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業界ニュース 2019.10.5

【青山尚暉のわんダフルカーライフ】フロアの低さと犬の乗降性の良さで選ぶ、6ジャンルのドッグフレンドリーカー

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愛犬が若い頃は元気でちょっと高いフロアや座席に楽々乗り降りできても、犬は人間の何倍ものスピードで年を重ね、あっという間にシニア犬になり、足腰が弱ってくるものだ。

シニア犬の定義はおよそ7歳からと言われているが、わが家のラブラドールレトリーバーのマリアは今年で14歳、ジャックラッセルのララだって8歳になる。もう。れっきとしたシニア犬だ。

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そこで、足腰が弱くなった愛犬でも乗り降りしやすいドッグフレンドリーカーを考えたとき、車種を問わず、リアドア、ラゲッジともに、フロアが低く、開口部に段差のない(足を引っかけないように)クルマが理想的だ。今回は、ミニバン、コンパクトミニバン、プチバン、ステーションワゴン、SUV、軽自動車の6車種の中から、もっともフロアが低く、実際にマリアとララが乗り降りしやすかった、シニア犬にもってこいのドッグフレンドリーカーを紹介したい。

◆ミニバン

飼い主家族と多頭の愛犬でも無理なく乗車しやすいクルマの筆頭が3列シートミニバンだ。ラゲッジフロア地上高の低さと開口部に段差がない点で際立つのが、Mクラスボックス型ミニバンとして、フロア地上高が世界のステーションワゴンのラゲッジフロア地上高平均値の620mmを大幅に下回る500mmと文句なく低い、トヨタ『ヴォクシーノアエスクァイア』の3兄弟と、3列目席格納状態のホンダ『ステップワゴン』(ステップワゴンは3列目席を使っているときのフロア地上高は445mmだが、段差が190mmあり、犬の乗降には適していない)。ドッグフレンドリーカーとしての使い勝手の良さは抜群と言っていい。

また、ホンダ『オデッセイ』は3列目席を床下格納することで、フロア地上高515mm(ローダウンサスペンションのアブソルート値)と、開口部に段差がない、素晴らしく低く、大容量ステーションワゴンというべきラゲッジスペースが出現する。

スライドドア部分のフロアの低さが特徴なのも、低床パッケージ、センタータンクレイアウトが自慢のホンダ オデッセイならでは。ステップ高は世界中の乗用車でもっとも低い部類の290mm(ローダウンサスペンションのアブソルート値)!ノンステップバスの300mmより低く、掃き出しフロアと呼ばれる、ステップからフルフラットフロアへの段差がないフロアを採用しているから、乗降性において極めてドッグフレンドリーだ。

◆コンパクトミニバン

コンパクトな5ナンバーサイズにして、両側スライドドアを備えたコンパクトミニバン中でも、ラゲッジフロアの低さで特徴的なのが、低床自慢のホンダ『フリード』。何とラゲッジフロアの低さは480mm! トヨタ『シエンタ』がそれに次ぐ490mmだ。もちろん、両車ともに開口部に大きな段差はなく、愛犬が足を引っかけずに快適に乗り降りすることができる。

◆プチバン

2列シートのコンパクトカーでもスライドドアを備えた、プチバンとでも呼びたいクルマの中で、スライドドア部分のフロア高の低さで際立つのがトヨタ『ポルテスペイド』だ。ステップの高さはノンステップバスに相当する300mmで、助手席側のBピラーレスによる大開口と合わせて、乗降性はもう抜群。合わせて、後席シートアレンジの柔軟性、愛犬対応も魅力的である。

◆ステーションワゴン

ステーションワゴンのラゲッジフロア地上高の世界平均は620mm。それでも重い荷物を出し入れするのにかなり楽なのだが、ステーションワゴンとして世界でもっとも低い部類のフロアを持つのが、ホンダ『フィット』のワゴン版である『シャトル』。開口部に段差のないラゲッジフロアの地上高は540mm。この低さ、実は欧州、北米などに輸出していないことで可能になっている。つまり、海外では後突の安全基準によって、リアバンパーの高さなどが厳しく決められているからである。シャトルはそれにしばられない、国内専用車だからこそ、このラゲッジフロアの低さが可能になっている。

また、後席をフロアに沈み込ませるように倒した時の拡大ラゲッジフロアの低さも特徴的で、リアドアからそこにアクセスしたときのフロア地上高は560mmと、これまた素晴らしく低いのである。つまり、シャトルの場合、後席の地上高510mmの低さと合わせ、どんなシートアレンジをしていても、どこから犬を乗せようとも、ごく低いフロアへアクセスできるというわけだ。

◆SUV

基本的に本格SUVは、悪路走破性のための最低地上高をかせぐため、フロア、シート位置、ラゲッジフロアともに高めとなる。リアドアのステップ高はRAV4などが属するミッドサイズクラスで460mm程度、ラゲッジのフロア地上高に至っては730~770mmもの高さが一般的だ。愛犬がよほど大きく、ジャンプ力に優れていなければ、とても自身で乗り降りできる高さではない。しかし、調べていくと、ラゲッジフロアが特別に低いSUVがあった。それはホンダ『CR-V』。そのラゲッジフロア高は665mm。ステーションワゴンでも630~650mm程度はめずらしくなく、それよりほんの少し高いだけだ。ちなみに今、絶大なる人気のトヨタ『RAV4』のラゲッジフロアも低めの部類で地上高695mm。ホンダ『ヴェゼル』の地上高も650mmと低いが、残念ながら開口部に50mmの段差があるため、ドッグフレンドリーなラゲッジスペース(の乗降性)とは言い難い。

◆軽自動車

最後に、軽自動車について。フロアの低さ、段差のない開口部という点では、やはり子育て世代にも大人気のスーパーハイト系が優位だ。中でもラゲッジフロアの低さでは、低床パッケージ、センタータンクレイアウトが自慢のホンダN BOXの低さが際立ち、そのラゲッジフロア開口部地上高は絶対的な低さを誇る480mm!(愛犬をラゲッジから乗車させる場合は後席格納によるラゲッジスペース拡大が必須)。

一方、スライドドア部分の掃き出しフロアの低さでは、新型ダイハツ『タント』の310mmが圧倒的となる。しかもミラクルオートステップという、自動で出し入れできる、より低いステップまでディーラーオプションとして用意しているのだから、シニア犬にとっても、もってこいなのが新型タントなのである。

青山尚暉|モータージャーナリスト/ドックライフプロデューサー

自動車専門誌の編集者を経て、フリーのモータージャーナリストに。自動車専門誌をはじめ、一般誌、ウェブサイト等に寄稿。自作測定器による1車30項目以上におよぶパッケージングデータの蓄積は膨大。ペット(犬)、海外旅行関連の書籍も手がけ、また、愛犬とのカーライフに関するテレビ番組、ラジオ番組、イベントに出演。愛犬との快適・安心自動車生活を提案するドッグライフプロデューサーとしての活動、自動車用ペットアクセサリーの企画・開発も行っている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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