日産自動車は2019年8月29日、「アトラス ディーゼル(1.55t)」を発売した。このトラックは、日産といすゞの小型トラックに関するOEM供給契約により登場したモデルで、車両としては、いすゞの小型トラック「エルフ」と同一モデルだ。
モデル概要
アトラス ディーゼルは、2019年9月1日以降の生産車に適応が開始される「平成28年排出ガス規制(PPNLT=ポスト・ポスト新長期規制)」に全車対応し、平成27年燃費基準「+10%」を達成している。このため九都県市指定低公害車(平成21年基準)「超」低公害車に指定されている。
また「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、「VDC(ビークルダイナミクスコントロール)」、「LDW(車線逸脱警報)」を含む先進安全装備をフルスーパーロー全車に標準装備している。これら先進安全装備装着車はASV減税の対象となる。
搭載エンジンは、新開発された3.0Lの4JZ1-TCSエンジン(150ps)を採用。世界で最も厳しい排出ガス規制である日本のポスト・ポスト新長期規制への対応として、排出ガス後処理装置はDPF+尿素SCRを採用。また、クラストップレベルの動力性能を実現し、燃費性能と規制対応の両立を図っている。
トランスミッションは、AT限定免許に対応したシーケンシャル・マニュアルトランスミッション(2WD:6速AMT、 4WD:5速AMT))を設定。2速発進を採用することにより、発進時の荷崩れを発生しにくくしている。また、高い信頼性・耐久性を持った5MTも全車に設定。
グレードは、ベーシックな「DX」と、上級仕様の「カスタム」をラインアップ。また、2WD/4WD、シングルキャブ/ダブルキャブなどの選択も可能としている。
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