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業界ニュース 2019.9.29

トヨタ新型「カローラ」発表の影で日産「サニー」国内消滅から15年 2台はどんな歴史をたどったのか?

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■日本の大衆車市場をけん引した「カローラ」と「サニー」

 トヨタは新型「カローラ」と「カローラツーリング」を2019年9月17日に発売しました。同社を代表するロングセラーモデルとして、2012年以来7年ぶりのフルモデルチェンジとなります。

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 一方、かつてカローラには長年にわたるライバル車として、日産「サニー」が存在しました。現在国内市場においてサニーは消滅していますが、2台はこれまでどのような歴史を重ねてきたのでしょうか。

 カローラは、初代モデルが1966年に登場。50年以上にわたる長い歴史のなかで、世界150以上の国と地域で販売され、累計販売台数が4750万台を超えるほどのロングセラーカーへと成長しています。

 一方、サニーはカローラと同じく、初代モデルが1966年に登場した日産(ダットサン)の小型乗用車です。セダンを主なボディタイプとし、歴代モデルのなかには派生モデルとしてハッチバックやステーションワゴン、トラックもありました。

 カローラとサニーの登場直後、ふたつの小型車は当時多くの人から支持を受ける車種へと成長します。

 カローラは、トヨタ内において下位にあたる「パブリカ」と上位にあたる「コロナ」の中間として、サニーは日産における「ブルーバード」より下位の、手の届きやすいモデルとして位置付けられ、高度経済成長の波に乗り、2台の販売競争は車名の頭文字から「CS戦争」とまで呼ばれました。

 登場初期には、サニーに搭載されたエンジンが当時の小型車としてポピュラーな排気量1リッターのものを採用したのに対し、カローラは1.1リッターエンジンを採用。

 発表当時は「プラス100ccの余裕」がキャッチコピーとなるなど、明らかにサニーをライバルとして意識したクルマとなっていました。

 その後、2台はモデルチェンジを重ねた後、サニーは2004年に国内での販売を終了し、後継モデルの「ティーダラティオ」が登場。

 カローラとサニーで明暗を分ける結果となりますが、そのようになった要因のひとつとして、日産のラインナップ内に、サニーをベースとしながらもサニーシリーズを名乗らないクルマが登場したことが挙げられます。

 1990年代ごろまではステーションワゴンの「サニーカリフォルニア」をはじめ、サニーにはさまざまなボディタイプがありましたが、1996年にサニーカリフォルニアの後継のワゴンモデルとして「ウイングロード」が誕生するなど、サニーはセダンのみを残してボディタイプを削減。

 一方、カローラはセダン・ワゴン・ハッチバックなどさまざまなボディタイプを揃え、ブランド力を保ち続けました。

※ ※ ※

 トヨタの吉田守孝副社長は、「カローラなくして、今日のトヨタは存在しえない」といいます。初代が誕生して50年を超えるカローラは、日本のモータリゼーション史に名を残しただけでなく、いまなお歴史を刻み続けているクルマであるといえます。

■3ナンバー化した新型カローラは何が進化した?

 サニーが消滅して10年以上が経過した2019年現在、新型カローラは先代モデルからボディを拡大し、3ナンバーサイズとなりました。これにより、以前はライバル車とされてきたクルマに対する相対的な立ち位置が変化してきています。

 各自動車メーカーのセダンモデルで比較すると、現在日産でもっともコンパクトなセダンは「シルフィ」ですが、新型カローラと比べるとひとまわり大きいボディを持つことから、車格が同じとはいえません。ホンダのセダンと比較すると、「グレイス」と「シビックセダン」の間にあたるサイズとなります。

 ほかのクルマに対する立ち位置が変化するなか、新型カローラではおもにどのような点が進化したのでしょうか。

 新型カローラの開発を担当したチーフエンジニアの上田泰史氏は、「開発に際して、お客さまの声に耳を傾け、お客さまの期待を超えるために、『スタイリング』『走り』『安心・安全』『コネクティッド』の4つのポイントについて、重点的に商品強化を図ってきました」といいます。

 まず、スポーティな外観と走りについては、トヨタが採用をすすめるTNGAプラットフォームの利点を活かし、低重心さを強調したデザインと、優れた乗り心地・操縦安定性を実現。最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備するなど、安全面においても装備は万全となっています。

 また、今回新型カローラで注目されている点として、コネクティッド機能の強化が挙げられます。

 国内トヨタブランドとして初めて、ディスプレイオーディオを全車に標準装備することで、スマートフォンとの連携が可能となりました。

 SDL(Smart Device Link)機能を活用することで、音楽・ラジオアプリや、LINEカーナビ、TCスマホナビなどのナビアプリをディスプレイオーディオで操作可能です。また、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応しています。

※ ※ ※

 上田チーフエンジニアは「ここ数世代のカローラには、若い人があまり乗っていなかったイメージがあったかもしれませんが、新型カローラはこれまで乗っていただいた(比較的年齢層の高い)お客さまに加えて、若い人にも楽しんでもらいたい」といいます。

 日本のモータリゼーションをリードした初代モデルから50年以上の時を越えて、新型カローラはスマートフォン対応をはじめとした最新技術を盛り込み、進化を遂げています。売れ行きだけでなく、販売における年齢層が変化するのか、注目が集まります。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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みんなのコメント

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  • bos*****|2019/09/29 15:39

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    現行シルフィは型式がB17
    最後といわれるサニーがB15
    車名は変わったし、日産の市場操作がサニーの後継車は、ティーダ・ラティオ ⇒ (ティーダがつかない)ラティオ(マーチベースのタイ日産製造で日本国内販売期間が短く、日産レンタカーでしか見かけない車両)と説明されたので混乱しているが、実際はマツダのアクセラやカローラより、一足早く3ナンバーボディ化していた事になる。

    ただ、シルフィをサニーだというには車体の大きさや、価格帯の違い、メインとっていた1.5リッターエンジンが設定されていないなど、無理があるだろう。

    カローラも1.5リッターは亡くなったわけだけど。
  • kaz*****|2019/09/29 16:13

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    3ナンバー化が自滅に行くかどうかの分かれ道かも。
    独自性がなくなりつつあるのでは。
    もっとも日本の黄色も含め、ナンバーのカテゴリ分けもあまり意味わからないですが。
  • t_n*****|2019/09/29 15:27

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    ティーダが発売された頃、すでに日産はおかしな方向に進み出していましたよね。
    やたら高級、高級と言う割には安っぽい内外装、そして価格が高かった覚えがあります。
    ゴーンの影響だったのか?
    結果、カローラとの競争から脱落。

    一方、カローラは知名度を重んじて来たのでは?
    その時代にうまく合わせ、没しない作り方をしてきたと思います。

    3ナンバーとなった今度のカローラは、どんな結果になるでしょうね?


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