■憧れのオープンカー、もしもの雨は大丈夫?
誰しも一度は憧れるオープンカー。オープンカーが風を切って颯爽と街中を駆け抜ける姿は、思わず見入ってしまう魅力があります。
しかし、オープンカーに乗るときの不安要素といえるのが、雨です。オープンカーは完全防水ではないと分かってはいるものの、どの程度の雨まで耐えられるのか心配になります。オープンカーの耐水性は、一体どの程度あるのでしょうか。
現在、国産車で販売されているオープンカーはマツダ「ロードスター」、ダイハツ「コペン」、ホンダ「S660」の3車種です。
オープンカーの屋根には「ハードトップ」と「ソフトトップ」の2種類があります。ロードスターはソフトトップの通常モデルと、リトラクタブルハードトップのRFモデルの2種類。
コペンは電動開閉式のハードトップのみ、S660は取り外しが簡単なロールトップ式のソフトトップのみとなっています。
ハードトップの素材は、主にFRP(繊維強化プラスチック)やアルミニウムなどが使われており、ソフトトップはキャンバスやビニールを使用しています。耐水性でいえばソフトトップよりも、ハードトップの方が優れており、耐久性も勝ります。
しかし、ハードトップよりもソフトトップの方が「オープンカーらしさ」があり、それが良いと感じるユーザーもいることは確かです。
ハードトップに比べて、耐水性に不安を覚えるソフトトップ。また、キャンバス地やビニール地を使用しているソフトトップは、ハードトップに比べてメンテナンス方法が大変なイメージもあります。
そこで、オープンカーのソフトトップについて、ロードスターを販売しているマツダ広報部に話を伺いました。
――オープンカーは、どの程度の雨まで耐えられるのでしょうか。
マツダのオープンカーは、具体的な数値ではお話できないですが、ゲリラ豪雨のような雨でも耐える設計となっています。
また、雨により幌から水が染み出たり、幌と窓の隙間から水が漏れ出たりということもありません。ただし、高圧洗浄機などを使った洗車の際に、幌と窓の隙間にピンポイントに当たってしまうと、水が漏れ出す可能性があるので注意してください。
――オープンカーのソフトトップのメンテナンス方法について教えてください。
ソフトトップのメンテナンスは、基本的には水洗いを推奨しています。薬品を使ったメンテナンスは、マツダでは推奨していません。
市販されている薬品をすべて検証することが難しく、薬品が幌にどのような効果を与えるか、把握しきれないためです。水洗いでメンテナンスされることを想定して開発しているので、薬品は使わずにメンテナンスをしていただければと思います。
■ソフトトップのメンテナンス方法とは
マツダが推奨するソフトトップのメンテナンス方法は、薬品を使わない水洗いによるものです。
詳しいメンテナンス方法としては、まず水洗いの前に毛がやわらかいブラシにて、砂ぼこりなどの汚れを落とします。
その後、車体上部から水をかけながら、やわらかいスポンジなどで洗い、ボディ用ワックスや油脂類などが付いた場合には、水で薄めた中性洗剤を使って落とします。
自動洗車機や高圧洗車機を使用すると、ソフトトップの幌の部分が傷付く恐れがあるので注意が必要です。
キャンバス地やビニール地が使用されているソフトトップは、雨や紫外線にさらされると劣化が早くなるといわれています。
そのため、ソフトトップを長持ちさせるためには、クルマの保管状態も重要です。屋根のない駐車場で長期間駐車していた場合、ソフトトップの劣化が進んでしまうため、可能であれば屋根付きの駐車場に停めることをおすすめします。
屋根付きの駐車場に停めることができないという場合には、ボディカバーを被せて雨や紫外線から守るようにしましょう。
※ ※ ※
耐水性が低いとされているソフトトップのオープンカーでも、豪雨での走行も問題ないよう設計がされており、雨漏りの心配もありません。
また、メンテナンス方法も水洗いのみでOKと簡単です。普通車に比べると、オープンカーは決して便利で使いやすいとはいえませんが、だからこそユーザーはオープンカーに対してより一層の愛着が湧くのでしょう。
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