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業界ニュース 2019.9.20

F1シンガポールGP開幕、前2戦とはまったく異なるテクニカルな市街地コース、ホンダに勝機あり【モータースポーツ】

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2019年9月20日、F1第15戦シンガポールGPがマリーナベイ・ストリートサーキットで開幕する。2019年F1シーズンも欧州ラウンドを終えて残り7戦。チャンピオン争いに向けて、それぞれのチームが勝っておきたいレースというものを計算し始める頃だ。今週行われるシンガポールGPはホンダ勢が有利と言われているが、果たしてどうなるだろう。(写真は2018年のシンガポールGP)

オーバーテイクは難しく予選が重要なポイントとなる
シンガポールGPはF1唯一の完全ナイトレース。昼間の暑さ、欧州との時差を考慮して、2008年から大胆な発想のナイトレースとして開催されている。レースはカクテル光線に包まれた(通常のスタジアムの4倍の明るさと言われる)スペクタルな市街地コースで行われる。

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マリーナベイ・ストリートサーキットはシンガポールの首都中心部の湾岸地区に特設される市街地コースで、公道ゆえに全体的にコース幅が狭く、路面はバンピーで、間近に迫るコンクリートウォールが大きなプレッシャーとなる。また、高温多湿の気候もドライバーをじりじりと苦しめる。

全良5063mのコースにコーナーは23もあるが、そのうちの半分は低速コーナー。ストレートはもっとも長いもので832mしかない。そのためエンジン性能よりもマシンのハンドリングが重要と言われる。またコーナー数が多いため、エネルギー回生は問題ないが、タイヤやブレーキには大きな負担がかかる。

1コーナーはタイトなシケインになっていて、スタート直後にしばしばアクシデントが起きる。オーバーテイクポイントはストレートエンドとなるが、路面が滑りやすく、タイヤやブレーキに負担がかかることもあって、追い抜きはなかなか成功しない。また2008年の開催以来、セーフティカーが必ず出動していることもレース展開の大きなポイントとなる。

ちなみに、昨年のシンガポールGPはメルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールトゥフィニッシュで優勝している。もっともソフトなハイパーソフトからもっともハードなソフトへのワンストップ戦略が成功した。レッドブルのマックス・フェルスタッペンも同じ戦略でしぶとく迫ったがわずかに及ばす2位。一方、フェラーリのセバスチャン・ヴェッテルはハイパーソフトからウルトラソフトへの交換で逆転を狙ったが、タイヤがもたず離れた3位でゴールした。終わってみれば、トップ5は予選結果どおりだった。

タイヤを供給するピレリは、今回のシンガポールGPについて「マリーナベイ・ストリートサーキットはシーズンでもっとものコーナーが多く、ラップタイムはモナコに続いて2番目に遅いのが特徴です。昨年はメルセデスルイス・ハミルトンがハイパーソフト→ソフトで勝利しましたが、これまで100%の確率でセーフティカーが導入されており、柔軟な戦略が必要となるでしょう。また、年に1回だけ使用される公道サーキットであるため、グリップは小さく、マンホールや白線も大きな課題となります。ナイトレースのため路面温度の変化は少ないのですが、トラックの特性により換気と冷却はあまり期待できません。不確定な要素が多く、ドライバーによってかなり異なるタイヤ戦略が見られるかもしれません」と分析している。

手応えを感じさせるホンダ陣営のコメント
一方、ホンダの田辺豊治 F1テクニカルディレクターは「ヨーロッパラウンドを終え、ここからはシーズン終盤に向けてフライアウェイレースが始まります。まずはシンガポールでの戦いになりますが、マリーナベイは前2戦と異なりテクニカルな低速サーキットです。また、23ものコーナーを有することもこのサーキットの特徴で、パワーユニットとしては数多く配置されている低速コーナーを速く立ち上がるためのドライバビリティが重要になります。ストリートサーキットでオーバーテイクが困難なため、予選でのパフォーマンスもキーになると考えています」とコメント。ホンダ勢4人のドライバーは次のように語っている。

マックス・フェルスタッペン
「シンガポールはすばらしいサーキットで、街の夜景も本当に美しいです。照明の下で走るサーキットは普段のレースウイークとは非常に異なっていて特別な気分になりますし、走っていてすごく楽しいです。暑い中で非常に多く汗をかきますし、フィジカル面でとてもタフなサーキットですが、カレンダーのなかで最も好きなコースのひとつです。ここはコーナーの数が多いですが、高速と低速の複合コーナーや、ランオフエリアがわずかしかない中速コーナーなど、バリエーションも多彩です。チームにとってはスパやモンツァといった高速サーキットよりも相性のいいサーキットと言えますし、昨年僕は2位でフィニッシュしたので、今年もいい結果を残せればと思っています。ここでのオーバーテイクは難しいので、まずは予選で確実に結果を残す必要があります。今週はペナルティなく普通の状況下でレースができることを楽しみにしています」

アレクサンダー・アルボン
「後半戦初のフライアウェイレースになるシンガポールGPをとても楽しみにしています。マリーナベイは初めてですし、シンガポールを訪れるのも初めてなので、どんな週末になるのかワクワクしています。ここは湿気と長いレースのせいで、最もフィジカルに厳しいレースのひとつだと聞いていますし、ストリートサーキットですのでミスも許されません。また、地理的にタイにとても近いので、僕にとってはホームレースとも言え、その意味でもエキサイティングな週末になります。シミュレーターでの準備は終わりましたし、まばゆい照明の下でのレースが待ちきれません」

ピエール・ガスリー
「モンツァではいくつかポジティブといえる収穫がありました。金曜日のパフォーマンスは予想以上でしたし、日曜日のレースペースもよかったと思います。シンガポールはモナコとの共通点も多く、マシンはダウンフォース重視のセッティングになります。このチームに戻ってから3戦目ですが、すでにモンツァでマシンにいい感触を持っていましたし、エンジニアとともにまた一歩前進したところです。シンガポールでのトピックと言えば、暑さとナイトレースであることです。タフな環境でのレースなので、間違いなくエキサイティングなものになるでしょう。シンガポールは負荷がかかるコーナーをハイペースで周回するので、息つく暇もありません。極限の条件下で、2時間のレースを集中しなくてはなりません」

ダニール・クビアト
「モンツァではリタイアするまで堅実なレース運びができていました。いい仕事ができていましたが、その一方で、技術的な問題が起きてしまいました。ポイントを稼げると思っていただけにリタイアは残念でしたが、シンガポールで取り返そうと思います。過去に、シンガポールでは6位と9位に入賞しています。コースは長く、バンプもあり、次々にコーナーが迫ってくる独特のレイアウトです。非常に蒸し暑い中で長時間のレースに挑むので、今年一番過酷なレースなりそうですが、だからこそドライバーとしてはおもしろく、そしてワクワクします。ストリートサーキットはチームにとって伝統的に相性がいいですし、実際に今年はモナコで競争力を示せたので、シンガポールで多くのポイントを獲得できればと考えています」

F1第15戦シンガポールGPは、9月20日金曜日16時30分(日本時間17時30分)からのフリー走行1回目で開幕、予選は9月21日21時(日本時間22時)、決勝は9月22日20時10分(日本時間21時10分)に開始される。

2018年 シンガポールGP 予選結果(参考)
1位 44 L.ハミルトン メルセデスAMG 1:36.015
2位 33 M.フェルスタッペン レッドブル 136.334
3位 5 S.ヴェッテル フェラーリ 136.628
4位 77 V.ボッタス メルセデスAMG 136.702
5位7 K.ライコネン フェラーリ 136.794

2018年 シンガポールGP 決勝結果(参考)
優勝 44 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 33 M.フェルスタッペン レッドブル
3位 5 S.ヴェッテル フェラーリ
4位 77 V.ボッタス メルセデスAMG
5位 7 K.ライコネン フェラーリ

[ アルバム : F1第15戦シンガポールGP開幕 はオリジナルサイトでご覧ください ]

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(Webモーターマガジン Webモーターマガジン編集部)

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