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業界ニュース 2019.9.14

【FRへの憧憬 10】マセラティ ギブリは、スーパーカー黎明期の最高峰を競い合った

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スーパーカーといえばエンジンはミッドシップ…と思われがちだが、コンベンショナルなFR(フロントエンジン リアドライブ)を採用しているモデルも、1960年代から21世紀の現代まで数多く存在する。そこで、FRならではの美しい佇まいも備えたスーパースポーツカーを紹介する連載企画をお届けしよう。

MASERATI Ghibri:マセラティ ギブリ(1966-1973)
前回に紹介したインディに先んじて、マセラティが1966年に発表した2シーターのFRクーペがギブリだ。ギブリという車名は、北アフリカのリビアから地中海に向かって吹き込む熱風に由来するという。このころのマセラティには、ボーラ(アルプス山脈からアドリア海へ吹く冷たい風)やミストラル(フランス南東部に吹く風)といった、風に由来する車名のモデルがある。

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スーパーカーの起源は、1966年に登場したランボルギーニ ミウラと言われている(諸説あるが)。そのミウラと同じ年に登場したのがこのギブリであり、そして2年後の1968年には、フェラーリ 365GTB/4「デイトナ」が登場する。この3台は、1960年代後半のスーパーカーブーム黎明期の最高峰を競い合った。

ミッドシップのミウラ、当時としては斬新的なデザインのデイトナに比べると、ギブリのスタイリングはオーソドックスなクーペスタイルだったが、長い歴史を誇る老舗のマセラティらしいジェントルな雰囲気が魅力だった。デザインは、当時カロッツェリア・ギアに在籍していた若きジョルジェット・ジウジアーロの手になるものだ。

1960年代の高級スポーツカーの典型的なスタイルとも言えるロングノーズ ショートテールのファストバックモデルは、全高は1.2mを切る低さながら、全幅は1.8mと当時のモデルとしてはかなり幅広かった。それゆえ、ギブリのスタイリングはジウジアーロの傑作のひとつとの誉れが高い。リトラクタブルヘッドライトも採用していた。

V12エンジンを搭載していたミウラやデイトナに対し、気筒数で劣るV8を搭載したギブリだったが、2シーターながらシートの後方には広大なラゲッジスペースがあり(インディはハッチ式だったが、ギブリにはトランクリッドがある)、超高速クルージングが可能な実用的GTとしての性格も兼ね備えていた。

サスペンション方式はマセラティの伝統で、フロントはダブルウイッシュボーンだがリアはリジッドだった。デビュー当初は330psだった4.7LのV8 DOHCエンジンは、1970年に発表された後期型では4.9Lにキャパシティアップされ、最高出力も335psを発生した。

また1969年にはデイトナ スパイダーに対抗してか、オープンモデルのギブリ スパイダーも発表された。ギブリは1973年の生産中止までに1200台以上が生産された、マセラティのヒット作であった。

マセラティ ギブリ 主要諸元
●全長×全幅×全高:4590×1800×1160mm
●ホイールベース:2550mm
●車重:1530kg
●エンジン形式・排気量:90度V8 DOHC・4719cc
●最高出力:330ps/5500rpm
●最大トルク:40.0kgm/4000rpm
●燃料タンク容量:94L
●トランスミッション:5速MT/3速AT
●タイヤサイズ:205VR15

スーパーカー図鑑のバックナンバー

[ アルバム : マセラティ ギブリ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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(Webモーターマガジン Webモーターマガジン編集部)

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