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業界ニュース 2019.9.7

トヨタ「ランクル」でクロカンブーム再燃? 80年代のカスタムがいま流行る理由とは

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■トヨタ「ランクルシリーズ」のカスタム傾向とは

 モデル末期ながら人気に衰えが見えないトヨタ「ランドクルーザー(200系)」と「ランドクルーザープラド(以下、プラド)」。

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 とくに、日本の道路事情にもマッチしたプラドは、2017年9月のマイナーチェンジにより、さらなる人気の高まりを見せています。

 そんなランドクルーザーシリーズのカスタム業界に、最近変化が現れています。どんな変化が起きているのでしょうか。

 200系もプラドも、デビュー当初はエアロパーツの基本セット、フロントバンパー、サイドスカート、リアバンパーを装着することが多かったのですが、昨今は減少傾向にあるといいます。

 群馬県内のトヨタ系ディーラーで、ランドクルーザーシリーズのモディファイを積極的に手がけている「RVパーク」の重田浩店長は次のように語ってくれました。

「かつてはモデリスタをはじめとする、純正パーツ系のエアロキットを装着するユーザーも多かったのですが、最近は減少傾向にあります。

 昨今は逆に、ちょっとオフロードの香りがするタイヤ&ホイールを履かせたり、サスペンションでリフトアップをするユーザーが増えています」

 オフロードテイストのカスタムは、1980年代のクロカン四駆ブームの時に流行したベーシックなカスタム法です。

 SUV系のアフターパーツを製造しているメーカーの広報担当者も、次のように話します。

「プラド用では、エアロパーツの販売は下がり気味で、逆に圧倒的に販売が伸びているのがリフトアップサスペンションです。

 かつては、こうしたパーツは中古車をグレードアップするために装着するという人が多かったのですが、現在は新車を購入してすぐ付けるというケースがほとんどのようです。

 これにオールテレーン系やマッド系のタイヤと、ガッシリとしたデザインのホイールを装着する人が多いです」

 また、このようなカスタムが増えてきた傾向について、クロカン4WD系のカスタムをおこなっている専門ショップ「マスターピース」の奥原正之店長は、次のように話します。

「プラドはクリーンディーゼルエンジンが搭載されてから、サスペンションのフィーリングが極端にソフトになってしまいました。まるでダンパーが抜けているのかと思うくらいです。

 そのため、通勤に使ったり、子どもを乗せる人などからは『酔うから何とかしてくれ』といわれることも少なくないんです」

 ノーマルの乗り味では満足できない人がサスペンション交換をおこない、結果的にリフトアップとタイヤ&ホイールも併せておこなうというパターンが多い傾向にあるといいます。

■なぜ、200系をカスタムする人は少ないのか?

 なぜ200系のカスタムをする人は少ないのでしょうか。ランドクルーザーシリーズをカスタムする別のショップ関係者は、次のように説明します。

「200系はメーカーが車高調整付きのサスペンションを付けているから、足回りのカスタムをしたくてもできないほか、純正で十分だと思っている人が多いです。

 プラドと違って、クロカン4WDだと思って乗っている人が少ないため、タイヤ&ホイールもSUV系、いわゆるオンロード系のデザインとサイズを好んでいるのだと思います。

 ただ、中古車で考えると、状況はガラリと変わります。200系の中古車では、やはりエアロパーツを装着した車両が人気です。

 逆にプラドは、新車とは異なり、高年式のものほどノーマル状態が好まれます。リフトアップした車両が多く出るのは、低年式車か先代の120系です」。

 しかし、確実にオフロード系の匂いがするカスタムは、今後高まっていく気配が見えるといいます。

「ここ数年で新型のスズキ『ジムニー』やジープ『ラングラー』の登場に触発されて、プラドもラギッドな雰囲気にしたいというユーザーが増えていると思います。

 トヨタ『FJクルーザー』のオーナーにはそういう人が多かったのですが、プラド用パーツが動き始めたのは、ここ2年くらいです。

 クルマのデザインが洗練されているので、1980年代のように何でも付けてしまえばいいという方向性にはならないと思いますが、最近はルーフラックやリアラダーといったクロカン4WD定番の商品も動いています。世の中的にも、ちょっとタフな感じの商品が人気ですから、その影響は確実にあると思います」

※ ※ ※
 
 SUVのアウトドア系のイベントでも、リフトアップしたランドクルーザーをよく見かけるようになりました。一時期はマニアを除いては目もくれられなかったリフトアップ車ですが、復権していることは間違いなさそうです。
 今後、前後バンパーなどの外観パーツにおいても、ヘビーデューティなデザインが流行する可能性大です。

 2019年6月のランドクルーザーシリーズの国内販売台数は、1万5960台。フルモデルチェンジも近いといわれながら、この数値が衰えぬ人気を裏付けています。アフターパーツマーケットにおいても、まだまだムーブメントを起こしてくれそうです。

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(くるまのニュース 山崎友貴)

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