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スーパーセダン「アリスト」登場から28年 レクサス「GS」初代と最新のコンセプトはブレていない!

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スーパーセダン「アリスト」登場から28年 レクサス「GS」初代と最新のコンセプトはブレていない!

■プレミアムスポーツセダン、レクサス「GS」の初代と最新

 レクサスのラインナップで、グランドツーリングセダンとしてのポジションが与えられた「GS」。

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 GSという名称は「Grand Touring Sedan」に由来し、フラッグシップサルーンとしての「LS」、スポーツセダンとしての「IS」との“いいとこどり”なクルマといえるのかもしれません。

 そんな、初代GSであるトヨタ「アリスト」、そして最新モデルのGSを紹介します。

●1991年発売の初代アリスト

 GSの日本におけるルーツはアリストです。アリストは1991年に初代が発売され、日本国外では初代からレクサスブランドのGSとして販売されています。

 トヨタによるとアリストの意味は、英語で「最上の」「優秀な」とされています。

 発売当初に搭載されていたエンジンは、230馬力を発生する3リッター直列6気筒自然吸気と、280馬力を誇る3リッター直列6気筒ツインターボの2種類で、トランスミッションはともに4速ATという構成でした。

 この3リッター直列6気筒ツインターボエンジンの型式は「2JZ-GTE型」で、当時のトヨタで最強といわれるエンジンであり、アリスト以外では「A80型スープラ」のみに搭載されています。

 駆動方式は当初FRのみでしたが、後に4WDモデルも追加されました。

 ボディサイズは全長4865mm×全幅1795mm×全高1420mmという堂々たるサイズで、当時としてはかなり大きな部類です。

 外観のデザインは巨匠ジウジアーロ率いるイタルデザインによるもので、かなりロー&ワイドな印象でした。

 3リッター自然吸気エンジンを搭載するエントリーグレード「3.0Q」がようやく400万円を切る価格で、これは、当時の日本車のなかでもトップクラスの高価な価格設定です。

 その後、アリストは日本国内で2代目に移行し、その次の世代からはレクサスブランドのGSとして販売されます。

■さらに走りを追求したレクサス「GS」最新モデル

●超弩級モデルもある現行型GS

 現行モデルのGSは2012年に発売されました。初代GSのコンセプトを受け継ぎ、現在でもグランドツーリングとしての性能を前面に押し出しています。

 グレードは2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載する「GS300」、2.5リッター直列4気筒エンジン+ハイブリッドの「GS300h」、3.5リッターV型6気筒エンジン搭載の「GS350」。

 そして、トップレンジには3.5リッターV型6気筒エンジン+ハイブリッドというパッケージングの「GS450h」という構成です。

 トランスミッションはガソリンエンジン車では8速AT、ハイブリッドモデルでは電気式無段変速機が搭載されており、駆動方式はFRを基本として、GS350のみ4WDが選択できます。

 ボディサイズは全長4880mm×全幅1840mm×全高1455から1470mmと、初代にくらべて全幅が拡大された割に全長はさほど伸びていません。これはあくまでもGSはサルーンではなくグランドツーリングカーだというポジションを守り、運動性能を考慮したためかもしれません。

 そして、現行GSには最高峰のスーパーセダン「GS F」が設定されています。477馬力を発揮する5リッターV型8気筒自然吸気エンジンに8速ATが組み合わされ、外観の意匠も専用となって、シャシと足まわりも強化されています。

 GS Fはサーキット走行も可能で、非日常のスピードを体験できる仕様です。

※ ※ ※

 レクサスGSは、初代から一貫してグランドツアラーのコンセプトを継承しています。

 日本市場ではセダンの地位が危ぶまれていますが、GSのようなモデルは世界中にニーズがあり、まだまだ進化の歩みは止まりません。

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