洗練と先進性を高い次元で両立
SUVも様々なタイプがあるが、コンパクトで高級感を漂わせるタイプは“レンジローバーイヴォーク”以外に類を見ない。
BMW i8(2018年4月~ 生産モデル)のカタログはこちら
初代が登場したときもショーカー並みのプロポーションにレンジローバーの高級なエッセンスが入っているのが特徴的で、2代目となってもその印象に変わりはない。
今回一般道を試乗したイヴォークは“R-DYNAMIC”HSE(P300MHEV)というガソリンモデルに48Vのマイルドハイブリッドを搭載した最上級の仕様の車だ。
▲シンプルなエクステリアと、モダンですっきりとしたインテリアが融合し、真に特別な1台が誕生
絶妙なバランスが魅力のデザイン
初めて一瞬みたときに「本当に99パーセントパーツを変えたの?」と思うほどキープコンセプトだと感じた。
しかし、近くで見ると繊細に作り上げたボディフォルムは兄貴分のヴェラールのデザインアーキテクチャーを踏襲。
インテリアもイヴォークを一層スマートなデザインとし、レンジローバースポーツやレンジローバーとのヒエラルキーをないものにするかのようなデザインへ進化したと言えよう。
初代レンジローバーの開発責任者、伝説のスペン・キングの考え方を引き継ぐと同時に、現代の電子デバイスとテクノロジーを使い、高級感のあふれた横置きエンジンのSUVを作ったのだ。
▲美しいプロポーションが生み出す、印象的なシルエットと風格▲特長的なクーペスタイルのシルエット、後方に向かって上昇するベルトライン、独自の個性を主張する▲スリムなLEDヘッドライトが、滑らかでモダンな印象を与える
優雅な空間を演出
内装は、嫌味のないクリーンで調和のとれたセンタークラスターからコンソールまでのレイアウトがまことに理路整然とされているのが特徴だ。
特にヴェラールでも採用しているアメニティーのコントローラーのデザインは、昔ながらの操作感と最新テクノロジーの融和を感じられるもっとも分かりやすい部分である。
ドアの立て付け剛性はレンジローバーならではの設計要件で、きちっとした印象は先代よりもさらに精度を高めており、走らずとも所有する喜びをも感じさせる。
また、2リッター4気筒ターボの静粛性もとても高い。
▲センターコンソールには10インチタッチスクリーンを標準装備。タップやスワイプなどスマートフォン同様の操作性に加え、これまでにないクオリティで音楽や映像を楽しむことができる▲シンプルで優雅な線と洗練された面が、最先端の素材と調和し、魅力あふれる空間をつくり出す▲通気性に優れ、環境に配慮したシートが、快適で洗練された空間をつくり上げる
一体感のあるハンドリングを実現
真円に近いステアリングホイールは落ち着いたフィールで細かな操作でも扱いやすい。
ゆっくりと走り出すとアクセルと車速のコントロールがスムーズだ。とても扱いやすい。
発進時とスターターを補助するモーターの恩恵も大きい。
発売当初はギクシャク感があった9速ATも実にスムーズな統合制御がなされている。
特に発進時のトルク変動が大きい部分は、アシストモーターとの相乗的な効果を感じることができる。
アクセルをぐっと踏んで速度を上げながらATと出力の反応を見ると、シフト制御を細かくして滑らかに加速させるトルクの大きな大排気量車のようなフィールもいい。
▲ディーゼルエンジンではパワフルな走りが味わえる。トルクが太く、スムーズな走りが特長しかしさらに踏み込み急加速を行なうとエンジンの振動とノイズが少々耳障りになる。
通常使う回転領域であれば静粛性と反応の良さ、扱いやすさを兼ね備えた高級感ある走行へと先代よりもさらに進化している。
カーブなどの安定感はRーDYNAMICというスポーティな仕様ということもあるが、堂々としてどっしりとしたスタイルと同様にスポーツユーティリティビークルのダイレクトで安定なハンドリングを感じさせてくれる。
このハンドリングがスイスイと、街中でも動きが軽やかに導いてくれるのである。
▲カリフォルニアのローンパインからスウェーデンのアイスアカデミーまで、レンジローバー イヴォークは、どんな過酷な路面も走破できる。クリアサイトグラウンドビューや全輪駆動(AWD)など、クラス最高レベルのテクノロジーを搭載。安心してオフロードに挑むことができる(写真はレンジローバー イヴォーク ファーストエディション)▲クリアサイトグラウンドビューがあれば、オフロードや市街地での運転も安心。車両前方下部のカメラ映像を中央の大型タッチスクリーンに表示。通常はドライバーの死角となる部分を、ボンネットを「シースルー」したように映像で確認できる。クリアサイトグラウンドビューは、360度サラウンドカメラとともに、オンロード、オフロード両方で威力を発揮する(写真はレンジローバー イヴォーク ファーストエディション)ひとつの先進装置として、クリアサイトグラウンドビューはなかなか面白いと思った。
フロント左右のタイヤとタイヤの間の見えない部分、モニターを駆使してまるで透明になったように映し出される。
前方下部の視界が悪い状況でも、これがあるとしっかりと見ることができる。
タイヤの位置の把握とともに安全面でも使えそうである。
▲“R-DYNAMIC”HSE(P300MHEV)の高性能インジニウム2.0リッター4気筒221kW(300ps)ターボチャージドガソリンエンジン▲ホイールサイズは17インチから21インチまで選べる▲最大1,383リッターのラゲージスペースを確保、スペースを余すところなく、様々な用途に利用できる。シートを完全に倒せば、スーツケース数個分のスペースに最後に下記にランドローバージャパン公式チャンネルの新型イヴォークのプレゼンテーション動画を置いている。
新型イヴォークの運転性能や先進機能、デザインなどを網羅した公式動画なので詳しく知りたい方は日本語字幕を付けてぜひご覧いただきたい。
▲新生レンジローバー イヴォーク | FEATURES & BENEFITS(ランドローバージャパン公式チャンネルより) 文/松本英雄、写真/尾形和美【試乗車 諸元・スペック表】●レンジローバーイヴォーク Rダイナミック HSE 2.0L P300 4WD型式-最小回転半径5.5m駆動方式4WD全長×全幅×全高4.38m×1.91m×1.65mドア数5ホイールベース2.68mミッション9AT前トレッド/後トレッド1.63m/1.63mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m4WS-車両重量-kgシート列数2最大積載量-kg乗車定員5名車両総重量-kgミッション位置フロア最低地上高-mマニュアルモード◯標準色ナルヴィックブラック、フジ・ホワイトオプション色サントリーニ・ブラックメタリック、ユーロン・ホワイトメタリック、アイガー・グレイメタリック、インダス・シルバーメタリック、フィレンツェ・レッドメタリック、カイコウラ・ストーンメタリック、ソウルパール・シルバーメタリック、カルパチア・グレイプレミアム・メタリック、シリコン・シルバープレミアムメタリック掲載コメント-エンジン型式PT204環境対策エンジン-種類直列4気筒DOHC使用燃料ハイオク過給器ターボ燃料タンク容量67リットル可変気筒装置-燃費(10.15モード)-km/L総排気量1995cc燃費(WLTCモード)-燃費基準達成-最高出力300ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm400(40.8)/4500 型式-駆動方式4WDドア数5ミッション9ATAI-SHIFT-4WS-標準色ナルヴィックブラック、フジ・ホワイトオプション色サントリーニ・ブラックメタリック、ユーロン・ホワイトメタリック、アイガー・グレイメタリック、インダス・シルバーメタリック、フィレンツェ・レッドメタリック、カイコウラ・ストーンメタリック、ソウルパール・シルバーメタリック、カルパチア・グレイプレミアム・メタリック、シリコン・シルバープレミアムメタリックシート列数2乗車定員5名ミッション位置フロアマニュアルモード◯最小回転半径5.5m全長×全幅×全高4.38m×1.91m×1.65mホイールベース2.68m前トレッド/後トレッド1.63m/1.63m室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m車両重量-kg最大積載量-kg車両総重量-kg最低地上高-m掲載用コメント-エンジン型式PT204種類直列4気筒DOHC過給器ターボ可変気筒装置-総排気量1995cc最高出力300ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm400(40.8)/4500環境対策エンジン-使用燃料ハイオク燃料タンク容量67リットル燃費(10.15モード)-km/L燃費(WLTCモード)-km/L燃費基準達成-
ランドローバー レンジローバーイヴォーク(現行型)のカタログはこちら
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