開閉式のグリルを持つクルマが増えている
車両の先端にあるグリルというのはルーバーになっていて、素通しになっているのはご存じのとおり。というか、風をエンジンルームに取り込むのがグリルの役割なので当たり前のことと思いきや、最近ではグリルが開閉式になっているクルマが増えてきた。皆さん、気がついていただろうか?
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仕組みとしては、グリルのなかがシャッターになっていて、開いたり閉じたりする。日本車ではスバルの各車や現行型のプリウスが採用しているし、輸入車ではけっこう多く、最近では新型3シリーズでも採用している。BMWでは7シリーズを皮切りに、5シリーズ、そして3シリーズに採用と、重要技術と位置づけていることがわかる。名称としてはアクティブ・エア・ストリームと呼ばれ、グリル自体が大型化されたにも関わらず、本来素通しの部分が開いていないので、ダミーっぽくてデザイン的にも見慣れないというか違和感があったりする。
環境性能や燃費の向上に貢献する!
そもそもなぜこのようなシャッター式のグリルが増えているかというと、エンジンを過剰に冷やさないため。走行中も適温を維持できるし、始動時に素早く暖めるのに効果を発揮する。そうすれば触媒も早く利くようになり、環境性能が高まることにもなる。また、空気抵抗の低減にも効果を発揮し、結果として燃費向上に貢献する。
だから、止まっているときはシャッターが閉まっていることが多いが、マセラティ・レヴァンテではグリルの奥にシャッターグリルを設置することで、違和感をなくす配慮をしているなど、スタイルはメーカーによって異なる。このあたりをチェックしてみるのも面白いかもしれない。
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