぐ走行車線に戻るのは当然のルールとして、後方から明らかに速いクルマが迫ってきたら進路を譲るのも法律で決まっている。

●頻繁にブレーキを踏む

 観光地で多く見かけるパターン。よそ見しているのか、なんでもない直線道路で頻繁にブレーキを踏むクルマは、後続車にとって迷惑でしかない。そんなギクシャクした運転のペースに合わせてブレーキを踏まざるを得ず、それが次々と後方に伝播し渋滞の原因にもなる。

 また、”何人たりとも入れたくない”という思いなのか、絶えず前車との車間距離が近いためにブレーキをマメに踏んでしまう人も多い。後続車のイライラも然りだが、もう少し心にゆとりを持って運転にしっかりと集中していただきたい。

●赤信号の間に少しずつ進む

 ペダルを踏む力が弱くて少しずつ進んでいるのか、車間距離を開けすぎたのか知らないが、コレも人によってはイライラさせてしまう要因のひとつ。信号では青に変わってから発進するまでの時間が、やたら長いのも後続車にとっては迷惑な行為。特にクリープ現象のあるAT車は要注意。

●交差点の優先順位を守らない

 信号がなくどちらも一時停止の交差点でよくあるケース。イライラさせるのは後続車じゃなく、自分とは違う方向から交差点に入るクルマだ。

 双方とも一時停止の場合は交互に1台ずつ進むのが暗黙の了解。これも些細なことだが、人によっては無視されると苛立つ気持ちになるので譲り合いの精神も忘れずに。

●無意味で眩しいフォグランプ

 そもそもリアのフォグランプは濃霧のとき、後続車に自分の位置を知らせるのが目的。消し忘れなのか「あるモノは使わなきゃもったいない」なのか、晴れているのに煌々とバックフォグを点灯させたクルマをたまに見かける。

 もちろんゲリラ豪雨の発生件数が増えているので、自車の存在をアピールできるリアフォグは必要な装備かもしれない。しかし、その正しい使い方を知らないままの人が多いのも事実。後続車に対して大きな迷惑となっていることわかってほしい。

●ウインカーを出さずに車線変更

 よっぽど車間距離が空いていれば気にならないけど、ウインカーを出さないで車線変更するのはイラつかせるだけじゃなく、立派な違反だし事故に繋がる危険行為。もちろん車線変更のほか、右左折の前にウインカーを出すのはルールとして決まっており、左右折は30m手前、進路変更は3秒前にウインカーを出すことが道路交通法で決められている。

 ”ウインカーを出すのが面倒臭い、出す必要がない”、といった究極の自己中者は「合図不履行違反」となり、違反点数1点・反則金6000円(普通車)が課せられることをしっかりと認識しておこう。

●車線変更のタイミングが悪い

 いわゆる割り込みと感じられても仕方のないタイミング、もしくは車線変更が禁止されている交差点とその付近など。緊急車両や危険回避といった理由があれば別だが、一般的にはモラルがないドライバーと思われるし、後続車にしてみればイライラするのも当然だ。

●山道などで路側帯に避けない

 慣れないドライバーが狭い山道で遅く走るのは仕方ない。そういった追い越しできないような道には、後続車に譲るための路側帯を設けてあることが多いので、後ろが詰まっているなと感じたら積極的に利用して先に行かせよう。

 プレッシャーを感じながらの運転は楽しくないし、事故に繋がる可能性もある。もちろん、車間距離を詰めて急かすような運転は禁物だ。

 誰しも誰かの運転に対して、イライラしたことはあると思う。そういった「相手をイラつかせる運転」の数々が、あおり運転の原因になっていることも忘れてはいけない。自分や大切な同乗者を守るためにも、あおり運転を招かないドライビングを身に付けて欲しい。

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