ナイトスポーツRX-8が予選でまさかのクラッシュ!!
スプーンNSX-R GTは大幅にタイムアップ!
11月2日(土)~3日(日)「ゼロヨンやGT-Rミーティングなど参加コンテンツもあり!」九州オートポリスでD1シリーズ最終戦!
11/20 Fri.(QUALIFYING)
車高を含めたサスセッティングを大幅に見直したスプーンNSX-R GTと、ファイナル比のローギヤード化を図ったナイトスポーツRX-8。どちらも走りに大きな影響を与えるパートに手を入れたけど、これまでギアサーキットでのレース経験が何度となくある市嶋サンと中村サンのこと、それぞれの手直しがプラス方向に作用することは間違いない。
予選は金曜日の10時25分に始まった。抜きどころが少ないギアサーキットでは、ひとつでも前のグリッドからスタートすることが決勝の順位を大きく左右するから、予選が激しい戦いになることは目に見えている。
にもかかわらず、予選スタートを直前に余裕をカマす市嶋サン。「あれっ? いつもはジェッペルなのに、フルフェイスになってる!」と気付いたひとは、かなりの市嶋ツウだ。
そんな余裕の表れか、好調なすべり出しを見せたのがスプーンNSX-R GT。アタック1周目から3分6秒台と前日のタイムを5秒上回り、続けて3分フラット、2分56秒台と順調にタイムを詰めてきた。
がしかし、まだまだイケる! と思ってたところで突然のピットイン。マシントラブルか? しばらくピットに留まっていたが、そのままコースに戻ることはなかった。
「車高を落としてフロア下への風の巻き込みが減った分、ストレートスピードは上がったし、バネレートの変更と合わせて高速域での安定性も格段によくなったよ。ところが、路面がバンピーなところでフロントタイヤがインナーフェンダーに当たるようになっちゃって…。なにか起こってからじゃ遅いから、ピットインしてクルマの状態を確認して、これ以上アタックするのはヤメようと判断したんだ」と市嶋サンは言う。
写真は右フロントタイヤ。市嶋サンのコメントを裏付けるように、インサイド側全周にわたってインナーフェンダーに削られた跡がクッキリと残る。
その対策として、ストレートでの安定性をできるだけスポイルしないよう車高を5mmだけ上げて、あとはインナーフェンダーの干渉部分をひたすら叩きまくることに。「去年もボディを叩きましたから、手慣れたもんですよ」とシャレをきかせる城本メカ。
ベストタイムはピットインする前の周に出した2分56秒547で、クラス5位、総合15位という結果を残した。ちなみに08年の予選は2分56秒624だったから、コンマ1秒弱のタイムアップを果たしたことになる。実力をじ十分に発揮したとは言えないけど、少なくともABSの追加とバネレートの見直しがこの結果につながったことは間違いなさそうだ。
予選を走り終えた市嶋サンのコメントを受けて、中間域はトルクアップのために燃調を多少濃いめに、高回転域はパワーとフィーリングの改善を狙って薄めにリセッティングされた。これで決勝を迎える。
市嶋サンの“手書き”シフトポイント
山側セクションのマタニティベントから先は基本的に3速ホールド。さらに、メルコヘアピンを1速で立ち上がって、フィッシャーマンズコーナーまでの間に5速まで入ってしまうのが驚異的。いずれも、常用9000rpmという高回転型エンジンに4.4ファイナルを組み合わせてるからこそなせるワザだ。
一方のナイトスポーツは中村サンも谷川選手もリラックスムード。けど、練習走行で3番手のタイムを出してるだけに、予選でのさらなる上位進出を目指して策を練っているのは間違いない。
RX-8は、ファイナル比を変更して車高も10mmダウン。コースインしてタイヤを温めつつ、マシンの様子を見ているからか、1周目は3分14秒台とかなりのスローペースだ。2周目から本格的なアタックに入ったけど、いつになってもホームストレートに戻ってこない…。もしかしてマシントラブルか? それとも…クラッシュか?
イヤな予感は的中した。メルコヘアピンを1速で立ち上がって、下りながら5速までフル加速。そこからブレーキング&3速に落として進入するフィッシャーマンズコーナーでササってしまったのだ。たまたまそこで撮影してたカメラマン小林いわく、「いきなり後ろ向きでコーナーから飛び出してきたんすよ。んで、目の前のタイヤバリアに突っこんで…。あ、連続写真でバッチリ撮れてますからね~」とのこと。
クラッシュの理由はのちほど触れるけど、まずボディ右側面をガードレールにヒット。さらに、右フロントタイヤを強打してアーム類が折れるというダメージを負ってしまった。
これで、満足にタイムアタックできないまま予選を終了。結果は1周のみ計測された3分14秒042で、クラス8位、総合21位に沈むことに…。
予選終了後、ピットに運び込まれたRX-8。まずは各部のダメージがどの程度なのか? それをくまなくチェックする。
右フロントフェンダーの凹みぶりは見ての通り。足回りもダメージがかなり大きい。
ダンパーが装着されるオリジナルロワアーム前側とアッパーアームのボディ側ナックル部、さらにダンパーロッドが折れて、タイロッドも曲がってしまった。
上位入賞を目指すナイトスポーツにとってこの展開は予想外だったけど、「右フロントサスのダメージが大きいですけど、十分直せる範囲です。スペアパーツも持ってきてますしね」と中村サン。決勝グリッドに並ぶのは問題なさそうだから、ひと安心だ。
谷川選手の“手書き”シフトポイント
ファイナル比4.1でのシフトポイント。リスボアコーナーから先でギヤ比がクロスしたヒューランド6速MTらしく、3~4速を中心に2~5速まで小刻みにチェンジしてるのがスプーンNSX-R GTとの大きな違い。また、メルコヘアピンの手前では一瞬4速に入れてから1速までダウンしている。
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