■新型N-WGNが持つデザイン面の魅力とは
ホンダは、新型「N-WGN」を2019年8月9日に発売しました。同社の軽自動車ラインナップ「Nシリーズ」の最新モデルであるこのクルマは、人気の「N-BOX」と並んでホンダの軽自動車販売をけん引するクルマへと成長することが期待されています。
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そして、新型N-WGNはさまざまな特徴をもつなかで、外装デザインにおいても話題となっています。いったい、どのような点なのでしょうか。
日本自動車販売協会連合会および全国軽自動車協会連合会のデータによると、N-BOXは2019年上半期(1月から6月)に13万1233台を販売し、日本で一番販売台数の多いクルマとなりました。
新車販売の約4割を占める軽自動車市場のなかで、ホンダの軽自動車が好調となっていることから、同じNシリーズから登場した新型N-WGNにも、大きな期待が寄せられています。
そんななか、新型N-WGNは外装デザインがホンダ「ライフステップバン」に似ていることが、話題となっています。
ライフステップバンは、ホンダが1972年に発売した軽商用車で、高い積載性・機動力に加え、乗用車的な乗り心地の良さなどの特徴もあわせ持った新ジャンルのクルマとして登場。丸いヘッドライトがアイコニックな外装デザインとなっていました。
そして、ライフステップバンの誕生から40年以上が経った2019年、新型N-WGNはライフステップバンを彷彿とさせる外観で登場しました。
ヘッドライトの形や、存在感のあるボンネット、そして平面基調のボディ側面など、クラシカルな雰囲気を感じさせるデザインとなっています。
こういった、過去の名車のデザインを現代風にアレンジして採用するという事例は、ホンダ以外にも多くの自動車メーカーが採り入れている手法です。
なかでも、BMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)の「Mini(クラシックMini)」をモチーフとして、BMWが新たに発売したコンパクトカー「MINI」はとくに成功した事例で、今ではMINIブランドから複数の派生ボディが登場してMINIファミリーを形成しています。
しかし、過去の名車のデザインを復刻させるという『伝家の宝刀』は、何回でも使える切り札ではないうえ、用いたからといって人気が約束されるというわけでもありません。
■復刻デザイン以外の魅力は? N-WGNは今後どのような売れ行きとなるのか
例えば、同じくホンダから販売されている軽自動車「N-ONE」は、1967年に発売された「N360」をモチーフとしたデザインが採用されています。
N360は、当時の軽自動車としては高出力なエンジンを搭載していたことで、現在でも高い知名度を誇るクルマです。
しかし、そのデザインを採り入れたN-ONEは、全国軽自動車協会連合会が発表する2019年上半期の軽自動車販売台数ランキングでTOP15入りを逃しています。2012年の発売から年月が経ったことを加味しても、残念ながら人気車種とはいえない状況です。
また、MINIと同じドイツの自動車メーカーに目を向けると、フォルクスワーゲンの「ザ・ビートル」が存在します。
ザ・ビートルは前身の「ニュービートル」とともに同社の「タイプ1(通称:ビートル)」をモチーフとして作られたクルマですが、残念ながら2019年7月に生産を終了。長く愛され続けた車種とはいえ、後継モデルが登場することはありませんでした。
※ ※ ※
個性的なデザインが話題となった新型N-WGNですが、じつは外装デザインと同じか、もしくはそれ以上に、クルマの基本性能や使い勝手にもこだわって開発されました。
座り心地のよいシートや、テレスコピック&チルトステアリング機構を採用した運転席によって、さまざまな人が快適に運転することができます。
荷室は開口部を下げたことで重い荷物が載せやすくなったほか、上下2段に積み分けることもできる仕掛けも用意されました。
さらに、運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備。軽乗用車として初めて、横断中の自転車に対応した衝突軽減ブレーキを装備するなど、安全装備にも抜かりはありません。
新型N-WGNについて、ホンダの販売店スタッフは「問い合わせを頂いたお客様からは、デザイン面が好評のほか、荷室の開口部の低さをはじめとした、使い勝手に関する話も頂いています」とコメントしています。
デザイン以外にもさまざまな魅力が詰め込まれた新型N-WGNの売れ行きがどうなるか、注目されます。
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